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雲原の砂防

雲原
山あいののどかな村、福知山雲原地区は、京都府の北、福知山市の北端にある、標高300mから400mの盆地です。
北にそびえる大江山(標高833m)は、百人一首にも「大江山いく野の道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立」と詠われた山で、赤鬼の言い伝えも残っています。京都から100km、緩やかな斜面でできた裾野の広い山で、丹波の国と丹後の国の分水嶺でもあります。
雲原は、「弁当忘れても、傘忘れるな」の格言もあるほど雨の多い日本海型気候。夏は標高のおかげで涼しいのですが、秋から春にかけては雨や雪ばかりです。

雲原川
雲原川には、三つの川が流れ込んでいます。一つは、江笠山を水源とする深山川。二つめは、三国山・三岳山を水源とする三岳川。そして三つめが、兵庫県との境から流れてくる横尾川です。
これらの川が雲原村のまんなかで合流して、流域面積約13平方キロの雲原川になり、やがて「西日本の三大清流」の一級河川由良川と下流で合流して、日本海に流れ込みます。

砂防ってなあに?
山の斜面は雨などにより削りとられ、また、川底や川岸は水の流れによって削りとられされることによって土砂が発生します。このような土砂は絶えず川の下流へと流され川底に貯まり、台風や集中豪雨のときには大量の土砂が押し流され、大きな災害になることがあります。

「砂防」とは、そういった土砂が削りとられて下流へ流れ出るのを抑えたり調節することによって土砂による災害を防止することです。

なお、日本の砂防の技術は、世界でも最高のレベルにあり、砂防=「SABO」は世界の共通語になっています。

まなぶ(資料館)(戻る)

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