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入浴施設におけるレジオネラ症予防対策について

近年、全国的に、入浴施設におけるレジオネラ症の集団感染事例が報告されています。
京都府では、レジオネラ症の予防対策がより一層効果的に実施され、安心して府内入浴施設を利用していただけるよう、「京都府レジオネラ症発生予防のための入浴施設の衛生管理に関する条例」を制定し、平成17年1月1日から施行されています。

休業再開後のレジオネラ症対策はお済みですか?

長期休業により、配管内などにレジオネラ属菌が発生している場合があります。

再開にあたっては、以下のことに注意しましょう。

  • 貯水槽などの遊離残留塩素濃度を確認する。
  • 全ての蛇口からフラッシング(※)を行い新しい水に置き換える。
  • 清掃・消毒を実施する(シャワーヘッド・ホース・カランを含む)。
  • 水質検査を実施し、問題がないことを確認する。

 ※フラッシング・・・配管等に付着した汚れや錆などを洗い流すこと。

 

詳しくはこちら(PDF:782KB)をご覧ください。

 

お問い合わせは施設のある市町村を所管する保健所まで(施設が京都市にある場合は京都市保健所へ)

乙訓保健所(向日市・長岡京市・大山崎町)075-933-1241

山城北保健所(宇治市・城陽市・八幡市・京田辺市・久御山町・井手町・宇治田原町)0774-21-2198

山城南保健所(木津川市・精華町・和束町・笠置町・南山城村)0774-72-4302

南丹保健所(亀岡市・南丹市・京丹波町)0771-62-4754

中丹西保健所(福知山市)0773-22-6382

中丹東保健所(舞鶴市・綾部市)0773-75-1156

丹後保健所(宮津市・京丹後市・伊根町・与謝野町)0772-62-1361

京都府生活衛生課075-414-4757

条例の概要

条例の対象施設(京都市内を除く京都府域)

  • 旅館
  • 公衆浴場
  • 医療施設
  • 社会福祉施設等の入浴施設

レジオネラ症発生予防のための知識の普及

府は、レジオネラ症の発生を予防するため、入浴施設の衛生管理等の情報提供やレジオネラ症に関する正しい知識の普及を行います。
また、入浴施設の設置者の方々は、レジオネラ症の発生予防のために自己啓発に努めていただくとともに、利用者へ施設の衛生管理状況を周知する等安心感の確保に努めていただくこととしています。

入浴施設の衛生管理の基準

入浴施設の設置者の方に守っていただく衛生管理の基準です。

  • 循環ろ過装置の構造
  • 気泡発生装置等の空気取入口の構造
  • 入浴施設の清掃及び消毒
  • 入浴施設で使用する湯水の水質管理
  • 浴槽湯水の消毒
  • 浴槽湯水の満杯保持
  • 浴槽湯水の定期的な排出
  • 上がり用湯水及び打たせ湯用湯水の浴槽湯水の原則再利用禁止
  • 点検表による管理記録の作成
  • その他

衛生管理基準の内容は、こちらの入浴施設の図(PDFファイル、143KB)をご覧ください。(PDF:143KB)

条例・規則

京都府レジオネラ症発生予防のための入浴施設の衛生管理に関する条例(PDF:207KB)

京都府レジオネラ症発生予防のための入浴施設の衛生管理に関する条例施行規則(PDF:170KB)

レジオネラ症に関する基礎知識

レジオネラ症とは?

レジオネラ症とは、レジオネラ属菌によって起こる感染症で、この菌を含んだ細かい水滴などを吸い込んで肺まで達することにより感染します。急激に重症化し、死亡する場合もあるレジオネラ肺炎と、インフルエンザのような症状を示し、数日で自然に治るポンティアック熱とに分けられます。

他の病原菌に比べて感染力はそれほど強くないといわれていますが、乳幼児、高齢者、病人等の抵抗力が低下している人や、健康な人でも疲労等で体力が落ちている人は、発症しやすいといわれています。

人から人へ感染する感染症ではありません。

レジオネラ属菌はどこにいるの?

レジオネラ属菌は自然界(土壌や淡水など)に広く生息していますが、菌数は少ないと考えられています。
(1)水の滞留する時間が長いこと
(2)栄養源となる有機物があること
(3)レジオネラ属菌の増殖を助けるぬめり(生物膜)が発生していること
(4)水温が温かいこと
など条件が整えばレジオネラ属菌は増殖します。

レジオネラ症の発生を予防するために(入浴施設の設置者の方へ)

浴槽のお湯は温かく、人の垢等が栄養源となってぬめりができやすいため、レジオネラ属菌の増殖に適した条件が整っていると言えます。そのため、浴槽や配管の定期的な清掃・消毒を行うことや水質管理を徹底するなど、ぬめりの除去やぬめりを生成しにくくする日々の衛生管理が重要です。

入浴施設を利用する際に気を付けること

レジオネラ属菌は、栄養源となる有機物があると増殖しやすくなることから、浴槽に汚れを持ち込まないためにも、浴槽に入る前に身体をきちんと洗ったり、タオル等を浴槽内で使用しないことが大切です。

入浴施設を清潔に利用するために一人ひとりが心がけたいものです。

お問い合わせ

条例全体に関することや旅館・公衆浴場(京都市内を除く京都府域)に関すること

京都府健康福祉部生活衛生課
電話番号 075-414-4757
FAX 075-414-4780
電子メール seikatsu@pref.kyoto.lg.jp

医療施設に関すること

京都府健康福祉部医療課
電話番号 075-414-4746
FAX 075-431-3970
電子メール iryo@pref.kyoto.lg.jp

社会福祉施設等に関すること

京都府健康福祉部地域福祉推進課
電話番号 075-414-4561
FAX 075-414-4615
電子メール chiikifukushi@pref.kyoto.lg.jp

お問い合わせ

文化生活部生活衛生課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4780

seikatsu@pref.kyoto.lg.jp