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木材利用の推進を図るためには、木材を暮らしの中で活かし利用していく「木の文化」の継承と、木材の新たな利活用方法を開拓し、建築や家具の設計製作に携わる建築士等の木材への関心を高めることが必要です。
京都府では、府内の森林資源として充実している京都府内産スギ、ヒノキの特性を活かした木造建築や木製家具のアイデアを募集します。
第8回まで木造住宅部門として募集していた部門ですが、第9回から木造建築部門とし、住宅のアイデアに加え、空間等のアイデアも幅広く募集します!
令和7年8月1日(金曜)~9月5日(金曜)
木材は一般的に風雨にさらされるのを弱点とされる一方で、縁側や舞台、バルコニー、デッキなど、世界各地で文化的な屋外または半屋外空間において使用されてきました。京都においても、清水寺の舞台や、鴨川の川床など、その事例は枚挙に暇がありません。
今年度は、木材を床の仕上げに使用した屋外または半屋外空間をもつ建築を対象とします。それには縁側なども含みますし、全く新しいものでも構いません。木材だからこそ切り拓かれる屋外床空間のある建築の提案を期待します。
(1)【一般の部】
木材を床の仕上げに使用した屋外または半屋外空間、或いはそれを含む建築の事例を募集します。
既に竣工したものでも、進行中のものでも、計画案でも構いません。当コンテストのために新たに設計した提案でも構いません。敷地が京都府内のものを対象としますが、屋外または半屋外の床の仕上げに京都府内産木材を使用しているのであれば、敷地が京都府外であっても対象とします。
(2)【学生の部】
京都府内に敷地を設定し、木材を床の仕上げに使用した屋外または半屋外空間、或いはそれを含む建築を提案してください。
敷地は架空でも構いません。関連法規や構造についての実現性をどの程度おさえるかは応募者に委ねます。
人は、ものに対して造形や機能性だけに惹かれるのでは無く、創る人の思想やそのものの生まれる背景や物語に共感します。
また、自然の一部である人は、自然の素材、有機的な形状に惹かれます。
つい触れたくなる、抱きしめたくなる、座るだけではなく、そこに在るだけで幸せになれる…。「共に暮らす生き物のような椅子」は、一緒にいるだけで楽しくなるパーソナルチェアーです。
京都府内産の針葉樹の持つ植物=生物としての柔らかさを活かした「共に暮らす生き物のような椅子」をデザインしてください。
※最優秀賞受賞作品は主催者が製作して、サンガスタジアム by KYOCERA(京都府立京都スタジアム)内に設置され不特定多数の方々に利用されます。
(サンガスタジアム by KYOCERA HP:(外部リンク))
施設のイメージ写真(PDF:389KB)を参考にしてください。
〈条件〉
・京都府内産のスギやヒノキなどの針葉樹を全体の80%以上使用してデザインしてください。
・京都府内産のスギやヒノキなどの針葉樹の特性を活かしたデザインとして下さい。
・座面の高さ450mm程度、履き物を履いた状態で使用する椅子で、椅子の一部が飛び出たデザインや角がとがったデザインを避け、子どもからお年寄りまで安全で快適に使用できるデザイン・サイズとしてください。
※具象的な表現は避け、想像を飛躍させる包容力のある抽象性を心掛けてください。
※一人掛け用の椅子としてください。
※両部門とも、個人・グループは問いません。
1人又は1グループ1点のみ
以下の手順によりご応募願います。
※作品完成前であっても募集期間中であればいつでも事前のエントリーが可能です。
ただし、作品パネル(データ含む)の提出は、9月5日(金曜)までとなりますのでご留意ください。
提出物等の詳細は、募集要項(PDF:314KB)を御覧ください。
魚谷 繁礼(木造建築部門審査員長、(株)魚谷繁礼建築研究所代表、京都工芸繊維大学教授)
辻村 久信(木製家具部門審査員長、(株)ムーンバランス代表)
宮﨑 真里子(宮崎木材工業(株)代表取締役社長)
森井 一彦(京都府森林組合連合会代表理事専務)
岩村 眞樹雄((一社)京都府建築士会副会長、(株)象彦設計代表取締役)
森 敦司((一社)京都府木材組合連合会専務理事)
橋本 泰成(京都府農林水産部林業振興課参事)
木製家具部門の最優秀賞受賞作品については主催者が製作し、「サンガスタジアム by KYOCERA」内に設置します。
ただし、設置脚数は未定です。
11月中に応募者全員に電子メールで審査結果を通知します。
(発表日が確定しましたら、HPにてお知らせします。)
また、表彰式は令和7年12月または令和8年1月に行う予定です。(受賞作品は会場に展示予定)
※表彰式への旅費は、応募フォームに記載の住所からの旅費とします。
京都府
京都府森林組合連合会、一般社団法人京都府建築士会、一般社団法人京都府木材組合連合会
サンガスタジアムby KYOCERA(京都府立京都スタジアム)
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