ここから本文です。
京都府の西脇隆俊知事は8日の記者会見で、府立植物園(京都市)所蔵の古文書「本草綱目」が民放番組で鑑定額1億円と評価されたことを受け、「学術書としての価値もあるが、府民が植物園に興味を持つきっかけとしての機能を期待したい」と述べた。
府によると、同書籍は中国・明代の学者、李時珍が「本草」(薬になる動植物や鉱物)についてまとめた百科事典。日本には江戸時代初期に伝わり、国内の本草学研究に多大な影響を与えた。同植物園が所蔵していたのは、世界に15セットしか存在が確認されていない「金陵本」と呼ばれる初版本。全52巻中の6巻分が欠落しているが、鑑定では「ほぼ完本に近い」として高い評価を受けた。
同植物園では8日から17日まで、特別展示会を開催する。府立京都学・歴彩館(同市)でも6月13日から7月5日まで、「植物園のお宝展」と題した展示会を開く。(了)
お問い合わせ