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令和8年3月24日(火曜日)午後3時から同4時30分まで
京都府医師会館会議室「212・213」※WEBも併用
(出席委員)
松井道宣、山田香、髙月裕子、杉本清彦、柏木佳久、水野加余子、坂野晴男、河合美香、木村祐子、藤林真美、松永敬子、福田千紗、城野瑞穂、小国久美、杉浦正省、塩見佳扶子、山口薫、硲伸二 18名
(欠席委員)
谷口浩之、中西純司 2名
(事務局)
相馬指導部長、井上保健体育課長 他事務局 19名
(1)開会
(2)あいさつ(会長)
(3)報告事項
今年度の事業報告について
第2期京都府スポーツ推進計画の取組状況について
主な取組事業
情報提供(ワールドマスターズゲームズ2027関西)
(4)協議事項
「第2期京都府スポーツ推進計画」の具現化に向けて
地域におけるスポーツ振興について
(5)閉会あいさつ(相馬指導部長)
【説明(事務局:井上保健体育課長)】
第2期京都府スポーツ推進計画の取組状況、主な取組事業について説明
【質疑応答】
特になし
【情報提供(事務局:曽我スポーツ振興課長)】
ワールドマスターズゲームズ2027関西について説明
【質疑応答】
特になし
【説明(事務局:渡邊総括指導主事兼係長)】
推進計画の具現化に向けた、地域におけるスポーツ振興について説明
【質疑応答】
〇委員
地域連携スポーツキャラバンにおいて、各地域では人材確保について、どのように認識されているのか。
→●事務局
人材が不足し担い手がいないことは、どの地域においても共通の課題であった。少子高齢、地域コミュニティの希薄化といった背景もあり、新たな人材が発掘できていない状況である。
しかし、どのように解決できるのかという所までは至っていない。様々なスポーツ団体から担い手がいないという声はよく聞いている。今後スポーツ施策を推進いくための重要な課題であると認識している。
→〇委員
兼ねてから、このような課題は予想されており、その解決へ取り組むために総合型地域スポーツクラブが設立されていたと思うが、どのように考えているか。
→●事務局
総合型地域スポーツクラブは多世代・多種目・多志向のスポーツクラブで、地域スポーツコミュニティとなり得るものである。しかし、関わる指導者も年齢的に高くなり、クラブをどのように維持するのか、若い世代に関わっていただくためにどのような仕掛けをし、PRしていくのかなどに悩んでおられる現状がある。京都府では、総合型地域スポーツクラブの推進のために、教育委員会とスポーツ協会との合同でセンターを立ち上げている。新規で立ち上げようとしているクラブに対し助言や支援を行っている。クラブには、どこと繋がればPRができるのか、どの行政機関と繋がれば支援を得られるのかなど、希薄になった繋がりを再度、繋げていくことがセンターとしての役割だと考えている。
〇委員
京都国体がきっかけとなった「わがまちスポーツ」は、競技力向上へも大きな効果をもたらしたが、今後は地域において、どのように活用していくのか。
→●事務局
京都国体の10年前に府民総合体育大会が発足したこともあり、地域において多くの方々がそのスポーツに親しむ機会が数多くできた。その流れの中で、昭和63年の京都国体を迎えた経過がある。府民総体は現在、リニューアルに向けて検討を続けている最中であり、この地域スポーツ活動へ、いかに人を集めて実施することで、もう一度「わがまちスポーツ」として盛り上がる仕掛けができないかと考えている。
〇委員
メンバーを集めることができない地域は、部活動の地域展開の話にも繋がると思うがどうか。
→〇委員
