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在宅においてリハビリテーションの指示が可能なかかりつけ医等を養成する「実践セミナー」を開催します。ぜひご参加ください。
今年度につきましても、オンライン(Web)で研修を実施します。
当センターは、日々の診療で障害をもつ方や高齢者に接する機会の多い医師、その他の医療・介護従事者に対するリハビリテーション医学・医療の啓発を行っています。
また、京都府立医科大学、京都大学、医療関係団体、京都府・市の行政などが一体となって、研修の機会を提供しています。
京都府立医科大学内
(京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465番地)
リハビリテーション医学・医療に興味のある医師などを対象に開催し、サポート医を養成する。年2クール開催。
在宅においてリハビリテーションの指示が可能なかかりつけ医であり、
実践セミナーの基礎4課目、応用2課目以上を終了し、認定を受けた医師とする。
医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等を対象にリハビリテーション医療の知識を提供する。年1回秋に開催。
研修会のチラシ・申込書(PDF:1,034KB)(PDF:1,034KB)
サポート医向けにリハビリテーションに関する研修等を中心に情報提供を行っています。
以下にバックナンバーのPDFを掲載しています。
メルマガ1号(PDF:242KB)
メルマガ2号(PDF:507KB)
メルマガ3号(PDF:602KB)
メルマガ3号追加号(PDF:481KB)
メルマガ4号(PDF:504KB)
メルマガ4号追加号(PDF:503KB)
メルマガ5号(PDF:536KB)
メルマガ6号(PDF:391KB)
メルマガ6号追加号(PDF:576KB)

日本では急速な高齢化に伴い、リハビリテーション医学・医療が対象とする疾患や障害は、脳卒中、外傷性脳損傷、運動器の疾患・外傷、脊髄損傷、神経筋疾患、切断、小児疾患、関節リウマチ、循環器疾患、呼吸器疾患、摂食嚥下障害、がん、糖尿病、フレイル、サルコペニアなど幅広い領域に広がり、疾患や障害も複合的になっています。医学・医療の中で、今最も注目される領域といえます。リハビリテーション医療ではリハビリテーション医学という学問的な裏付けのもと、内容のある診療を行っていくことができます。
リハビリテーション医学・医療は3つのkey wordsで説明できます。すなわち、日本リハビリテーション医学会が提唱している「障害を克服する」「機能を回復する」「活動を育む」の3つです。また、リハビリテーション医学・医療は、患者さんに対する診療の流れから大きく3つのフェーズに分けられます。疾病発症直後や周術期に対処する急性期のリハビリテーション医学・医療、主疾患の治療が進み生活再建を目指す回復期のリハビリテーション医学・医療、機能・能力を維持しながら充実した社会参加を支援する生活期のリハビリテーション医学・医療です。それぞれのフェーズにおいてリハビリテーション科医が専門性を発揮することで、リハビリテーション医療は安全で質の高いものになります。
リハビリテーション診療は、リハビリテーション診断、リハビリテーション治療という2つの柱から構成されます。リハビリテーション診断では、身体診察、生化学的検査、画像検査に加え、患者さんの機能や能力を評価することが大きなウェートを占めます。リハビリテーション治療では、中心となる運動療法に加え、物理療法、薬物療法、義肢や装具の処方などがあります。ロボット工学の応用も進んでいます。患者さんの社会的課題への対応も必要です。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士などの専門職とのチームワークも大切です。
高齢化で急速にリハビリテーション医療のニーズが高まっている現在、リハビリテーション科の専門医でない医師がリハビリテーション医療に関係する場面が増えています。内容が担保されたリハビリテーション診療が行われるためには、何らかの専門的なサポートが必要です。質の高いリハビリテーション医療が広がれば、それぞれの地域が豊かになる一助となり、Inclusive Society(寛容社会)の実現などにもつながります。
京都府リハビリテーション教育センターは、平成25年に「京都式地域包括ケア」の推進事業の一つとしてスタートしました。医師の教育(再教育を含む)を通して、京都における質が担保されたリハビリテーション診療の普及を目指したものです。リハビリテーション診療について学びたい医師すべてを対象とした全国に先駆けた新しい取り組みです。京都府、京都市、京都府立医科大学、京都大学、京都医師会などオール京都で体制を組み、京都府立医科大学リハビリテーション医学教室と連携しながら、日本リハビリテーション医学会の指導医クラスを中心に専門医がリハビリテーション医学・医療の幅広い教育活動を行っております。
私は2016年から2022年まで日本リハビリテーション医学会理事長を拝命していました。また、2018年からは日本リハビリテーション医学教育推進機構の理事長も務め、日本のリハビリテーション医学・医療の発展に貢献してまいりました。
そのエッセンスを京都府リハビリテーション教育センターでの教育活動に活かしながら、京都のリハビリテーション医学・医療のレベルアップに尽力しております。
今後も関係者の皆様のご協力とご支援をお願い申し上げます。
市立福知山市民病院(外部リンク)
医療法人社団行陵会 京都大原記念病院(外部リンク)
医療法人社団恵心会 京都武田病院(外部リンク)
一般財団法人京都地域医療学際研究所がくさい病院(外部リンク)
医療法人財団医道会 十条武田リハビリテーション病院(外部リンク)
医療法人社団石鎚会 京都田辺記念病院(外部リンク)
久保俊一(京都府立医科大学特任教授・名誉教授)
京都府立医科大学(外部リンク)
京都府立医科大学 整形外科学教室(外部リンク)
京都府立医科大学 リハビリテーション医学教室(外部リンク)
京都リハビリテーション医学研究会(外部リンク)
京都大学(外部リンク)
京都府医師会(外部リンク)
京都私立病院協会(外部リンク)
京都府病院協会(外部リンク)
回復期リハビリテーション病棟協会(外部リンク)
京都地域包括ケア推進機構(外部リンク)
京都市(外部リンク)
お問い合わせ
京都府リハビリテーション教育センター