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京都府は21日、脱炭素関連スタートアップ向けインキュベーション施設「ZET-BASE KYOTO」を開設した。京都銀行が向日市のJR向日町駅近くに新設する新店舗ビルの3階を借り受けた。1、2階は同行の支店が入居する。
施設面積は約400平方メートル。オフィス7室のほか、イベント兼コワーキングスペース、会議スペースを備える。施設の運営会社が事業計画の策定や研究開発、資金調達などを支援する。
府は2023年3月に向日市やJR西日本、京都銀行と連携協定を締結。JR向日町駅周辺に脱炭素関連産業が集積する地域の形成を目指している。
開所式で西脇隆俊知事は「京都銀行の金融支援と一体となって、革新的な技術に挑戦する脱炭素スタートアップへの支援を加速したい」と強調。京都フィナンシャルグループの土井伸宏社長は「金融面から新しいビジネスに取り組む人を支援し、いろいろな企業が生まれ、成長することを期待している」と述べた。(了)
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