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第1回 行政運営の基本理念・原則となる条例検討委員会の概要

開催日時

平成20年8月6日(水曜) 午後2時30分から午後4時30分

場所

京都府公館 第5会議室

出席者

検討委員

高木光委員(座長)、上村多恵子委員、太田貴美委員、丘眞奈美委員、 佐藤満委員、土山希美枝委員、中山泰委員、廣瀬明彦委員、吉田秀子委員

京都府

 山田知事、高嶋政策企画部長、井上企画監、山田政策企画部副部長ほか

知事あいさつ

  • 京都府の運営において、何が一番必要で、どういう方向で行くのかということを、マニフェストや総合計画でなく条例の形で、知事だけの思いだけでやるのではなく、広く意見を得て検討していだたきたい。
  • 総合計画や条例に基づき、個々の課題に対する施策はやっているが、その基本となるものを一つの条例に表現したらどうなるのか。あるとすればどんな形になるのかを検討してほしい。
  • 地方公共団体について、憲法には地方自治の本旨としか規定しておらず、住民自治や団体自治も、憲法にも地方自治法にも規定されていない。これを埋めるものが必要

主な議論テーマ及び発言要旨

(議論テーマ)

  • 期待される府の役割・機能、府の行政運営・自治のあるべき姿とは
  • 基本条例をつくる目的と意義(必要性)とは

(委員発言要旨)

(高木座長)

  • 知事が替わっても、行政の基本は変わるものでなく、そうした一貫した理念や原則を示す存在としての「条例」というものがイメージとして考えられるのではないか。

(上村委員)

  • 現行の地方自治法が大きな枠を示していて、各自治体がその実態に合わせて運用してきている中で、それを再編集しながら、京都府としてどの程度の自由度があるか考慮した上で、京都府の独自性を考えていかなければならない。神奈川県と北海道では大きな根本の考え方に差異があり、京都府としてどういうスタンスでいくかが大切という印象

(太田委員)

  • 小さな町の方が住民の意識は高い。率直にみて府民としての意識は薄いように感じる。しかし、町民が直接府政に参画する機会は少ないが、和ぃ和ぃミーティングなど、機会があれば大変盛り上がるのも事実
  • 町も府も目指す方向は同じと思うが、現場の目線で、府が何をすべきか、目指すべき方向をどう示すかということではないか。

(丘委員)

  • この条例により、府民にどのような効果や影響が出てくるのかを明確にしていく必要がある。
  • 時代の変化が速い中で、時代の変化に対応した内容にする必要がある。また、特別な関係にある京都市の存在をどう扱うかも重要

(佐藤委員)

  • なぜ条例をつくるのかが府民の方にもわかるものでなければならない。住民サービスを直接行う基礎自治体である市町村で作ることは現実性が高いが、中間自治体である府県レベルでは具体的にどうしていくのかが課題。そういった点では策定のプロセスが非常に重要である。
  • 様々な参画、コラボレーションのルールを示すことになるが、今後の課題として基礎的自治体がある中で、府は何をするのか、すべきなのか、その切り分けを明確化することが必要

(土山委員)

  • 自治は、自治体だけが担うわけではなく、自治という領域と自治体の領域とは必ずしもきれいに重なるものではないので、自治体の立場、姿勢、運営方法、役割などを規定する条例なら制定できるのではないか。
  • 条例は議決を得たものであることが大きな意味。例えば、個別条例での不利益を、この条例によって(裁判などで)回復することも理論上は想定される。
  • 地方公共団体から地方自治体、さらには地方政府という言葉が使われるまで地域重視の流れがある中、普遍的な理念を今の施策とどのくらいまでつなげ、具体化していくのかが大切

(中山委員)

  • 府は南北に長く、府としての一体性が醸成しにくいのは事実。そういった場合には府民の立場に戻って府民の判断が府政に反映していくようなルールが必要。府が府民に近づいて、府民にプレーヤーとして加わってもらい、運営の一角を担うことが望ましい。
  • 地方と住民、地方と地方、地方と国などの関係の中で地方の自主性が求められる。住民にも国民、府民、市町村民、さらには地球人といった多様性がある中でのルールづくりだと思う。
  • 府政運営の基本ルールを府民と共有していくために基本条例が必要

(廣瀬委員)

  • 福祉の現場でも、国、府県、市町村の関係で、特に国のブレた方針の中で混乱が起きる事例が多い。そのような場合に自治体、京都府がどう行動すべきなのか、そういった基本があるべきだと感じる。

(吉田委員)

  • 府はいろいろな施策を個別の条例などに則ってやってきているが、まだ、住民の活動と一体にはなりきれていない。
  • 府はどうあってほしいかという府民の思いを大切にしないといけない。府と市町村がうまく連携して住民のために行政をやってほしい。今のままでは遠い存在だ。
  • 協働すべきところはいっしょにやっていかないと未来は描けない。確かに市民はまだまだ成熟し切れていないところはあるが、住民の活動の底上げの支援や情報提供などは府の役割として重要

(山田知事発言要旨)

  • 教育や治安をはじめ、府が直接やっている事業は多いのに住民に見えない。「中間団体幻想」の中で、府の姿が見えないのが問題であり、府を姿の見える存在にしたい。
  • こうだったらよいといった、府に対する期待感を抽出してほしい。テクニカルなものでなく、直接府民に語りかけることができるものを規範として作り上げてほしい。

第1回 資料1(PDF:181KB)
第1回 資料2(PDF:101KB)
第1回 資料3(PDF:61KB)
第1回 資料4(PDF:196KB)
第1回 資料5(PDF:227KB)
第1回 資料6(PDF:713KB)
第1回 資料7(PDF:48KB)
第1回 参考1(PDF:414KB)
第1回 参考2(PDF:793KB)
第1回 参考3(PDF:216KB)
第1回 参考4(PDF:124KB)

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