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木製治山ダム

木製治山ダムの特徴

  1. 間伐材でダムを作ることによって間伐が推進され、山が健全になります。10立方メートルの材の使用は、1ヘクタールの面積の間伐の実施に相当します。
  2. 材料となる間伐材は、全て京都府内のものです。
  3. コンクリートでダムを作る場合と比べると、建設の過程で排出される二酸化炭素の量は2分の1以下です。
    また、木と石と通しボルトだけで作られているため、環境にも非常に優しい構造物と言えます。
  4. 木製治山ダムは、構造が簡易であり、コンクリートダムに比べ一定の養生期間等が不要なことから工期の短縮が図れます。

京都林務事務所管内の木製治山ダム

平成24年3月現在

箇所名

基数

木材使用量

施工年度

台形型

ラムダ型

右京区京北小塩町

4基

2基

212.9立方メートル

平成11,12,22年度

右京区京北下弓削町

 

1基

53.7立方メートル

平成12年度

北区雲ヶ畑

6基

 

155.1立方メートル

平成13~16年度

左京区花脊

1基

 

27.0立方メートル

平成16年度

右京区京北芹生町

2基

 

47.7立方メートル

平成20,21年度

右京区京北下宇津町

2基

 

42.8立方メートル

平成21年度

合計
15基
3基
539.2立方メートル
 

木製治山ダム施工マップ

京都市内木製治山ダムマップ

木製治山ダムの施工事例

京都市右京区京北小塩町

平成11年度完成(台形型)

13年経過

京都市京北下弓削町

平成12年度完成(ラムダ型)

12年経過

京都市北区雲ヶ畑

平成14年度完成(台形型)

10年経過
(調査試験のため部材を一部交換しています)

京都市右京区京北芹生町

平成19年度完成(ラムダ型)

5年経過

施工中の様子

木製治山ダム(台形型)

部材の組み立て

詰め石の投入

木製治山ダム(ラムダ型)

部材の組み立て

詰め石の投入

部材の強度試験

京都府森林技術センターでは、木製治山ダム部材の残存強度や強度の経年変化を把握するために試験研究が行われています。

試験研究は、木製治山ダムの維持管理に生かされています。

木製治山ダムの部材を取り外して
強度試験を行っています。

曲げ強度試験を行っています。

お問い合わせ

農林水産部京都林務事務所

京都市上京区中立売通小川東入三丁町449

ファックス:075-451-5745

kyotorinmu@pref.kyoto.lg.jp