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京都府と府内市町村の木・花・鳥

京都府の木・花・鳥

  • 木:北山杉
  • 花:しだれ桜
  • 鳥:オオミズナギドリ
  • 草花:なでしこ・嵯峨ぎく

府内の市町村がどんな木や花を市町村の木や花などとして選定しているのか、また、そこにどんな想いを込めているのか、調べてみました。

京都府内の市町村の木・花・鳥一覧表

  鳥等
京都市 シダレヤナギ、タカオカエデ、カツラ サトザクラ、ツツジ、ツバキ -
福知山市 ケヤキ、カシ キキョウ、サツキ ウグイス
舞鶴市 ケヤキ ツツジ -
綾部市 イカル
宇治市 イロハモミジ ヤマブキ カワセミ(宝木 ちゃの木)
宮津市 くろまつ みつばつつじ -
亀岡市 つつじ -
城陽市 花しょうぶ しらさぎ
向日市 モウソウチク、サクラ ヒマワリ、ツツジ -
長岡京市 もみじ 霧島つつじ メジロ
八幡市 くすのき さつき シジュウカラ
京田辺市 南京はぜ ひらどつつじ -
京丹後市 ブナ トウテイラン -
南丹市 ぶな さくら オオルリ
木津川市 コスモス -
大山崎町 赤松 さくら うぐいす
久御山町 サザンカ サツキ -
井手町 ひのき やまぶき -
宇治田原町 茶の木 さざんか メジロ
笠置町 ミヤマツツジ ソメイヨシノ ウグイス
和束町 お茶の花 きじ
精華町 かし ばら -
南山城村 山桜 さつき -
京丹波町 イチョウ つつじ うぐいす
伊根町 クロマツ キク -
与謝野町 椿 ひまわり  -

京都府内の市町村の木・花・鳥制定に関わるエピソード等

京都市

木:シダレヤナギ、タカオカエデ、カツラ(昭和47年)
花:サトザクラ、ツツジ、ツバキ(昭和47年)
みどりを守り育てる運動を、より広く市民とともに進めていくために、市民投票により「京の木と花」として3種ずつ選ばれました。

福知山市

木:ケヤキ(平成3年)
市内全域で見受けられ、樹形がよく大きく枝を張った姿は、雄大で力強さを感じさせ、伸びゆく福知山のイメージにふさわしい木です。また、若葉・青葉・紅葉が美しく、市街路のケヤキ並木は、四季折々にまちに潤いを与え、市民に親しまれています。

木:カシ(平成3年)
福知山の山野に数多く自生し、人家の庭木や街路樹としても植えられ、市民に親しまれています。また、木材としても広く用いられ、たくましく生命力にあふれる材質は、ケヤキとともに交流舞台“福・知・山”の“山”の豊かな自然を象徴する木です。

花:キキョウ(平成3年)
キキョウの花は、福知山と関わりのあった戦国武将明智光秀の紋所で、福知山音頭にも 今が桔梗の花盛り と唄われてるように、まちの歴史・文化と深く関わっており、城とともに福知山を象徴しています。

花:サツキ(平成3年)
古くから庭園の植え込みなどに広く栽培され、その気品ある優雅な美しさは、市民に大変親しまれており、自然とのふれあいを基調とする福知山のふるさと創生の取組を象徴しています。

鳥:ウグイス(平成3年)
子どもから大人まで誰にでも親しまれ、その人の心を和ます美しい鳴き声は、「ふるさと創生計画」における人と自然の調和、四季との語らいをめざす福知山にとって、ふさわしい鳥です。

舞鶴市

木:ケヤキ(昭和58年)
市内各所に成育し、雄壮、強健で大地にしっかりと根を張り、力強く空に向かって成長していく様は、伸びゆく舞鶴の姿にふさわしい木です。
市には多くのケヤキがありますが、市が作成している「ケヤキ」番付表は、以下のとおりです。

横綱 白杉神社【白杉】 5.23メートル(幹の周囲長)
大関 水間公民館前【水間】 5.17メートル
関脇 麻良多神社【丸太】 4.83メートル
小結 大川神社【大川】 4.65メートル
前頭 鹿原神社【鹿原】 4.39メートル
前頭 日尾神社【与保呂】 4.14メートル

花:ツツジ(昭和58年)
植え込みや盆栽などで広く親しまれており、春には山や街並みを美しく彩り、市民に潤いをもたらせてくれます。東舞鶴公園には、ツツジが約2万5千本植栽されており、ツツジの咲き乱れる5月には多彩な催しが行われます。

綾部市

木:松(昭和49年)
古くから日本を代表する木として日本画や歌の題材に多く使われ、めでたい木とされています。
一年中いきいきとしたマツに綾部の発展を祈る意味が込められています。