現在、少子化の流れは止めようがない状況になっており、学校の規模が小さくなり、スポーツ活動が成り立たないという中、中学校を中心に部活動の地域展開の動きが積極的になされている。学校部活動にとっては大きな転換期になると思っている。これを逆手にとって、チャンスと考えていくことが必要かと思っている。総合型地域スポーツクラブが、この地域展開によって、子どもたちが地域でスポーツをする機会を確保するのであれば、タイアップしながら、スポーツを通じた地域コミュニティが進めていけるのではないかと思っている。しかし、進める中では高齢化が進み、厳しい状況のクラブも多く、指導者などの人材が必要になってくる。働き世代で地域に参画できていない保護者も、子どものスポーツ活動を通じて足を運ぶことで、指導者になっていただくきっかけができるのではないかと思っている。高校では、部活動はまだできる状況にあるが、いずれ高校にもこの波が押し寄せてくると予想しており、先を見越して、様々な活動をしていかなければならないと思っている。中学校の子どもたちの受け皿に高校もなれる。そのようなチャンスもあるのではないかと思っており、今後を見据え、動向を注視していきたい。
→〇委員
中体連の立場として、地域展開に関しては、地域クラブが中体連大会に出場するために、現在検討がなされているが、地域振興の話となると学校だけではなく、市町村行政やスポーツ関係団体とも検討を進めていく内容だと思っている。私は、総合型地域スポーツクラブにも携わっており、近くのゲートボール場には、高齢の方が集まって、皆さん楽しんでおられる姿を見ている。教室を開催すると高齢者から若年層の保護者まで集まってこられたりする。スポーツで地域振興を考える時には、クラブ化をすることでクラブハウスなどに人が集まる。集まれる場所が、色々な所にあって、何となく集まっておしゃべりしながら体を動かすというような、ハードルの低いところから考えることが、いつまでも健康でいられるためには必要なのかと思う。
中学生の部活動は、今、過渡期であり、それぞれの市町村の考えの中、同じルールで大会に出場してもらうルール整備をすることにエネルギーを注いでいる状況だが、地域のクラブ活動を進めていく上では、総合型地域スポーツクラブがあれば、色々な年齢層の方が集まり、高齢の方から中学生や小学生がそこで一緒にサッカーをすることもできる。ただ、ボールを蹴ってスポーツを楽しむ程度では専門的な指導者も不要であると思うので、こういうことが進んでほしい。その中で競技スポーツをやりたい子どもは、競技スポーツのクラブチームに通い、競技を極めていく。楽しい・手軽なスポーツから競技スポーツへは、なだらかな坂になっているようなイメージで、できるのではないかと考えている。
東京へ視察に行った際、顧問がいない部活動を廃止するのではなく、保護者が技術指導はできないが活動場所に居ることで安全を確保する体制でのクラブ運営をし、部活動として認めている学校もあった。勝つためだけではなく、子どもがスポーツを続けることができる環境をつくる方法もあるのではないかと感じているところである。
→〇委員
貴重なお話をいただいた。スポーツをするためには集まる必要もあるが、逆にどうすれば集めることができるかということも大きなテーマになるかと思う。
〇委員
日本スポーツ協会でも、少年団や総合型地域スポーツクラブの連携として、各団体組織がどのような活動をしているか把握できていない現状にある。例えば、少年団は小学校で卒団する子どもが多いが、実は活動への年齢制限はなく、成人であっても継続しても構わないことや青少年健全育成だけでなく、地域スポーツに貢献することも文言が追記されていることもあり、過去の認識のまま止まっているようなこともある。地域のスポーツクラブ、スポーツ推進委員、少年団、障害者スポーツ、レクリエーション等々、この数年で新たに展開しているが、抱えている現状課題を一度、共有をする機会を設けるというのはとても重要ではないかと考えている。
小学生がやりたいスポーツの調査を、京都市の会議で公表していただいたが、ダンスやドッジボールが入っている。ドッジボールは小学生のスポーツだというイメージがあるが、子どもたちは中学生になってもやりたい、少年団でそのまま続けたいと思っている。しかし、大人は小学生で終わるものだと思っているような、私たちの常識が子どものやりたいこととマッチしていないところもあり、現状把握も含めて、一度共有する機会を作り、連携を模索していくことが重要なのではないかと思う。そこに企業の関わりも入ってくると思う。
→〇委員
