第4回京都府営水道ビジョン検討部会開催結果
1 日時
平成29年6月27日(火曜日)18時00分~20時05分
2 場所
京都ガーデンパレス「祇園」
3 出席者
【委員】
西垣部会長、池淵委員、伊藤委員、太田委員、小林委員、佐藤陽子委員、田中委員、田野委員、山田委員
【事務局】
環境部長、公営企業管理監、環境部理事(建設整備課長事務取扱)、府営水道事務所長、公営企画課長ほか
【受水市町】
府営水道関係市町担当部課長ほか
【傍聴者】
10名
4 開催結果の概要
下記について意見を聴取。次回検討部会で中間案をとりまとめることを確認。
(1) 取組方策の見直しについて
- 将来の水需要と府営水道の適正規模
- 水質管理の強化
- 経営改善に向けた取組
- 費用負担のあり方
- 受水市町との連携・強固な信頼関係の構築
(2) 委員意見集約について
5 主な意見
(1) 取組方策の見直しについて
将来の水需要
- 府営水が供給する水量は、各受水市町の府営水受水割合に加えて、それぞれの水需要にも影響を受けるので、その旨も追記してはどうか。
府営水道の適正規模
- 適正な施設規模については、経済性の追求ばかりではなく、記載のとおり災害時の対応も含めて、府営水道と受水市町全体で検討していくことが重要。
- 広域水運用システムの活用により災害時に確保できる給水量について、記載内容が分かりにくいため工夫を。
- 災害時の下水道との連携についても検討を始めるのが望ましい。
経営改善に向けた取組及び費用負担のあり方
- 府営水道は、今後、累積欠損金解消のためと将来に備えるための両面から内部留保資金を確保していく必要がある。資産維持費は将来に備えるためのものであり、企業努力による累積欠損金解消分とは明確に分けておくべきもの。従って、これらを検証する仕組みを持っておくことが重要。
- 府営水道料金の課題として次の3点(①累積欠損金解消、②未料金化経費の扱い、③将来への備え(資産維持費)の確保)があり、今後、料金問題を検討する際に、原価の有り様について議論が必要だと思う。
- 経営審議会では、あくまで総括原価に基づき料金算定をしており、その上で府が政策的対応を行っているということが分かるよう記載に工夫を。
受水市町との連携・強固な信頼関係の構築
- 府民意識調査結果を有効に活用できるように、属性など加味した分析をしてはどうか。
- 受水市町は、府営水道の役割を住民にPRしていると思うが、結果として現れておらず、府としても対応を検討されたい。
- 広報活動を行うに当たっては、費用対効果を考え戦略的に行うことが重要。
(2) 委員意見集約について
- 持続可能な水道事業運営を行うという観点から、府営水道と受水市町が協力体制を築きやすい料金体系(料金の統一化)を目指していくということだと思う。
- 建設負担水量の調整について、もう少し踏み込んだ委員意見を書いてはどうか。結果がどうなるかは別として、積極的に調整を行った方がよいのでは。
- 「2-5受水市町との連携・強固な信頼関係の構築」に係る部分について、主語が曖昧であるため追記を。
- 人材育成や技術継承の観点からの広域化や共同化の一つの例として、民間事業者へ業務委託する際の仕様書の相互確認等(情報共有)も有効と考える。抽象的な記載となっているため、具体例を追記してはどうか。
添付ファイル