花:梅(昭和49年)
厳冬に耐え、春一番に清楚で気品のある花を咲かせ、綾部市民の象徴としてふさわしい花です。

鳥:イカル(昭和49年)
イカルは、キョッキョッと地啼きしたり、澄んだ声でキイーコーキーと啼きます。豆をくちばしに挟んでクルクル回す習性を持つことからマメマワシとも言われます。綾部市の前身「何鹿郡(いかるがぐん」の地名にゆかりがあり、市民にとって親しみ深い鳥です。

宇治市

木:イロハモミジ(昭和56年)
毎秋華麗に紅葉しながら、年々成長し、数百年の樹齢を保つイロハモミジは活力ある宇治市の将来を象徴するにふさわしい木です。市内には、興聖寺の琴坂、朝日山、もみじ谷、三室戸の紅楓など名所が多くあります。

花:ヤマブキ(昭和56年)
昔から山吹色の小判と言われたように、ヤマブキは黄金色の花を咲かせ、宇治市の福々しい繁栄を象徴するにふさわしい花です。市内には、山吹橋、興聖寺の琴坂、春の宇治川畔などの名所があります。

鳥:カワセミ(平成2年)
清流宇治川のシンボルにふさわしく、宇治の美しい自然環境がいつまでも親しまれ、守っていこうという願いが込められて制定されました。

市の宝木:ちゃの木(昭和56年)
宇治茶は、鎌倉時代に明恵上人によって宇治の地に伝えられて以来、茶作りに恵まれた気候風土と人々のたゆまない努力によって、今日お茶といえば宇治といわれるまでになっています。今後も茶の木が市民に守り育てられ、お茶産業が宇治市の産業としてさらに発展することを願って、「ちゃの木」が市の宝木とされました。

宮津市

木:くろまつ(昭和49年)
市制20周年を記念し、特別名勝「天橋立」の松並木など古来から人々に親しまれてきた木を定めたものです。選定にあたっては市民から公募し、入選した中学1年生の女の子が当時の前尾衆議院議長、矢野市長とともに記念植樹を行いました。

花:みつばつつじ(昭和59年)
市制30周年を記念し、滝上山や獅子崎に群生し、春には紫色の可憐な花が目を楽しませる「こばのみつばつつじ」が公募で選考されました。

亀岡市

木:桜(昭和55年)
自然を愛し、将来に向かって豊かな住み良い都市づくりを念願し、緑と自然を保持した環境のもと市民生活をさらに豊かな楽しいものとするために市を象徴するにふさわしい木として「桜」が選定されました。市内では七谷川や平和公園及び南郷公園が桜の名所です。

花:つつじ(昭和40年)
平和を愛し、美しいまちづくりをすることを念願し、市を象徴するにふさわしい花として「つつじ」が制定されました。市内に多く自生し、特に保津峡には「岩つつじ」が咲き乱れ、保津川下りの観光客の目を楽しませてくれます。

城陽市

木:梅(昭和47年)
市制施行を記念し制定。南部丘陵地に広がる青谷の梅林では、春になると一面に漂うかぐわしい香りが心をなごませてくれます。

花:花しょうぶ(昭和57年)
市制施行10周年を記念し制定されたもので、豊かな地下水に恵まれ、古くから栽培されている「花しょうぶ」は京阪神随一の生産高を誇り、多くの人に親しまれています。

鳥:しらさぎ(平成19年)

『しらさぎ』は、城陽市全域で見ることができ、本市の歴史や文化に非常に関わりの深い鳥です。また、『しらさぎ』の存在は、環境保全や自然と人との共生を実現するシンボルとなり、その白く優雅に舞う姿は、活き生き(いきいき)と未来に羽ばたいていく城陽市をイメージさせます。

向日市

木:モウソウチク(孟宗竹)(昭和52年)
モウソウチクは、四季を通じて西ノ丘丘陵を緑で包みこみ、やすらぎと活力を与えてくれます。また、筍の生産地としても長く保全が望まれています。

木:サクラ(桜)(昭和52年)
陽春をもたらし、広く愛され親しまれており、向日神社参道や西向日街路などに見られます。

花:ヒマワリ(向日葵)(昭和52年)
ふりそそぐ夏の太陽の光の下で、生命力が豊かで健康的な大輪の花を咲かせる市のシンボル的な花です。

花:ツツジ(躑躅)(昭和52年)
常緑で栽培も容易なことから、街路・公園や庭の花としてひろめたい花として選ばれました。

長岡京市

木:もみじ(昭和47年)
花:霧島つつじ(昭和47年)
昭和47年10月1日市制施行を記念して、市内の観光名所である長岡天満宮の「霧島つつじ」、光明寺の「もみじ」にちなんで、制定されました。

