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 京都府レッドデータブック > 自然生態系 > 自然生態系の概要


 

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趣旨調査結果の概要

 趣旨

 京都府内には多様な自然生態系が存在しているが、それらは歴史的に見ても人々の生活文
化と深い関わり合いを持ちながら形成されたものが多く見られる。
 これら府内の優れた自然生態系の現状を総合的に把握することは、今後の府内の自然環境
保全を考える上で大変重要なものであると考えられた。そこで、府内で保全すべき重要な生
態系が成立している地域、希少な野生動植物の自生地などについて現状をまとめた。また、
今後の生態系保全のあり方を方向付けるため、現在の京都の自然環境を作り出してきた背景
を分析し、地域文化や人々の生活と自然との関連を明らかにする試みを行った。

		
 調査結果の概要

◎地域生態系
 自然性が特に高い植物群落や希少な群落、典型的な二次的群落など、生態学的価値、学術
的希少価値、遺伝子資源価値など、府内における保護上重要な植物群落36種について、その
特長、分布(府内での分布)、保存に対する対策をとりまとめた。
 なお、個々の植物群落だけでなく、群落の規則的な配列現象が生態学的、学術的に価値を
持つ「群落複合」についても、各群落の成立環境や群落の動態の面から相互に関連しあって
いる学術的にも重要なものについても対象としている。


◎生息・生育地
 絶滅のおそれのある野生生物の種を含み、かつ京都を代表するような特徴的な場所を取り
上げて、その場所を保全することは、今後の生物多様性の保全上からも意義が深いと考えら
れる。特に、湿地のように開発などが起きやすく、消滅のおそれのある生息・生育地を保全
することも重要である。
 以上のような観点から、現在まで未調査であった地域を中心に各種生物の生息・生育状況
を調査した結果を述べる。しかし、時間的制約もあり、府内全体として見ればごく一部の調
査に終わったため、今後も機会がある度に、継続的に府内の現状把握を行い、全体が把握で
きた時点でとりまとめを行うこととしたい。


◎人間−環境系の歴史的側面
 府内の自然生態系は、人為的な影響との関わりの中で形成されたものが多い。
 しかし、人間の自然への関わり方は、ここ30〜40年の間にもたいへん大きく変化し、それ
に伴って自然生態系も大きく変化してきている。このことは、近年野生の動植物の中に急速
に分布や個体数を減らしてきている種が増えている一つの重要な背景となっている。
 そこで、京都府レッドデータブックでは、希少な野生動植物の保全を考え、今後の自然と
の共生のあり方を考えるため、府内におけるかつての自然景観やその背後にあった人と自然
との関わりなどを現在との比較も含めながら考察し、人間−環境系の歴史的側面として6つ
のテーマについて取りまとめた。

テーマ1:京都府における最終氷期以降の植生史
テーマ2:深泥池の花粉分析試料に含まれる微粒炭に見る人と植生の関わりの歴史
テーマ3:絵図類の考察からみた江戸末期から室町後期における京都近郊の植生景観
テーマ4:明治中期における京都府南部の里山の植生景観
テーマ5:丹後半島における明治後期以降の里山景観の変化
テーマ6:写真で見る人と自然環境・地域共同体とのかかわりの変化


◎自然保護制度−府内の保全区域の概要−
 府内の優れた自然環境を保全するために指定されている主な規制地域として、京都府自然
環境保全地域、京都府歴史的自然環境保全地域、国立公園、国定公園、府立自然公園、天然
記念物、京都府指定・登録天然記念物、鳥獣保護区、国内希少野生動植物種の生息地等保護
区の各地域の制度の概要と指定状況などについて取りまとめた。(平成14年度末現在)

		


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