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「しかる」とは、してはいけないことを子どもに教えることです。そのためには、「いけない」というメッセージがしっかりと伝わるようにしなければなりません。
まず、しかる内容を統一すること。同じことをしても、しかったりしからなかったりでは、それがいけないことなのかどうか子どもは判断に迷ってしまいます。できれば、家族間でも統一しておいたほうがいいでしょう。
次に、具体的にしかること。「だめ」だけでなく、「何がだめなのか」を伝えます。「○○ちゃんはだめな子だ」といういい方はよくありません。また兄弟と比較してしかるのもやめましょう。
それから、しかるときは、その場で簡潔に。くどくど言われると何をしかられているのかわからなくなるだけです。しかった後はさっと気分転換するようにします。
大声で怒鳴ったり、たたいたりしても、メッセージは伝わりません。同じことを兄弟や友達にするようになってしまいます。「体に教える」という人がいますが、たたかれると、「たたかれた」という記憶が残るだけで、なぜたたかれたのか、何が悪いのかということは伝わりません。いつもたたかれている子は、「たたかれないとできない子」になってしまいます。
最後に、しかられることをする子どもの「わけ」を考えるようにしましょう。もしかしたら、大人の注意をひきたくて、いけないことをわざとしているのかもしれません。
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