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水産の先輩職員

経歴の所属名は、発令当時のものです。(組織改正により、現在の所属名と異なる場合もあります。)

山本 圭吾(平成20年度採用)

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 経歴

平成20年4月 農林水産技術センター海洋センター海洋生物部増殖担当
平成22年5月 水産事務所海のにぎわい課企画推進担当
平成25年4月 農林水産部水産課漁政企画担当 

 

 

 現在、担当している業務について教えてください。

 水産行政の中で、栽培漁業(小さな魚や貝を放流して大きくしてから漁獲する漁業)、養殖業などの「つくり育てる漁業」や、資源管理に関する業務、「丹後とり貝」や「丹後ぐじ」などのブランド水産物の生産体制強化に関わる仕事に携わっています。また、10年に一度の漁業権の一斉切り替えを受けて、川や池などの淡水域(内水面)における漁業権の担当も受け持っています。仕事の多くは事務的な内容ですが、京都府の漁業生産の重要な部分に関わる大変やりがいのある仕事です。

 京都府職員を志望した動機・きっかけについて教えてください。

 私の出身は京丹波町(旧丹波町)で海とはあまり関わりのない地域で育ちましたが、小さなころから生き物が好きだったこともあり、父親によく釣りに連れて行ってもらいました。生き物好きが高じ、大学も生物系の学科に進学して海藻類の研究に没頭していましたが、研究の一環でたまたま京都府海洋センターを訪れることがあり、そのときに京都府の研究を目にしたことがきっかけで、京都府で水産の研究に携わって働きたいと思うようになりました。  

 やりがいや喜びを感じるのはどんなところですか。

 京都府に入庁してからすぐに感じたことは、新人にも責任ある仕事を与えられることです。私の場合は、1年目に配属になった海洋センターでアワビの担当者として研究を任されました。アワビについては全く専門外だったこともあり、大変苦労したことを覚えています。プレッシャーを感じたこともありますが、研究報告にまとめられる成果がでたときは大変喜びを感じました。 

 仕事をする上で心がけていることはどんなことですか。

 海洋センターでは研究を進めることのみに集中していましたが、3年目に水産事務所に配属になり、研究成果を漁業関係者に普及する仕事に携わったことで、それまで、何のために研究をしていたか、十分考えていなかったことを痛感しました。この時期を境に、京都府の公務員として、誰のために、何のために、どういう理由で行動しているか常に考えるようになったと思います。また、分野横断的に業務をこなすため、常にアンテナを張って、たくさんのことに関心を持つようにしています。

 受験される皆さんへのメッセージ

 当然、試験に合格するためには受験勉強も大切ですが、これまでの私の経験では、参考書の上で学んだことよりも、様々な体験から得た経験の方が、受験において大変役立ったことが多いです。上級試験を受験される方の多くは大学生だと思いますが、時間を有効に使い、アルバイトや部活、趣味など様々な経験をたくさん積んでおくことをおすすめします。京都府に入庁してからも、きっとその経験が役に立つはずです。 

 

(平成25年5月取材)

 

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