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京都府は5日、全国でクマによる人身被害が多発していることを受け、関係部署で構成する「京都府ツキノワグマ対策連絡会議」を開催した。府の各出先機関が市町村や警察、猟友会と会議を開き、緊急銃猟を含む体制の整備を進めることなどを確認した。
府内では10月と11月に生息域のある北部で人身被害が発生。生息域のない南部でも目撃情報が相次いでいる。
この日の会合では、出先機関ごとに緊急銃猟に伴う狩猟者の確保を進めることも確認。市町村には、やぶの仮払いや放任果樹の伐採など出没抑制対策に加え、出没時のパトロールや避難の呼び掛け、緊急銃猟の体制整備を求めた。
鈴木一弥副知事は「市町村の実情に寄り添った対策を講じたい。府民の安心安全が確保できるよう、一丸となって対策を進める」と述べた。(了)
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