更新日:2026年1月14日

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令和8年1月14日定例知事記者会見

「第44回京都府文化賞」の受賞者の決定について

今年最初の会見となります。本年もよろしくお願いいたします。

1点目は、「第44回京都府文化賞」の受賞者の決定についてです。

この賞は、文化芸術分野で顕著な業績をおさめられ、京都の文化の向上に寄与された、京都府にゆかりのある方を顕彰するもので、昭和57年度に創設いたしました。

今年度は、特別功労賞を5名、功労賞を9名、奨励賞を5名、計19名の方々への授賞を決定しました。順に御紹介させていただきます。

まず、特別功労賞です。

この賞は、文化芸術活動において顕著な業績をあげられ、文化の高揚に多大の功労があった方を顕彰するものです。

1人目は、日本古代史研究家の朧谷壽様です。

平安時代の邸宅や生活文化、政治など、多角的に歴史を紐解きながら、京都の景観論、町家のあり方などの探究を通じて数多くの著書や論文を発表され、全国での講演活動にも精力的に取り組まれるなど、平安文化の歴史研究に御尽力いただきました。

2人目は、版画家・彫刻家の木村光佑様です。

「対象を、一つのまとまりではなくディテールの寄せ集めとして捉え、その向こう側にも目を向ける」日本画の精神を取り入れた版画表現を生み出され、版画と同様の視点から彫刻も手掛けられるなど、国内外で高く評価されておられます。

3人目は、能楽師の金剛永謹様です。

金剛流二十六世宗家として、「舞金剛」と呼ばれる伝統の舞を継承されるとともに、金剛能楽堂の移転という大事業を成し遂げられました。また、人間国宝として、後進の育成にも力を注がれ、能文化を未来へつないでおられます。

4人目は、陶芸家の寺池静人様です。

浮き彫りにした草花の造形と釉滴彩という独自の技法により、花びらや葉のみずみずしい輝きを表現した作品は、自然のさりげない美を、柔らかな生命感とともに器に宿したものとして、高く評価されています。

5人目は、食品科学者の伏木亨様です。

おいしさの解明を通じて、和食を学問領域に高められるとともに、「日本料理アカデミー」の設立や、和食のユネスコ無形文化遺産登録に御尽力いただきました。また、おいしさと健康を両立させる食の未来を目指す食育の活動も続けていらっしゃいます。

以上5名の方を、特別功労賞として表彰させていただきます。

次に、功労賞でございます。

この賞は、長年の文化芸術活動を通じ、文化の向上に功労があった方を表彰するものです。

美術家の金氏徹平様、日本画家の川嶋渉様、能楽師大鼓方の河村大様、陶芸家の重松あゆみ様、邦楽家の新内志賀様、染色家・美術家の福本繁樹様、声楽家の松下悦子様、小説家の森見登美彦様、截金ガラス作家の山本茜様。

以上9名の方を、功労賞として表彰させていただきます。

最後に、奨励賞でございます。

この賞は、新進の芸術家等で、文化芸術活動における業績が特に顕著である方を表彰するものです。

落語家の桂二葉様、殺陣師の清家一斗様、小説家の武田綾乃様、料理人の田村圭吾様、画家の唐仁原希様。

以上5名の方を、奨励賞として表彰させていただきます。

京都では千年を超える長い時をかけて、常に新しい技術や多様な文化を取り入れながら、伝統を継承しつつ、新たな価値を創造するという精神を大切にしてまいりました。

大きな変革期にある今だからこそ、そうした精神を脈々と受け継ぎながら、京都の魅力の磨き上げに御尽力・御貢献いただいている様々な分野の皆様に受賞いただくことにいたしました。

授賞式は1月29日(木曜日)11時から、京都ブライトンホテルで執り行いますので、当日の取材についてよろしくお願いします。

「ZET-summit2026」の開催について

2点目は「ZET-summit2026」の開催についてです。

京都府では、脱炭素テクノロジーに関する産業創造リーディングゾーン「ZET-valley」の形成に向けた取組の一環として、世界の脱炭素テクノロジー関係者が一堂に集う国際カンファレンス「ZET-summit」を、2月2日(月曜日)と3日(火曜日)に向日市の永守重信市民会館と、昨年JR向日町駅前に開設した「ZET-BASE KYOTO」の2会場で開催いたします。

2日には、昨年ノーベル化学賞を受賞された京都大学理事・副学長、高等研究院特別教授の 北川進様に基調講演をいただき、私とも対談していただきます。また、両日ともに北川様が開発された多孔性金属錯体(MOF)の社会実装に向けて事業を行う企業11社によります特別企画展示も予定しています。

ZET-BASE KYOTOの会場では、一般の方が脱炭素のトレンドを学べる「ZET-college」を開催します。

永守重信市民会館で行う、講演、対談及び展示などは申込み制で、参加者は2月1日(日曜日)まで募集いたします。

本カンファレンスを通じまして、脱炭素テクノロジー関係者のビジネスマッチングによるコミュニティ形成の促進や、マッチングから生まれた共創プロジェクトの実装化支援に取り組んでいきたいと考えていますので、事前の周知と当日の取材についてご協力をよろしくお願いします。

万博のアンドロイドのお披露目と記念シンポジウムの開催について

3点目は、「万博のアンドロイドのお披露目と記念シンポジウムの開催」についてです。

京都府では、大阪・関西万博の「いのちの未来パビリオン」で展示されたアンドロイド7体の無償譲渡を受け、けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)において、公開に向けた準備を進めてきたところです。

この度、初めてとなる展示を2月21日(土曜日)と22日(日曜日)に行いますとともに、21日には、お披露目を記念したシンポジウムを開催することとなりましたのでお知らせします。

初展示は、アンドロイドの一部の展示のほか、「いのちの未来パビリオン」を追体験できるアーカイブ映像の上映などを行います。

記念シンポジウムでは、パビリオンのプロデューサーを務められました、ATRいのちの未来研究所所長の石黒浩様をはじめ、総合地球環境学研究所所長の山極壽一様、関西文化学術研究都市推進機構理事長の堀場厚様と私の4人で「大阪・関西万博のレガシー継承」をテーマにお話させていただきます。

いずれも申込み制で、1月19日(月曜日)の正午から参加者を募集します。

万博のレガシー継承を図りながら、より多くの方に、けいはんな学研都市における研究について知っていただくとともに、最先端技術によって実現される未来を発信していくための第一歩となりますよう、事前の周知と当日の取材についてご協力をよろしくお願いいたします。

私からは以上です。

質疑応答(抜粋)

記者

無償譲渡を受けたアンドロイドの利活用方法について、今回お披露目で2月21日と22日に展示するということだが、その後については、例えば常設で展示するようなことも考えているのか。

知事

追々発表していくことになると思いますが、まずは京都府内の他地域での巡回展示があります。もう一つは、アンドロイドは無償で譲渡を受けていますが、京都だけで活用するということではなく、万博のレガシーなので、東京をはじめとして、より多くの方に知っていただくように巡回的な展示もします。場合によってはけいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)の中でも複数回やっていくということになるかと考えています。とりあえずは、今回のお披露目の後は、例えば東京や京都府内の他の地域で巡回することを考えています。

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