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公共事業での府内産材の使用事例

京都府の公共事業でこのように府内産木材を利用しています!

・木材は

1.断熱性が高く、調湿作用があり、人に心地良い感覚を与えるなど『人にやさしい』

2.化石燃料とは違い再生産(植林)が可能で、二酸化炭素を貯蔵(炭素固定)し、加工時のエネルギーが少ないなど『環境にやさしい』素材です。

・地元の府内産木材を府内で使用することは、

1.木材輸送距離が短くなり、輸送時の二酸化炭素排出量を削減するとともに、

2.府内の森林整備が促進され、災害防止や水源かん養など森林の公益的な機能が高まることから、

『府内で育てた木を、府内で使う。木にも、人にも、地球も、それが一番いい』と言えます。

 京都府では、公共施設や土木工事などで積極的に府内木材を利用するように努めています。

 府内産木材の色々な利用状況について紹介しますので御覧ください。 

・公共施設での利用事例

府立丹後海と星の見える丘公園セミナーハウス

 

 セミナーハウスは、自然や地球環境との共生をコンセプトに、平成18年8月開園した「府立丹後海と星の見える丘公園」の拠点施設です。
 建築に使用した木材の半分以上は、公園敷地内から伐採されたヒノキ材を使用し、研修室・食堂の机や椅子にも府内産木材を利用しています。

府立淇陽学校 

 寮舎内は、木材をふんだんに使用しています。
 木が醸し出す「安らぎ」と「ゆとり」ある寮舎となっています。

府立植物園

 植物園内の洋風庭園東側に府内産木材を利用したトイレを建設しました。
 植物園の緑の空間にフィットし、来園者からも好評です。

 府営住宅


 府営住宅の整備にあたり、集会所建設や住戸の内部整備等に府内産木材を活用しています。
 写真は府営住宅百合が丘団地集会所です。

 府庁府民総合案内・相談センター

 「府庁1号館の府民総合案内・相談センター」に府内産木材で作製したカウンター、机、書棚等を設置しています。
 来庁者が木製品に囲まれ、くつろいでいただける空間となっていますので、問合わせや相談に来られた方々から好評をいただいています。

車止め・溝蓋


 府立北桑田高等学校と協働し、府内産ヒノキ材(間伐材)で作製した車止めと溝蓋を設置するなど府庁内の整備にも木材を利用しています。

 室名札

 府庁内の1号館から3号館の約200課に府内産ヒノキ材(端材)で作製した室名札を設置しています。 
 こういった所にも、積極的に府内産木材を利用しています。

 木製遊具

 公園内の遊具にも府内産木材を利用しています。
 木材は、温もりがあり、子供たちに人気の遊具となっています。

 案内板

府内産木材で造られた見た目にも柔らかな案内板です。
防腐加工をしていますので、長持ちします。

・公共事業での利用事例

木製ボードウォーク

 木材をふんだんに使用して、川沿いの散策道を設置した事例です。
 周辺の自然環境や景観とマッチしており、地域の方々の憩いの場として利用されています。

 遊歩道

 遊歩道の転落防止や歩行者の手摺りとして施工した事例です。
 威圧感がなく、木独特の温もりがあり、周辺の自然環境とマッチしています。
 遊歩道は、木片チップを混入した舗装を行っています。

 木製ガードレール

 鉄筋コンクリート支柱と丸太を組み合わせた木製ガードレールです。 
 丸太の美観を生かしたガードレールで、周囲の景観にマッチしています。

丸太安全防護柵


 転落防止などを目的とした防護柵で、ガードレールほどの衝撃に対する強度を必要としない箇所で施工しています。
 横木の替わりに、ロープを使用した防護柵の施工事例もあります。

 丸太型枠


 コンクリートダムの型枠に丸太を使用した事例です。
 木の持つ温かみが周囲の緑の風景に溶け込み、森林公園内など景観に配慮すべき箇所で施工しています。

木製治山ダム

 
 渓流に堆積した土砂を固定し、災害を未然に防止します。
 丸太を井桁状に組み、その内部に石を充填した構造となっています。
 平成11年度から着手しており、府内各地で70基を超える設置となっています。

 木製流路工


 渓流の流れを固定し、乱流による渓岸の浸食を防止します。
 丸太を組合わせた簡易な構造で、現地条件に順応しやすく、側面からの浸透水も同時に排水することができます。

 落石防止柵工


 落石時の衝撃を弱めるため、丸太を使用した事例です。
 以前は古タイヤを使用していましたが、現在は木材を使用しています。

 魚礁


 魚礁としての効果を早期に発現するために、府内産間伐材を枝葉付きのままで鋼製の魚礁に取り付けて海に設置しています。
 間伐材を付けることにより、プランクトン等魚の餌料が増加し、設置直後からマアジ、ヒラマサ、ヒラメ、スズキ等大小様々な魚が多数確認されています。

丸太防風柵工


 海岸部の強風や飛砂から、植栽した苗木の生育を守るため、丸太を三角構造に組んだ防風柵を設置しています。
 風害を防ぐことにより、植栽木の初期成育を促進し、防風林として早期に機能を発揮させるための工法です。

 丸太伏工


 道路の切土法面の下部を丸太で覆い、表土を固定することにより、道路法面の浸食防止を図っています。
 草木の繁茂防止効果もあり、草刈り等の維持管理費の軽減やタバコのポイ捨てによる山火事防止にも役立っています。

 仮設防護柵


 道路工事の防護柵の壁材として、丸太を使用した事例です。
 交通の安全確保のためにも、府内産木材が活用されています。

 木製バリケード


 工事現場でよく見かけるのは鉄製ですが、府内産木材で造られたバリケードを設置しました。
 嵐山公園では、仮設の工事用バリケードとして利用しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ

農林水産部林業振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-5010

ringyoshinko@pref.kyoto.lg.jp