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京都府では、「語学指導等を行う外国青年招致事業(JETプログラム)」による国際交流員を配置し、京都府行政の国際化推進や、各市町村やNPO等が実施する国際交流事業の立案等の御相談に応じております。

国際課配属
英国
お茶を飲むこと、旅行、読書、猫と遊ぶこと
私は英国の首都ロンドンで生まれました。ロンドンはその歴史、芸術、英国王室との関係で有名ですが、多文化主義でも有名です。ロンドンでは、300以上の言語が話されていると言われています。そのため、異文化に触れる機会も多く、何より様々な国の料理を食べることができます。
さらに、日本と同様、英国全土でお茶を飲む文化的習慣があります。日本では、「茶道」と呼ばれますが、英国では「アフタヌーンティー」と呼ばれ、和菓子と日本茶の代わりに、スコーンなどの小さなお菓子やサンドイッチと紅茶を楽しみます。
英国と日本は確かに離れていますが、両国は島国なので歴史や文化には多くの共通点があると思います。私はエディンバラ大学で日本学を専攻し、その共通点を探求することに非常に魅力を感じました。それから、京都の歴史や宗教に深い関心を持つようになり、京都御苑のすぐ隣にある同志社大学への留学を決めたのですが、残念ながらコロナによりすべての活動がオンライン化されました。
現在、京都御苑のすぐ近くにある京都府庁で、国際交流員として国際課で働く機会をいただいて、京都での生活を体験できることは感慨深いです。国際交流員に選ばれたことを光栄に思っており、これからは京都と外国の文化の架け橋としてお役に立てるよう、国際交流活動に尽力してまいります。これからどうぞよろしくお願いいたします。

国際課配属(公益財団法人京都府国際センター駐在)
フランス
旅行、ドラマ鑑賞、音楽を聴くこと、新しい文化に触れること
私は、フランスの北西部にあるブルターニュ州レンヌという街で生まれました。ブルターニュ州の人々は自分の州にとても誇りを持っています。なぜならブルターニュ州にはたくさんの魅力があるからです。
例えば、ガレットやクレープをはじめとする美味しい食べ物が多いです。特に、そば粉やバターが入っている名物料理が有名です。また、彼らは食事をしながら踊って歌うことが大好きで、地元では有名な「フェスノーズ」というケルト音楽に合わせて朝まで踊るイベントもあります。
元々、ブルターニュ州の人々はブルトン語という言語で話していましたが、現在はあまり使われておらず、フランス語が主流です。しかし、ブルトン語を用いる文化は今もまだ根付いており、「フェスノーズ」でもブルトン語の歌や踊りが演奏されています。
私の叔父が日本人女性と結婚したことをきっかけに、私は日本に興味を持ちました。私が6歳の時に家族旅行で日本を訪れた際、目にしたすべての光景がまるで夢のように輝いて見え、いつかまた日本に戻ってきたいとその時強く思いました。
フランスに帰国後、高校から日本語の勉強を本格的に始め、コリブリという交換留学プログラムで東京の高校に3週間通いました。また、大学時代は日本語の勉強を続けながら、「文化施設や国際交流などの文化イベントの運営・管理」についての研究を行い、4年生の時には、京都にあるヴィラ九条山で6か月間のインターンシップを行いました。
そしてこの度、国際交流員として再び京都に戻ってこられたことを大変嬉しく思います。この仕事を通じて日本とフランス、そして世界中の人々がより相互理解を深めていけるようお手伝いしていきたいと考えております。また、多文化共生の重要性をより多くの人々に伝え、地域の国際化に貢献したいです。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
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