更新日:2025年12月10日

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丹後地区絹織物業最低工賃の改正について

京都府丹後地区(注1)において絹織物に係る織布の業務に従事する家内労働者(注2)に適用される最低工賃が改正され、令和8年6月1日より適用されます。

詳細は以下のとおりですが、委託者(代行店を含む)及び家内労働者の皆様におかれましては、今回の改正内容をよく御理解いただき、最低工賃額以上の支払いを行っていただきますようお願いします。

注1、適用される地区

京都府のうち京丹後市、宮津市、舞鶴市、福知山市、綾部市、与謝郡の地域が該当します。

注2、家内労働者とは

材料(糸など)の提供を受け、その材料の加工を行う事業者であって、家族以外を労働者として使用していない者をいいます。

改正後の最低工賃の内容

次の表の品目欄、織機の規格欄及び品目の規格欄の区分に応じ、10,000越(こし)につき、金額欄に掲げる金額。

品目 織機の規格 品目の規格 金額
織機の種類 開口装置 仕上げ幅
後染 正絹無地ちりめん(平織) 小幅力織機 タペット 36センチメートル以上のもの 280円
正絹紋織物(もじり織物、縫取織物及び裏地として使用する織物は除く。) ドビー又はジャカード 380円
先染 正絹着尺 650円
無地物及び黒共帯を除く 帯(6丁(注3)以下) 2,000円
帯(6丁超え9丁未満) 2,000円
帯(9丁以上) 2,000円

 

注3、丁とは

品目の帯欄に括弧書きされている丁数については、平均丁数を意味します。平均丁数とは、帯一本の織り上げにあたり、帯の紋柄、無地部分などを平均して杼(シャトル)が緯糸(よこいと)を何回打ち込んでいるかを表します。平均丁数は、総紋紙枚数(総越数)を総地枚数(総地越数)で割ることにより算出されます。なお、総紋紙枚数(総越数)、総地枚数(総地越数)は、それを指すものであればその名称の如何を問いません。また、総紋紙枚数(総越数)をはじめとする平均丁数を計算し得る情報は、委託者が家内労働者に織りを委託するにあたって必要となる帯設計図面に記載すべきものですが、これには電磁的記録媒体(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。)に係る記録媒体をいう。)に記録されているものも含みます。

 

問合せ先

改正理由、内容等の詳細については京都労働局労働基準部賃金室(電話番号:075-241-3215)までお問い合わせください。

 

お問い合わせ

商工労働観光部染織・工芸課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

senshoku@pref.kyoto.lg.jp