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京都府は29日、食品メーカーの明治(東京)と包括連携協定を締結した。協定に基づき、同社が30日に新発売する商品の売り上げの一部を府に寄付し、茶業振興に充てる。同社が都道府県との包括連携協定を締結するのは初めて。
新発売する商品は「きのこの山宇治抹茶ギフト」(税込み1728円)。宇治抹茶を使用しており、土産物として空港や駅で販売する。府は3月に茶業振興計画を策定しており、計画で示した施策に同社からの寄付を用いる。
協定には連携事項として▽観光振興と京都ブランドの強化▽健康増進によるウェルビーイングの実現―など6項目を盛り込んだ。
府庁で行われた協定締結式で、西脇隆俊知事は「世界に誇る宇治茶ブランドを継承する取り組みに後押しをいただけてありがたい」と強調。同社の黒田充関西支社長は「外国人観光客は抹茶が好きなので、宇治抹茶のPRにつながる」と述べた。(了)
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