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水の用途には、生活用水のほか、製造業等産業活動に供給される工業用水、食糧の生産に大きな役割を果たす農業用水などがあります。
特に私たちの生活に関係の深い生活用水を見ますと、飲料水をはじめとして調理、洗濯、風呂、トイレ等の家庭用水として、また、飲食店などの営業用水や噴水などの公共用水など都市活動用水として利用されています。
人が生存するために最低必要な水の量は、1日約2~3リットルといわれていますが、1日の生活の中で使う水の量は、現在ではその100倍以上の約300リットルとなっており、水が暮らしを豊かにするために非常に多くの部分で使用されていることがうかがえます。また、下水道の普及等による生活様式の変化に伴い、水の利用用途も変化してきています。
このように生活や社会が変化している現代の社会生活において水の利用が制限されることになれば、私たちは、生活、産業の両面で大きな影響を直接受けることになります。
また、トイレの水洗や洗車、清掃、散水など、飲み水と同じ水質が必要でない雑用水については、雨水や下水処理水等を使用していくことが水資源の有効利用の観点や水についての関心を深めるためにも必要であり、京都府の施設においても、府庁西別館や府立高等学校における雨水・再生水利用など、水の有効利用に取り組んでいます。
一方、府内では、雨水・再生水を利用する市町村の施設も増えています。
京都府庁西別館の雨水利用施設
地下の雨水濾過機
屋上に設置されている中水用水槽(地下の雨水槽から濾過機を経た水)
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