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五百羅漢寺さざゐどう
葛飾北斎作
葛飾北斎(宝暦10(1760)年〜嘉永2(1849)年)は、60歳を越えてから、絵師として円熟期を迎えますが、『富嶽三十六景』はその時期に残した作品で、北斎版画の代表作となっています。これは、その中の一図で、江戸の五百羅漢寺さざいどうから眺めた富士が描かれ、構図には西洋画風な遠近法がとり入れられています。