私は年齢ごとに課題が違うと思っている。小学校高学年の子どもが中学校でも続けてもらうことが1つの課題である。そして、高齢の方は、健康づくりや仲間づくりが目的になっており、レクリエーションなど少しハードルが低い運動・スポーツに取り組まれるイメージがある。したがって、スポーツによって競技性やレクリエーション性があったり、年齢によってはハードなものがあったりなど色々とあるので、現状の分析もいると思う。
〇委員
歯科医師会としては、口を外傷から守ってもらいたいということである。歯が折れたり抜けたりした時に、保護者が周りで支えてくださるのであれば、抜けたものは乾燥させない、水洗いしないということで対応していただける。各団体では、ティースキーパーと保存液を用意していただくことを推奨している。高齢者の方の地域コミュニティでの活躍のために推奨していることは、口腔機能の重視である。参加してもらうためには、動けないといけない。動くためには筋肉が必要。筋肉をつくるためには、食べないといけない。食べることに関しては、口腔機能が大事であるので、機能低下に対してチェックしてもらいたいと考えている。
〇委員
スポーツのできる環境が一番大切だと考えているが、スポーツ活動をしたくても場所の確保に苦慮することがある。地域では、小学校や中学校の体育館等を活用しながら何とか実施している。地域では競技ごとに組織があり、総括するスポーツ協会がある。各競技では誰でも入れるように情報提供がされている。中学校の卒業式の答辞の中で部活動がとても良い経験だとあった。地域展開でどうなるか分からないが、地域の仲間とこういった活動が取り組めることが一番だと思う。スポーツ推進委員は、生涯スポーツに取り組んでいるので、多くの人に体験していただく様々な取組を実施することが使命と考えているが、面倒をみる人材が不足していることが課題となっている。
〇委員
健常者は歩くだけでもスポーツといわれている中、何とか障害者の方にもスポーツをということで、1972年・昭和47年に「障害者スポーツの集い」が始まり、この3月で603回を迎えた。参加総数は7万5,634人となり、平均124人の方が参加され、重度の方からある程度体を動かせる方まで様々な種目に取り組まれている。風船バレー、卓球、車椅子のスラローム、車椅子ハンドボールなど、あらゆる生涯スポーツが体験できるようになっている。
人材確保として、大学に声かけし、学生に指導のお手伝をいいただいているが、卒業後に京都に残らず、指導の面で定着することが難しい。また、北部地域のパラスポーツに対して、スポーツ振興事業の委託金を取ることができ取組を実施した。しかし、参加者は支援学校の生徒がほとんどであり、地域におられる障害を持っている方に何とか参加いただきたいと考えていたため、呼びかけに課題を感じている。また、運営人材の確保のために、子どもを連れてこられた保護者の方に関わっていただけることも作っていかなければならないと考えている。今後も活動を広げていくためにネットワークを生かしつつ広めていきたいと検討しているところである。
〇委員
先日、別の研究会の話題として陸上競技の長距離女子の競技人口がどんどん減っているとあった。このままいくと競技力の向上どころではなくなる。競技力の向上を目指すためには、競技人口を増やす必要があるというテーマだった。これは部活動の地域展開にも関連しており、総合型地域スポーツクラブ、行政、競技団体といった組織が、現在どういった活動しているか把握し、課題を摘出するといった組織の連携はもちろん大事だとは思うが、もっと気軽にスポーツができる部分があってもよいと考えている。
指導者がいなければスポーツ活動できないということがあっていいのかと思う。そもそもスポーツ活動は遊びであり、ボール投げがしたければ、近くの空き地でやる、それを見かけた子どもたちがおもしろそうだと参加し、そうしているうちに専門的に指導を受けたいということであれば、少年団などに入るという流れもあるわけで、競技をやるかやらないか、白か黒かということをはっきりし過ぎてしまっているような気がしている。
