一覧へ戻る | 次の資料へ |
阿波名所図会 上 | 探古堂墨海(たんこどうぼっかい)撰・画 河内屋太助 弘化3(1846)年 |
|
墨海が四国行脚(あんぎゃ)をした時に風景を写し、のちに簡単な説明を付したものです。もとは私家版で『四国名所図会 阿波之部』または『四国名勝図会 阿波之部』として刊行されました。 | ||
祖谷(いや)の蔓橋(かずらはし)は、徳島県祖谷地方の渓谷にかかる蔓で作ったつり橋です。本文には、「この橋五尺ばかりに切りたる樫(かたぎ)を二つにわりて横とし藤蔓を経(たて)とし、布織るごとくして織目の広程(ひろさ)五六寸四方あり。これは風吹きぬきて橋左右へふらざるためなり」 とあります。 |