ここから本文です。
京都府は15日、中小企業の事業継続や事業承継などを支援するため、京都フィナンシャルグループ(FG)、東京海上日動火災保険と連携協定を締結した。今後、3者の担当者が定期的に会合を開き、情報交換するほか、個別企業の支援策を検討する。
支援対象は、主に京都FGが「地域みらい共創事業」で支援している中小企業300社。協定には事業継続や事業承継のほか、GX・DX経営といった企業の成長発展への支援も盛り込んだ。
京都府庁で行われた協定締結式で、西脇隆俊知事は「中小企業は後継者不足など課題が山積しており、3者の知見やネットワークを活用して地域社会の発展につなげたい」と抱負を述べた。
京都FGの土井伸宏社長は「3者が融合した支援体制を構築し、京都の産業発展に貢献したい」と強調。東京海上日動火災保険の武内健執行役員は「損害保険を通じて中小企業に安心・安全を提供したい」と話した。(了)
お問い合わせ