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京都府や京都市、企業などで構成する京都府子育て環境日本一推進会議が14日、京都市内で開催された。府は子どもたちだけで運営する架空のまち「京都版ミニ・ミュンヘン」を京都市などと10月に開催することを報告した。
京都版ミニ・ミュンヘンは子どもの自主性や自立性を育むほか、企画を支援する大学生らと子どもの交流を通じて子育てのイメージを高める狙いがある。昨年は8月に福知山市、10月に八幡市で開催し、参加した大学生らの7割が子育てへのイメージが好転したという。
会議では、企業が今年度の子育て支援を報告。京都北都信用金庫は育休からの復帰や男性職員の育休取得への支援を、明治安田京都支社は府との協定に基づく婚活イベントの開催などを、それぞれ説明した。
西脇隆俊知事は「子どもの声が明るく響きわたる社会は、すべての世代が住みやすい社会だ」と強調。松井孝治市長は「京都で子育てする値打ちを高める施策に取り組みたい」と述べた。(了)
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