最近、クラブ指導を受けるには費用が発生するという課題があるが、きちんとした資格を持っている方から指導を受けると費用負担はあるかもしれないが、そこまでではないグレーな部分もあってもよいと考えている。私自身、地域のランニングクラブに参加しており、そこでは様々な企画がなされている。チームとは違う、敷居の低い、気軽にやってみようかなという環境も必要かと思っている。
〇委員
健康づくりという視点から考えると、体を動かすということと楽しむということの繋がりといったことを行政にコーディネートしていただき、様々な取組をチラシやスマホで広報し、多くの人に体を動かしてもらいたい。
また、人口が少なくなってきている中、オリンピックなどの大きな大会で日本はどうなるのかと思うことがある。地域で子どもたちが体を動かすところから育てていくということも必要になってくるのではないかと考える。
競技スポーツの場合は、メダルなど結果に注目されるため、部活動、少年団といったところから育てていく支援が大事になってくると考えている。京都きっずの事業に参画させていただいているが、競技スポーツの魅力と楽しく健康で繋がる部分の2つの計画で実施していただけるとありがたい。
また、国民スポーツ大会3位の成績に非常に驚いている。この理由は地道な指導の結果か、他府県のレベルが下がったのか、その分析は気になっている。分析はしっかりしていただいて、次も、好成績残せるようにお願いしたいと思う。
〇委員
スポーツの無関心層や高齢者の方などの特定層への働きかけは、これまでの審議会でも、スポーツの敷居をできるだけ低くする必要があると議論されてきた。高齢者については、筋力や体力の維持だけではなく、スポーツの場に出向くこと自体が社会的な孤立やフレイル予防に繋がる。また子どもの場合、多様な運動経験を通して、体を育てるためにスポーツが必要であることや、競技スポーツへの育成につなげていくことが求められており、目的に応じて戦略的に進めていくことが重要であると考えている。
大学の立場として、先月、行政や企業と繋がりを持って活動している大学生を招き、カンファレンスを行った。その学生たちは、部活動の団体として地域に出向き、指導を行っている学生たちである。こうした活動は個人的に行っているのではなく、部活動の一部として行っている。大学スポーツというと勝利至上主義という見方が一般的かもしれないが、発表された内容は、スポーツを「する」ことだけではなく、「見る」や「支える」ことに主眼を置いた活動であった。学生たちは競技力が強くなることだけではなく、社会と繋がって社会貢献したい、スポーツを教える立場を通して学んでいきたいと考えている。そうした実例からも、大学が行政、あるいは企業も含めた産学官の繋がりで何かできるといいのではないかと考えている。
それからもう一点、今日の会議の冒頭で小学生のスポーツに関する報告がされたが、その中に、スポーツを「できる」とか「わかる」ことが、スポーツ活動に繋がっていくとされていた。このことは、子どもだけではなく大人も高齢者も同じではないかと思われる。例えば、大学のスポーツ施設・設備を活用し、市民が体脂肪や筋肉量を測る体組成計や筋力測定、体力測定などをしてその結果が数値として目に見えて「わかる」ことも、スポーツの継続に繋がっていくのではないだろうか。スポーツのもつ社会貢献に力を入れている大学もたくさんあり、地域に向けた取り組みも行われている。ぜひ大学スポーツが地域で力を発揮できるといいのではないかと考えている。
〇委員
ミラノコルティナオリンピック・パラリンピックや京都きっずなどで活躍するトップアスリートを輩出されていることは、本当に京都府が成功されていることだとうれしく思っている。
成績がよいことはうれしいことだが、今後の課題としてはアスリートたちどのように京都に貢献し、留まってくれるかということを考える必要がある。現在も企業との連携で就職という形で支援をしてくださっていると思うが、私が知っている限りでは京都は少ない印象がある。大阪や東京の方が環境的には続けやすいということがあるので、個人の状況にもよると思うが、留まっていただけるようなシステムづくりが必要だと思っている。
