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更新日:2025年11月4日

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京都まちとみどり写真コンクール令和7年度第38回講評

[総評]審査委員長:白岩貞昭(京都写真家協会)

今年度もたくさんの写真展応募ありがとうございます。コメントも含めじっくりと拝見させていただきました。

作品の傾向が徐々に変わってきていると感じます。一昔前はアングルの中に人物が入って来るのを避けタイミングを見計らい景色だけを切り取る写真が多かったように思います。最近は画面の中に人物が入っていても人物を情景の一つとしてシャッターチャンスをねらい、上手く構成された作品が多いです。写真を撮るのが身近になって全体的にレベルが上がってきたように感じます!

また残念な作品もありました。とても綺麗に出来上がり目を引く作品なのに過度な加工でCGぽくなってしまい、私どもの主旨と少し違ってしまい、順位が上がらなかった作品がありました。主旨が違えば高評価なのにと残念です。その辺りを少し気にしていただき皆さん、次回もチャレンジして下さい。

京都府知事賞「稲穂を見守る仲間たち」東野正文

とてもレベルの高い作品だと思いました。撮影場所や時間を吟味し露出やシャッターチャンスも申し分ないですね。画面構成もよく、案山子の並びが絵本のように物語性もあってすばらしい作品です。

特別賞(井手町長賞)「満開の桜を愛でる」富永良明

満開の桜を画面いっぱいに見せながら柔らかい日差しの中でお弁当を食べている御夫婦。こちらまで温かい気持ちになりますね。上方の空が余白のように抜けているので少しトリミングかアングルを寄せてあげると満開感がいっそうましますね。

公益財団法人京都府公園公社理事長賞「夕日に照らされて」川口喜美惠

夕景の斜光コントラスが秋の彩りを際立せていますね。景色だけでなく子どもたちが遊んでいる様子を画面にいれることによって情景に動きが出ていて良いですね。

京都市長賞「さわやかに咲く」川口喜美惠

御池通の紫陽花はこの時期の定番のようになりましたね。大通りの脇に白紫陽花が咲き誇る対比もこの時期ならではですね。傘をさし歩く人並みや奥行きの画面構成がいいですね。

公益財団法人京都市都市緑化協会理事長賞「いつものところで」森川早苗

撮影された作者のお気に入りのスペースなのでしょうか。緑溢れるベンチでのんびりくつろぐ姿が浮かびます。

一般社団法人京都造園建設業協会会長賞「秋色に包まれて」笠井忠

精華大通りのメタセコイア並木はこの時期素晴らしいですね。オレンジ色を引き立たせる良い時間帯に撮影されています。バスの存在感も街のシンボル感を際立たせていますね。

京都府市長会会長賞「新天地にあじさい咲く」漣霧(ペンネーム)

広角を使って広がりを見せ、一面に咲く紫陽花で新天地を物語っている様子が上手く表現できています。画面を縦位置にすることで奥行きから青空まで見せられたのが奏しています。

京都府町村会長賞「紅葉の中を」白木文枝

鮮やかな紅葉がトンネルのように続いているのが画面構成で伝わってきます。会話しながら散歩されている様子、わざと人物を入れることで作品の中に引き込まれ、作者の意図が反映されていますね。

京都新聞賞「さくらの花と人・ひと・ヒト」田中良次

広角レンズでのローアングル、ダイナミックな構図で迫力があります。光の見せ方やシルエットの表現が絶妙です。行き交う人達の賑わいも上手く取り合わせていて高評価な作品に仕上がっています。

KBS京都賞「糺の森の鴨」川口重一

拝見して最初に思ったのが、糺の池に鴨が来るのですね~でした。その僅かなタイミングを逃さず絶妙な配置でのワンショット。京都のPRポスターのようですね。

エフエム京都賞「木の温もりと柔らかさを感じて」石川慎悟

この時期は温かさを肌で感じる季節ですね。背景のボケ具合や光の柔らかさが作品のタイトルに醸し出されています。

NHK京都放送局賞「桜並木でひなたぼっこ」石川慎悟

桜日和、家族での日向ぼっこ。まさにまちとみどりのお題どおりの作品です。シンメトリーな画面配分、青空と芝生の調和、無邪気なお子さんたちの姿、見ているこちらにも温かさとして伝わってきます。

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