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特集2 夏を乗り切る暮らしの工夫


夏を健康に過ごすためには意識的に行動することが大切です。日々の衣食住を整え、工夫して暑さを乗り切りましょう!

チェックを付けて日々できているか確認しよう!

衣
機能性の高い衣類や便利グッズで体温をコントロールしましょう!

  • 涼しい服装をする
    通気性が良く、吸汗・速乾・冷感などの機能のある衣服を着る
  • 日差しを避ける
    外出時は日傘・帽子・日よけカバーなどを活用
  • 体を冷やす
    ネッククーラー・保冷剤・うちわ・扇子などを活用
  • 必要に応じてマスクを外す
    密でない屋外や、急激な体温上昇を感じたときはマスクを外す

食
汗で失われがちな水分やミネラルを補給して、免疫力をアップしましょう!

  • 定期的に水分を補給する
    1日あたり1.2リットル(コップ6杯)を目安に
  • 汗をかいたら塩分を補給する※
    ※食事や水分・塩分の摂取量はかかりつけ医の指示に従ってください。

水分量に注意!

高齢になるほど体内の水分が不足しがち暑さやのどの渇きを感じにくい

体内の水分量※

※「輸液・栄養ハンドブック」より

小児:75%
成人:60%
高齢者:50%

野菜を食べて免疫力アップ!
夏を乗り切るお手軽レシピ

なすの紫やピーマンの濃い緑、トマトやパプリカの赤など、夏野菜に多い濃い色素にはファイトケミカルと呼ばれる抗酸化力の高い栄養成分が多く含まれており、免疫力アップに役立ちます。また、野菜をとることで、暑さで失われがちな水分やミネラルの補給もできます。1日350gを目標に食事に野菜を加えて、暑さに負けない体づくりをしましょう!

京都府南丹保健所
管理栄養士
金川 由香里さん

夏野菜のラタトゥイユ


カラーピーマンやパプリカを加えると彩り豊かに

材料(2人分)
  • ピーマン:1個
  • ズッキーニ:3分の1本
  • 玉ねぎ:3分の1個
  • にんじん:3分の1本
  • トマト缶:3分の1缶
  • 油:小さじ:3分の1
  • コンソメ:3分の1個
  • 塩・こしょう:適量
作り方
  1. 野菜類は大きさをそろえて角切りにする。
  2. 厚手の鍋に油を入れ、玉ねぎ・にんじんを炒める。しんなりしたら他の野菜も一緒に炒める。
  3. トマト缶・コンソメを入れて、中火から弱火で野菜から水が出るくらいまでフタをして火にかける。
  4. 塩・こしょうで味を調整する。

サバ缶となすの簡単炒め


野菜や缶詰の種類を変えてアレンジを楽しんで

材料(2人分)
  • サバ缶(みそ煮):1缶
  • なす:小2本
  • 玉ねぎ:2分の1個
  • 油:適量
  • ねぎ(小口切り):少々
作り方
  1. なすは一口大、玉ねぎは半月切りにして、油で炒める。
  2. サバ缶をほぐして加え、味をなじませる。ねぎを散らしてできあがり。

なんたん・かんたん・やさい料理レシピ集

今回紹介したレシピのほか、旬の野菜をたっぷりとれるお手軽なレシピを多数掲載しています。

[お問い合わせ]
南丹保健所
TEL:0771-62-4751 FAX:0771-63-0609

住
室温と湿度をコントロールし、体への負担を減らしましょう!

  • 温度と湿度を測る
    温度28度以下、湿度50%から60%を目安に
  • 直射日光を遮る
    すだれやカーテンを活用
  • 室内を涼しく保つ
    エアコンや扇風機などを活用
  • 暑いときは無理をしない
    庭仕事や外出などは暑さのピークを避ける


暑いからエアコンをつけましょう

睡眠環境を快適に!

  • 就寝時もエアコンや扇風機で快適な環境を保つ
    昼間に壁や天井に蓄えられた熱が放射熱となり、室内温度が上昇
  • 通気性や吸水性の良い寝具や寝間着を使う
    就寝時にたまりがちな体の熱と汗を逃がす工夫をする

周囲の人は高齢者を気に掛けて早めの声掛けを!

熱中症に注意!

熱中症の症状と対処

熱中症の「サイン」を見掛けたらすぐ適切に対処する

軽度

サイン(症状)
  • 目まい・立ちくらみ
  • 汗が止まらない
  • 手足のしびれ
  • こむら返り
対処
  • 涼しい場所へ移動(室内の場合はエアコンなどで室温を下げる)
  • 安静
  • 冷やした水分・塩分の補給

中度

サイン(症状)
  • 頭痛
  • 集中力や判断力の低下
  • 吐き気
  • 体がだるい
対処
  • 涼しい場所へ移動
  • 安静
  • 衣服を緩め体を冷やす
  • 十分な水分・塩分の補給
  • 自分で水分を摂取できない場合は、医療機関への受診を

重度

サイン(症状)
  • けいれん
  • 意識がない
  • 呼び掛けへの返事がおかしい
  • 体が熱い
  • 普段通りに歩けない
対処

急いで救急車を呼ぶ 119

救急車を待つ間

  • 涼しい場所へ移動
  • 安静
  • 衣服を緩め体を冷やす
  • 無理に水を飲ませない

高齢者に多い熱中症

  • 熱中症で救急搬送される6割近くが65歳以上
    高齢者は暑さへの調節機能が低下しがち
  • 約4割が住居内で熱中症を発症
    家で過ごす際、エアコンの使用を控える人がいる
  • 庭やエアコンなしの室内で熱中症が多発
    高齢者は体温の上昇に気付きづらい
  • 夜間熱中症にも注意!
    就寝時にエアコンや扇風機をつける習慣がない人が多い

※令和3年総務省報道資料より

困ったら一人で悩まず相談を

危険を感じたら救急車を、不安を感じたら電話で相談を

救急車を呼ぶか迷ったら
救急安心センターきょうと
#7119

日時 24時間
休業日 年中無休

夜間など医療機関が休みのときは
小児救急電話相談
#8000

日時 19時から翌8時(土曜は15時から翌8時)
休業日 年中無休

熱中症警戒アラートに注目!(外部リンク)

熱中症警戒アラートが出たら不要不急の外出は控え、予防行動をとる

詳しくは環境省 熱中症予防情報サイトへ

[お問い合わせ]
健康対策課
TEL:075-414-5688 FAX:075-431-3970

[お問い合わせ]
脱炭素社会推進課
TEL:075-414-4708 FAX:075-414-4705

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