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京都まちとみどり写真コンクール 平成16年度第20回 講評

第20回京都まちとみどり写真コンクール審査委員長代理
京都写真家協会 理事長 能勢 安治

都市緑化月間行事の一環として「京都まちとみどり写真コンクール」も回を重ねて記念すべき第20回を迎えました。「まちの水と緑」、「まちの緑と公園」、「身近な花や緑」、「緑とのふれあい」、といった色々なテーマで募集しております。今年の副題は「みちの緑」でした。

まちとみどりを巧みにとらえたたくさんの作品の応募がありました。また、今年は特別賞として「宮津市長賞」が設けられ、京都府下の広範囲な地域から過去最多のご応募をいただきました。

総評を申し上げます。

今回応募点数は406点と前回を大幅に上回る作品が集まりました。16歳から90歳と幅広い年齢層から、172名の応募があり、女性も増えて34名の応募者がございました。気軽に応募された作品も、よく計算して作画された力作も、何れもハイレベルなものが多く、選考に時間がかかりました。入選にもれた作品の中にも秀作がたくさんありましたが、18点の入賞作品を含む43点の作品を決定しました。また、組写真の作品のうちで1点は良いものや、小さくプリントしたためインパクトが少し弱いものなど、残念な作品もありました。コンクールの主旨を理解し、その上で作者の思いを表現してください。

入選作品について講評を述べたいと思います。

京都府知事賞

花が咲き乱れ、絵画や映画の一コマのようで、子供達もほのぼのとし、シャッターチャンスをいかした力作で、ほっとする傑作です。作品として秀作と評価したものです。気楽にどんどん応募していただきたい、その様な作品です。

京都市長賞

街の中の緑がライトアップされて昼の様です。街の賑わいと緑がマッチしたとても良い写真です。夜の撮影は難しいですが、うまく撮れるとファンタジックな面白い写真となります。これは特に良い作品でした。

特別賞(宮津市長賞)

大きさと年輪を感じさせる街の中の巨木、その下でたたずむ人が水辺とよくマッチし、のんびりとした感じがとても良く表現されています。

財団法人京都府公園公社理事長賞

鴨川と高野川の合流点です。正面の糺ノ森と橋がシンメトリーとなっていて、落ち着いた構図となっています。飛び石を渡る人々も生き生きとして景色と一体となり、美味しい空気を感じさせる爽やかな作品です。

財団法人京都市都市緑化協会理事長賞

梅小路公園の一角で、水遊びの子供たちと上の優しい緑との構成が良く、自然に撮れています。無駄な所も無く、素直に表現されています。

社団法人京都府造園建設業協会長賞

緑いっぱいの中、いつもの散歩コースでしょうか。テーマに相応しく、奥行きを感じさせる都市に街路樹が必要なことを再確認させる良い作品です。

京都新聞社賞

疏水の水を取り囲む緑、望遠レンズで少し左へ振った構図はすばらしく、赤い橋と舟がアクセントとなっていて素晴らしい作品です。

KBS京都賞

このような花壇は街の中でよく見かけますが、手入れが行き届いていて花屋さんの店先みたいです。人物を入れずに表現した事で花壇に視点が行き、素直に撮れている作品です。

エフエム京都賞

望遠レンズの使用でスケールのある作品になっています。構成も大胆で、のどかな春を見事に表現できています。

NHK京都放送局長賞

花を植えている所が巧みに表現できています。スナップですが良く撮られています。

富士写真フイルム株式会社賞

町角のスナップですが、良く計算されて撮られています。色合いも良くほほえましく、うまく表現できています。

富士デジタルカメラ賞

花がぼやけて遠近感がとても良く表現できている素晴らしい作品です。

優秀賞

何れの作品も素晴らしく、ハイレベルで審査委員泣かせでした。今後も緑あふれるまちを撮った素晴らしい作品が、ますます多く寄せられることを願っています。

お問い合わせ

建設交通部都市計画課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-5183

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