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本日の発表項目は京都市との「サマーコンテンツシリーズ」の共同プロモーションについてです。
なお、本件は昨年度の府市トップミーティングにおける合意に基づいた事業でございますので、本日は松井京都市長に御同席いただいております。
京都は、映画・ゲーム・アニメ・マンガといった日本を代表するコンテンツの発信地であり、京都府・京都市はそれぞれのコンテンツ分野の振興に取り組んでいます。
このたび、京都のコンテンツ産業をさらに盛り上げ、分野を超えた交流を促進してビジネス展開の強化を図るため、日本最大級のインディーゲームの祭典「Bit Summit」と、西日本最大規模のマンガ・アニメの総合見本市「京まふ」、コンテンツ関係のピッチコンテスト「太秦NINJA PITCH」の3つのイベントを「サマーコンテンツシリーズ」と銘打ちまして、一体的に連携して開催いたしますととともに、共同プロモーションを行うことといたしました。
共同プロモーションのキックオフとして、7月11日に高台寺前・ねねの道、15日にはJR大阪駅にて、コスプレイヤーのみなさんにサマーコンテンツシリーズの魅力をPRしていただきます。
なお、府市トップミーティングでは、12月を「京都映画月間」と位置付け、映画関連の事業の一体的な開催についても合意しておりますが、こちらについては後日改めて発表させていただきたいと考えています。
映画も含めてですけれども、こうした取組を通じて、京都のコンテンツ産業をさらに盛り上げていきたいと考えていますので、周知と当日の取材について皆様の御協力をよろしくお願いいたします。
知事からも、府市トップミーティングで合意した案件なので市長も来たらどうかとお誘いをいただきましたので、参りました。
やはりこういうメディアアート系のイベントを府市で一緒にやる、特にメディアミックスと言われてる中で、マンガ・アニメ・ゲーム・映画、ここはまさにコンテンツという言葉で統合される訳ですが、できるだけミックスしていくということです。
去年も、アートについてACK(Art Collaboration Kyoto)と、art KYOTOを同じ時期に開催し、非常に多くのアート関係者が京都に来られました。
今年のことはこれからですが、非常に盛り上がったということもあって、やはり府と市がそれぞれ連携するような活動をすれば、関係者も盛り上がりますし、そして京都市は「京まふ」を主催させていただいていますが、これからは「太秦NINJA PITCH」にもしっかり積極的に参画します。あるいは、今知事が仰ったように相互連携をすることによって相互に相乗効果を上げられると思いますので、こういう形で、「サマーコンテンツシリーズ」ということで、この夏、府市共同の企画が盛り上がるというのは、とてもいいことだと思い、私も同席させていただくことにしました。どうぞよろしくお願いします。
それから、また後日ですが、「京都映画月間」も盛り上げていきたいと考えていますので、こちらも含めて、アートの夏・秋をよろしくお願いします。
「サマーコンテンツ2025」について、3つのイベントが連携して開催されるということだが、来場者の客層なども異なると思われるが具体的にどういった相乗効果を見込んでいるか。
最初に事業を始めたときは、趣旨や対象が異なるため、それぞれで実施しました。ただよく見ると、最近のコンテンツ関係は相互の連携が非常に多く、共通点も多いのではないかという指摘もありましたので、そういうことであれば、相乗効果を求めるためには連携を深めた方がよいのではないかということで、府市トップミーティングで合意したということです。
具体的に言うと、例えば、「Bit Summit」と「京まふ」では、相互の会場にそれぞれのブースを設けます。もともとクリエーター同士の繋がりもあるかもしれませんが、ゲームとマンガとで分野は異なっていますし、そのブースを設けることによって、クリエーター同士の交流が促進されるということが期待されます。
「太秦NINJA PITCH」で言えば、「京まふ」の開催日に合わせて予選会を行いますので、マンガやアニメ分野でスタートアップに参入していただくことを期待しています。元々、マンガやアニメ分野も(「太秦NINJA PITCH」の)スタートアップの対象ではあるのですが、参入が若干少ないので、(相互連携することで)「太秦NINJA PITCH」のところにも促進されるような相乗効果をねらっています。
また、こうして共同でプロモーションすることによって、最大公約数として、興味を持ってもらえる範囲が広がるので、「そういうイベントもやっていたのか」ということで、認知度のアップにも繋がるのではないかと考えています。
まずは試みということでやっていきますし、その検証も行うことによって、より効果的な相乗効果もこれから工夫できるのではないかと考えています。まずは連携して、PRを兼ねてやってみるということです。
やはり、京都はコンパクトシティーが良いところです。例えば、「太秦NINJA PITCH」の、予選会は(岡崎の)国立近代美術館を使わせていただきますが、そういう意味では国と府と市が連携して予選会が行われます。また、太秦というひとつの聖地もあるけれど、岡崎というアートの中心地もあります。音楽で言うと、いつも北山の府立植物園の近くを市で使わせていただいているということもあります。やはり京都で府市が連携することによって、アートも含めいろんな分野で相乗効果があると考えています。
本日が最終日となるが、IVSが開かれている。特に今年は京都エリアを作ったり、知事自身も色々なところで講演などをされているが、今回手ごたえを感じた部分が具体的にあれば教えてもらいたい。
我々は実行委員会の一部であり、主催者の一員ですが、3年連続で京都で開催していていただいているということで、(京都での開催が)定着しつつある感を持っています。
というのは、私もIVSに参加されている色々な方と懇談していますが、京都で行うことに対する評価というのが非常に高まっていると思いますし、その証左として、サイドイベントは去年350だったのが、今回は500を超えそうです。本体のイベントに登録していない方が主催されているような、この数にカウントされないイベントもあります。サイドイベントがそれだけ増えたということは、それだけIVS本体に、人やスタートアップ、ベンチャーキャピタルなど、色々なスタートアップ関連の方が、この時に京都に集結しているということを表している証左だと思います。中身は色々あると思いますが、そういうサイドイベントがあるということは、京都でこの時期にスタートアップのカンファレンスが開催されているということが定着してきたということであり、私としては非常にありがたいことです。
それから京都エリアの話を少し言いますと、もともと京都企業に対するスタートアップ支援というのはやってきましたが、その中で、私自身も限界を感じていたのは、スタートアップの仲間がいないことや、ベンチャーキャピタルのような資金供給する主体が不足していること、技術のシーズはあるけれども経営につなげるようなノウハウがないことなど、色々なことが言われていて、実は、京都にあるスタートアップだけに注目して支援していてもなかなか駄目だということでした。それであればということで、IVSをやってみてよく分かったのは、やはり多くの方が集まってきて、そこでオープンイノベーションが生まれるのだということです。
ただ一方では、京都関係者の方も当然参加されているので、それであれば、今回、京都エリアというのを設けて、京都関連の企業や資金供給をする金融機関も集まる機会を設ければ、より京都のためにもなるのではないかと考えました。
ただ、あくまでIVS全体を京都のためにやっているわけではなく、全体のIVSの中で、京都に着目したような取組をしようということであり、今回が初めてのことなので、これも成果を見ていかないといけません。
手応えという意味では、私も色々な人と懇談しましたが、やはり京都でやれば、たくさんの方が来られて、特に海外の方には資産家も多いのですが、京都が舞台ということに非常に意味があるということを仰っている方が非常に多かったです。私も、やはりスタートアップというのは、これからの京都経済や日本経済を引っ張っていくひとつの要素だと思いますので、そうした評価になるくらいの広がりが出てきたということが一番の手応えと考えています。
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