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台風第14号は、九州地方において特別警報が発令され、引き続き強い勢力を維持しております。
今後、京都府でも暴風域に入ってくることが予想されますので、府民の皆様におかれましては、気象庁の情報や京都府のホームページ等をご確認いただいて、ご自身を守る行動を是非ともお願いいたします。
こちら(資料2頁)は気象庁が本日午前9時に発表した台風の進路予想です。これによりますと、台風第14号は、現在、山口県付近にあり、北北東の方向へ時速約15キロメートルで進んでおります。
中心気圧は975ヘクトパスカル、(中心付近の)最大風速は毎秒30メートル、最大瞬間風速は45メートルということです。
予報円の中心を通った場合には、京都府においても非常に高い確率で暴風域に入ることが予想されますので、引き続き、警戒をよろしくお願いいたします。
続いて(資料3頁)、気象庁が発表した今後の気象予測です。京都府でも、本日の夕方から明日の朝にかけて、大雨と暴風に注意することが必要です。
特に、沿岸部では、5~7メートルの波浪が起きると想定されていますので、近隣にお住まいの方には十分にご注意いただきたいと思います。
また、台風第14号は影響範囲が非常に広いので、府南部にお住まいの方につきましても、本日の夕方から明日の朝にかけて大雨と暴風にご注意をお願いします。
次に(資料4頁)、台風の接近に伴う府民の皆様へのお願いです。
まず、基本的なお願いについてですが、
続いて(資料5頁)、防災情報に関するお願いです。
京都府、気象庁のホームページにそれぞれ防災情報を掲載しております。また市町村や気象庁から発出されます避難情報の確認をお願いいたします。資料には防災情報として3つ掲載しておりますが、「きょうと危機管理WEB」では、避難所開設情報や気象情報を確認できます。それから、「マルチハザード情報提供システム」では、お住まいの地域の土砂災害の危険度を確認することができます。それから気象庁の「キキクル」では、河川ごとに危険度分布を出しておりますので、そちらもご活用いただきたいと思います。
それから(資料6頁)、観光や帰省などで京都府に滞在されている方々へのお願いです。
現在、例えばJRでは計画運休が発表されておりますので、公共交通機関をご利用の方は最新の運行情報に注意していただきたいと思います。
また、外国籍の方は、NHKが発信しております情報を参考にしていただきたいと思います。
最後に、台風第14号は強い勢力を維持しております。油断することなく、命を守るための行動を取ってください。また、ご近所どうしで声をかけ合うなど、皆さん助け合って命を守る行動を取っていただくようにお願いいたします。
私からは以上です。
府民にどういった点を最も注意してもらいたいと考えているのか。
予想よりは若干北に進路をとっているとか、中心気圧も975ヘクトパスカルと当初よりは落ちていますが、かなり強い勢力を維持したまま京都府に最接近する可能性がありますし、予報円の中心を通った場合は暴風域に入ります。既に暴風警報が午前10時11分に発令されています。
まずは、不要不急の外出を控えていただくということと、お住まいのところの危険度をハザードマップできちんと確認していただいた上で、避難する必要があると判断された場合には、(台風の最接近が)夜から未明にかけてということですので、なるべく明るいうちに避難していただきたいです。特に、高齢者等をはじめとする要援護者の方につきましては、その点について是非ともご配慮をよろしくお願いします。
また、北の方を通る場合、高潮が沿岸部で5~7メートルと予想されていますので、海沿い(にお住まい)の方は沿岸に近づかないよう注意してください。
いずれにしても、気象庁、京都府、お住まいの市町村から情報が出ておりますので、よく確認した上で慎重な行動をよろしくお願いします。
現在(11時00分)の台風への備えに係る京都府の庁内的な体制はどうか。
年間を通じて24時間の災害非常態勢をとっています。大雨警報のような警報発令時は普通1号配備ということで、本庁と振興局に「災害警戒本部」を設置して警戒に当たっていますが、今回は特に台風接近時ということで、既に暴風警報も出ておりますので、(1号配備より上の)2号配備と呼んでおりますが、増員体制を確保しており、本庁で32人、振興局で236人、合計で268名の増員を行い、災害に備えて警戒本部を設置して対応しております。
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