引退したアスリートは企業に就職するのか、指導者になるのかという2択が多いが、これは古い考え方かもしれない。例えば、経験を行政に還元する。もちろん、子どもたちに夢を与えることは今までも、やってこられていると思うが、裾野を広げるというためにも、介護予防や健康増進のためにトップアスリートを活用することは非常に効果的だと思っている。
もちろん、元アスリートにとって継続的に何かできるということは、いいことだと思うので、年間を通して継続してできることがあれば、行政が入っていただいた中で、企業とタイアップできるようなプログラムを作ってもらえると先に繋がると思っている。また、地域や学校に限らず、高齢社会を課題に関連付けたプログラムがあればいいと思っている。
また、大きな国際大会であっても人手不足であり、運営ができないことがあると聞いている。その競技を支える側にも、資格が必要になってきている。特に、命に関わるような事例も出てきているので、競技を支える方にも資格が義務化されようとしている。何かスポーツをするイコール競技スポーツではなく、裾野を広げる入口を開放できるようなイベントなどの発信をトップアスリートの立場として行えればいいと考えている。
〇委員
協会の活動の大きな柱の1つにレクリエーションスポーツの普及がある。年齢や性別、体力、障害の有無、運動の好き嫌い。そういったことに関わらず、すべての方が一緒に楽しむことができる種目、レクリエーションスポーツの普及を行っている。今回いただいたテーマの2つ目について、多くの種目がある中で最新の現状を共有する場は、確かに必要だと感じたところである。そこからそれぞれの団体で連携する糸口が見つかるといいと感じた。そして、私どもも人材の確保は大きな課題の1つになっている。新たな担い手をどう発掘し養成していくのか。志のある方と現場をどうマッチングしていくのか。その方法の整備をしていくことを考えていかないといけない。
併せて、それを支える財源の確保も非常に大きな、大切なことだと思っている。地域スポーツの振興に貢献しようという方が、お金儲けをしようとはなかなか思われないと思うが、交通費を払い、弁当を持ってきて、参加者に怪我や何かあったらどうしようというリスクも抱えながら頑張ってくださる方々の志や善意にのみ頼るやり方は難しいだろうと思っている。少しでも、それらを支える方々へ謝金を支払うことは大切なことだと思っている。新たな人材の確保やマッチングシステムの整備、財源の確保は進めていかないといけないと感じている。
〇委員
スポーツ団体は登録者が増えないと存続に関わる。中学校部活動の地域展開の動きもあり、裾野を広げる動きをしていかないと、中学生たちが高校生になって活動しないことで、高校生が減るということは、大人も減っていくっていうことになる。これまでの組織団体もあるが、新たな仕組みが必要にもなってきている。大学生も非常に多くの選手がいるが、京都に残ることがなく、企業との連携に協力いただけるとありがたいと思っている。
また、昔の府民総体では各競技団体や各市町村スポーツ協会の方が「頑張れ○○市」の旗を持って、お祭りのような形で応援いただいていたが、今は応援の姿を見ることがなく、選手だけで盛り上がっている。そのあたりを全部巻き込み、お祭りのように盛り上がっていくということも必要となるのではと感じたところである。
〇委員
冒頭の報告事項の中に、体育授業についての意識調査結果があった。その結果は大いに反省するところである。学校現場とし、運動嫌い・スポーツ嫌いをなくす、楽しい・できる喜びを味わえる授業づくりを今後、研究していかなければならないと感じたところである。
スポーツ推進計画の分野の1つにエンジョイスポーツがある。目標達成に向けて5つの柱があるが、学校現場では、柱1から4について、様々な形で充実・発展を図ろうとしている。子どもの運動意欲を高めたり、スポーツ意欲を高めたりするためには、運動することやスポーツが楽しい、おもしろい、やってみたいと関心を持たせる機会と場の確保が大切だと思っている。
する、見る、支える観点に照らして考えると、情報が手に入る便利な時代だが、実際に体験することが、より心に響き、心を動かすことに繋がるのではないかと思っている。具体的には、スポーツ団体の地域の支部の方々が、小学校区や中学校区の単位で、学校と連携しながら、学校施設を活用し、親の送迎を含め、集まることの敷居の高さをクリアできる内容を地道に展開していただき、各種スポーツの楽しさを周知していただけることを切に願う。