鳥:メジロ(平成4年)
平成4年10月1日市制施行20周年を記念して公募し、「メジロ」が市の鳥と制定されました。

八幡市

市の木・花は、町村合併13周年を記念し、花に満ち緑にあふれる健康なまちづくりへの願いをこめて、ひろく市民から公募の上、制定されました。

木:くすのき(昭和42年)
その姿からたくましい力を象徴する八幡市にゆかりの深い木です。男山には、樹齢600年~700年といわれるクスノキ大木が数本あり、うち2本は昭和61年に京都府の天然記念物に指定されています。石清水八幡宮本殿にあるクスノキは、楠木正成公によって植えられたものといわれています。

花:さつき(昭和42年)
愛すべき美しさの象徴であり八幡市にゆかりの深い花です。

鳥:シジュウカラ(昭和4年)
市制施行15周年を記念して、広く市民から公募の上、制定したものです。シジュウカラは市内で一年中見られ、特に男山、美濃山地域に多く、平地から山地、市街地の林に生息し、木の実、小昆虫を主食としています。

京田辺市

木:南京はぜ(昭和42年)
京都の南部に位置する市に、ふさわしい木として、紅葉の美しい「南京はぜ」が選ばれました。木の強さはのびゆく市のイメージにふさわしいものです。

花:ひらどつつじ(昭和44年)
気候風土に適し、木が強く花弁も大きく美しいところから、のびゆく京田辺市のイメージにふさわしい花です。

京丹後市

木:ブナ(平成21年)
ブナは、温帯林を代表する落葉広葉樹であり、雪にもめげず、春には他の落葉樹に先がけて芽吹きを始めます。
京丹後市には、山から里、そして海が1つの市の中で連続しているという特徴があり、森で育まれた栄養分が川から水田へ流れておいしいお米を育て、最後には海へ流れて、貝や魚等の生き物を育んでいます。
温暖化や森林破壊、人口爆発等、地球規模での課題に直面している今、気候を安定させ、多様な生きものを育み、「緑のダム」として水や食料を私達に与えてくれるブナ林は、まさに京丹後市の自然豊かな環境のシンボルと言えます。

花:トウテイラン(平成21年)
トウテイランは、8月から9月にかけて多数の青紫色の花を開く多年草であり、山陰海岸の砂丘に見られ、箱石砂丘の群落は「京都の自然200選」にも選定されています。 
盛夏から秋にかけ、中国の洞庭湖(どうていこ)の湖水のように美しく神秘的な色の花を咲かせるトウテイランは、日本固有種で外国には自生しておらず、また、日本国内でも数か所にしか自生していない非常に貴重な花です。

南丹市

木:ぶな(平成20年)
新緑の頃にはその若葉や木漏れ日が美しい「ぶな」は、落ち葉で森に栄養を与え、根は水源をかん養するなど、その営みの中でこの豊かな自然を守っています。
また、比較的冷涼な山間部に多く、地球温暖化の影響を受ける樹木であるともいわれています。
南丹市の恵まれた自然環境を守り育て、次代に引き継いでいくための環境バロメーターとして「ぶな」を市の木として制定されました。

花:さくら(平成20年)

心に春を呼び、人を幸せな気持ちにさせる「さくら」は、日本を代表する花として広く愛され、人生の節目の中で、その思い出とともに心に刻み込まれる花です。
また、市内には桜の名所も多く、そこには人が集い、まぶしい笑顔に囲まれます。
ふるさと南丹市の歩み行く明るい未来を象徴し、豊かな文化が花開くまちづくりにふさわしい「さくら」を市の花として制定されました。

鳥:オオルリ(平成20年)
春とともに里山に訪れる「オオルリ」は、幸せの青い鳥を思い出させるような青く小さな小鳥であり、ウグイス、コマドリと並んで日本三鳴鳥のひとつとなっています。
また、そのさえずりは姿と同様に美しく、市内の里山周辺でよく聞くことが出来ます。
この美しいふるさと南丹市に住む市民の幸せの象徴として「オオルリ」を市の鳥として制定されました。

木津川市

 木:桜(平成19年)

市内の各所でその美しい姿を見ることができる「桜」は、初春に誕生しました木津川市にとって、その時を待ちわびたように咲き誇る姿が、まさに木津川市の誕生を祝福すると共に、木津川市の華やかな未来を象徴するにふさわしい木です。

花:コスモス(平成19年)
市内の各所で色様々に咲く「コスモス」は、それぞれに特色・魅力のある3町がひとつになり誕生した木津川市にとって、様々な色のコスモスが寄り添い、ひとつの壮大な景観を造る姿が、木津川市の多様性と調和に満ちた発展を象徴するにふさわしい花です。

