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チチブハネゴケ Plagiochila flexuosa Mitt.

+ 基礎データ +

項目の解説.....
大分類 コケ植物
小分類 苔類
科名 ハネゴケ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 絶滅危惧種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 九州から関東地方までの暖帯から温帯にかけて点々と分布し、近畿地方では紀伊半島の南部に希産するが、京都府では2ヶ所の産地が知られているだけの希少種である。
形態 植物体は暗褐色。茎は長さ4〜7cmで、ほとんど分枝しない。葉はやや離れてつき、卵状披針形、背縁は直線状で腹縁はやや膨らむ、葉先に5〜8個の歯があり、歯は3〜6細胞の長さがある。
◎近似種との区別
キハネゴケと似ているが、キハネゴケでは葉の縁の歯は2〜5個であることによって区別することができる。
分布 九州〜本州(関東地方以西):ヒマラヤ、スリランカ。
◎府内の分布区域
日吉町足尾谷、美山町京都大学芦生演習林。
生態的特性 暖帯から温帯の湿度の高い渓谷の岩上に群生する。
生息地の現状 不明。
生存に対する脅威 不明。

文献:Inoue(1958) Inoue(1979) 児玉(1971) 
執筆者:長谷川 二郎
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