子どもの後ろには、保護者、家族がおられ、必ず応援してくださる。各スポーツ団体の地域での丁寧な取り組みがさらに広がり、地域で集まり、繋がり、活性化することを願っている。
〇委員
情報発信、情報提供というのはすごく大事だと思っている。ホームページでまとまっていても、高齢の方は見ていなかったりするので、回覧版などにまとめて、周知していかなければならないと思っている。そして、若い方向けにはSNSで写真を載せるなどして、PRしていかなければならないと思っている。
もう1点は、地域におけるスポーツ振興ということで最近、地域ではライブビューイングに注目をし、WBCやオリンピックなど地域の選手が出ている場合は、すごい盛り上がりが見られる。その地域における盛り上がりが、地域の元気に繋がり、報道され、二次的、三次的に地域が盛り上がる。まさに、「見る」スポーツの観点としての地域スポーツだと思っている。
そして、3点目は、子ども向けのイベント、もしくは女性向けのイベントをしている一方で、高齢者向けのイベントが少ないとの指摘があり課題を感じているところである。先日、元サッカー日本代表の松井大輔さんが、スポーツの伝堂事業として小学校の子どもに教えるイベントをしたが、すぐに子どもが集まった。二条城でヨガのイベントをするとなれば女性がすぐに集まる。しかし、高齢者向けのプログラムといった、例えば血圧が下がったり、健康に繋がったりといった観点が、少し抜けていたと思い、課題を感じたところである。
そして最後に、「する」場所がないというところについては、行政も財源不足ということがある。限られた財源だが、行政以外にも、企業協賛やネーミングライツ、国から支援いただくなど、多様なやり方をして、少しでも「する」場所をつくれるように努力していかないといけないと思った。
〇委員
行政側の立場の委員としてスポーツ振興施策を推進していく上で、今日のご意見は参考になった。
冒頭にワールドマスターズゲームズの説明もあったが、地域とスポーツ団体との連携といった視点では、実施いただく市町では、地域の方、競技団体、スポーツ協会など、ボランティアとかも含め、連携して取り組んでいただかないと成功には結びつかない。スポーツ振興の大きなきっかけとして63年の国体の話もあったが、こういった大会を誘致し、その成功に向けて、地域とスポーツ団体との連携をサポートしていくことも行政の役割の1つと思う。
また、スポーツに関する人たちの拡大については、既存の指導者だけではなく、ご家族の皆さんの存在も大事かと思っている。少子化の中で、子どもたちがチームスポーツをできなくなっている地域が多くなってきていることもあり、様々な競技の体験教室を今年から実施している。小学生を対象にしているので、引率される保護者や指導者など、地域の方が一緒に来られ、子どもたちがやっているのを見ておられる。その保護者向けに、子どもさんのメンタルや栄養などについて、専門家から話をしていただける場を提供すると、保護者は子どものことを思い、講習に参加されている。そのような取組も通じ、地域の保護者にもスポーツに関わってもらえれば思っている。
〇委員
指導者がいない・場所がない・お金がかかる・若い人が来ないというようなことが、京都府の問題かと思う。京都の平均寿命はいつも毎年上位10位に入っているが、健康寿命は下から10番に入っている。動けなくなる方が多くなることが課題かと思う。
また、国民スポーツ大会を府民が本当に知らない。関係者は3位でよかった、大阪よりも上だったという話をしても、世間一般の人は全然興味を示していただけない。国スポ3位はおそらく今後何十年とは厳しいと思うので、昨年大会の評価をきっちりとしていただき、見極めていただき、京都にそれら強い選手が留まっていただけるような施策を考えていただいていて、企業に働きかけをよろしくお願いしたい。
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