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人権口コミ講座 173

刑を終えて出所した人とその家族の人権

公益財団法人 世界人権問題研究センター理事長

坂元 茂樹

刑を終えて出所した人の社会復帰のために

2025年6月6日に閣議決定された「人権教育・啓発に関する基本計画(第二次)」は、個別の人権課題の一つとして、「刑を終えて出所した人及びその家族」を挙げました。その中で、「刑を終えて出所した人等が、地域社会に包摂され、安定した社会生活を営むためには、本人の強い更生意欲とともに、地域社会に立ち戻ったときに受け入れる周囲の理解と協力が必要不可欠である」と述べています。

刑を終えて出所した人が、円滑な社会復帰ができないと、犯罪や非行を繰り返す再犯者の割合が増えていきます。安全で安心できる社会を実現するためには、こうした人が再犯しないよう温かく支援する地域社会づくりが必要です。

地域住民の理解と協力による支援

「犯罪をした者等が、社会において孤立することなく、国民の理解と協力を得て再び社会を構成する一員となることを支援することにより、犯罪をした者等が円滑に社会に復帰することができるようにする」ために制定されたのが、「再犯の防止等の推進に関する法律」(2016年)です。

私たちの社会(包摂する側)が刑を終えて出所した人たち(包摂される側)の再出発を見守る社会であるためには、地域住民の理解と協力に基づく支援が必要です。

※令和8年1月発行の「人権口コミ講座27」の内容を加筆・修正し、再掲載しています。

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