大山崎町

木:赤松(昭和51年)
天下分け目の戦いで有名な天王山にある太閤秀吉の旗立て松として知られている赤松の木にちなんで制定されました。

花:さくら(昭和51年)
古くから桜の木が多く、町を象徴するのにふさわしい花です。

鳥:うぐいす(昭和51年)
野鳥の天国天王山一帯で爽やかな声で鳴く鳥です。

久御山町

木:サザンカ(昭和47年)
花:サツキ(昭和47年)
国道整備により緑豊かな田園風景が失われつつあったときに、全町あげて緑と花を保全し、緑化に対する関心を高めるため住民投票で選ばれました。

井手町

木:ひのき(昭和52年)
材質が緻密で耐久性にすぐれ、幹が空に向かって直立する姿は、そのまま発展する町を象徴しています。

花:やまぶき(昭和52年)
玉川とともに古くから数々の詩歌にうたわれ、天平以来の町の歴史の中で住民の心の支えとなり、町にゆかりの深い花です。奈良時代の文人で政治家でもあった橘諸兄(たちばなのもろえ)が玉川堤に植えたといわれ、井手の里をヤマブキの名所にしました。また、井手町には小野小町の墓といわれる小町塚がありますが、小町もこのヤマブキを「色も香も なつかしきかな蛙(かわず)鳴く 井手のわたりの 山吹の花」と詠んでいます。

宇治田原町

木:茶の木(昭和46年)
町制施行15周年を記念し、ひろく住民から公募の上、緑にあふれる健康なまちづくりの願いをこめて、町にゆかりの深い「茶の木」が選ばれました。

花:さざんか(昭和56年)
町制25周年を記念し、ひろく住民から公募の上、常に緑を保ち風雪にも耐え、しかも華麗なる花を咲かすことから「さざんか」を町の花として選ばれました。

鳥:メジロ(昭和61年)
町制30周年を記念し、ひろく住民から公募し、人々に親しまれてきたかわいい鳥で、羽毛は緑色をしており、「お茶の町」にふさわしいことから「メジロ」が選ばれました。

笠置町

木:ミヤマツツジ(昭和49年)
一般公募の後、選定審査により決定されました。選定理由は、笠置町には近隣に見られないミヤマツツジの自生地があるからといわれています。

花:ソメイヨシノ(平成6年)
町制60周年記念事業として『町の花と鳥』を制定することになり、一般公募により応募のあった候補の中から『町内でよく見かけるなじみのある花や鳥』を基準に選定審査を行い、町のシンボルとして決定しました。

鳥:ウグイス(平成6年)

和束町

木:杉(平成3年)
まっすぐに生き生きと伸びた杉木立とその独特の美しさは、和束町が未来に伸びゆく姿を象徴しています。

木:お茶の花(平成3年)
お茶は、町の基幹産業であり、白くふっくらとした花の形は、可憐で見る人の心にやすらぎを与え、まさに和束茶の産地にふさわしい花です。

鳥:きじ(平成3年)
きじは人々に親しまれ、美麗、勇猛なその姿は、山紫水明の里にふさわしい鳥です。

精華町

木:かし(昭和46年)
花:ばら(昭和46年)
町村合併20周年を記念し、美しいまち、豊かで明るい健康的なまちづくりの願いを込めて、広く住民から公募のうえ制定されました。バラはこぼれるような情熱とかしの木の強さが21世紀を目指したまちづくりを見守ってくれるだろうという想いが込められてます。

南山城村

木:山桜(昭和47年)
花:さつき(昭和47年)

京丹波町

木:イチョウ(平成23年)

町内に名所が存在する「イチョウ」は、四季を通じて姿を変える美しさの中に、やさしさと力強さを感じます。
京丹波町がまっすぐに長く栄える姿の象徴として「イチョウ」を町の木に制定されました。

花:つつじ(平成23年)

町内の野山をはじめ庭や道路沿いなどに多くの種類が彩る「つつじ」は、一輪ずつ咲く花ではなく、小さい花がまとまって咲く花です。
京丹波町が助け合い美しい町へ発展する象徴として「つつじ」を町の花に制定されました。

鳥:うぐいす(平成23年)

町内に多く生息し、春を告げる鳥として「ホーホケキョ」のさえずりは、多くの人々に親しまれています。
京丹波町がいつまでも自然豊かな町であることの象徴として「うぐいす」を町の鳥に制定されました。

伊根町

木:クロマツ
花:キク

与謝野町

木:椿(平成18年)

花:ひまわり(平成18年)
「水・緑・空 笑顔かがやく ふれあいのまち」のイメージにふさわしく、「与謝野町のシンボルとしてふさわしい」「地域に愛されるもの」「栽培しやすく鑑賞にも適している」などの点から応募により決定されしました。 
 

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