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新春メッセージ2022

田中 希実(のぞみ)選手

陸上・中長距離(豊田自動織機TC所属)、同志社大学4年生

陸上女子1000m・1500m・3000mの日本記録保持者。東京2020大会では1500mで日本人初の8位入賞を果たす。女子中距離種目での入賞は93年ぶりの快挙。

次の大会に向け、世界に通用する走りを!

 新年おめでとうございます。昨年は多くの応援も支えに、東京2020オリンピック大会で1500m入賞を果たせたこと、本当にうれしかったです。次の世界陸上やオリンピックでは、中距離のスピードを生かし、悔しさが残る長距離でもいい成績を狙い練習を重ねます。今年卒業ですが、大学生活を送る京都は半分地元のような感覚なので、世界で活躍する姿をお見せし、京都の皆さまにずっと覚えていただけるような存在でいたいと思います。

堀越 信司(ただし)選手

陸上競技・マラソン(NTT西日本陸上競技部所属)

先天性網膜芽細胞腫により右眼は義眼、左眼の視力は約0.03。北京2008大会に5000m・1500mで出場後、実業団に所属し京田辺市で練習を重ねた。東京2020大会で銅メダルを獲得。

皆さまの応援を胸に、走り続けます!

 あけましておめでとうございます。昨年の東京2020パラリンピック出場の際は、府民の皆さまの応援に支えていただき、悲願であったメダルを獲得することができました。本当にありがとうございました。2022年も、パリ2024パラリンピック大会に向けて精一杯競技に打ち込み、明るい話題をお届けすることができるように頑張りますので、引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。

澤田 瞳子(とうこ)さん

165回(2021年)直木賞受賞小説家

京都市生まれ、同志社大学卒業。2010年『孤鷹の天』でデビュー以降、精力的に作品を発表する。作品の数々で名だたる文学賞を受賞し続け、2021年『星落ちて、なお』で直木賞を受賞。

誰もがより良く生きられる社会に

 新春を迎えるにあたり、皆さまのご健勝と益々(ますます)のご繁栄をお祈り申し上げます。去年は一昨年に続き、新型コロナ感染症に翻弄(ほんろう)された年となりました。ただその日々は、そばにいてくれる人たちのかけがえのなさ、各々(おのおの)のお仕事に邁進(まいしん)なさる方々のありがたさに気づくとともに、自分が出来(でき)ることについて考える機会ともなりました。誰もがより良く生きられる社会とは何か。その問いを常に胸に、新しい年を過ごしたく思います。

山本 茜さん

截金(きりかね)ガラス作家

京都市立芸大在学中に截金を始め、人間国宝・江里佐代子氏に師事。截金とガラスを組み合わせた独自の表現手法で、源氏物語を主題にする作品をライフワークとして創作活動を続ける。

日本文化の粋を育んできた京都は私の誇り

 子どもの頃から大好きだった源氏物語を描きたいとの思いから、京都で日本画を学ぶうち、截金という技法に出合いました。この繊細な美を受け継いできた京都で創作活動ができることは、私の誇りです。今年は、コロナ禍での自粛生活の中でじっくり温めてきた作品の構想を一つひとつ形にし、多くの皆さまに見ていただけるよう作品制作に励んでまいります。新たな年が皆さまにとって素晴らしい一年となりますようお祈りいたします。


作品名/源氏物語シリーズ第四十五帖「橋姫」

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