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令和2年度第2回京都府男女共同参画審議会の開催結果概要

開催日時

令和2年10月8日(木曜日)午後1時から午後2時40分まで

場所

京都ガーデンパレス祇園の間

出席者

【委員】
赤瀬委員、石津委員、伊藤委員、稲葉委員、上田委員、梶田委員、田野委員、中川委員、中堂委員、中村委員、畑委員、村上委員、横山委員(計13名)

【事務局】
京都府
府民環境部木村副部長、西村男女共同参画課長、川尻参事、佐藤男女共同参画センターらら京都館長、男女共同参画担当職員等

議題

「KYOのあけぼのプラン(第3次)」の改定に係る答申について

審議内容(結果及び主な意見)

1.計画改定に向けた基本的なコンセプトについて

  • 基本的な視点の3について。「防災分野等における女性の活躍と生活の場における男女共同参画の推進」とあるが、防災分野に限定せず「地域における女性の活躍」等、もっと広い意味で記載するべき。
  • 「4.男性の意識改革・働き方改革と男性の課題への対応」は、「1.あらゆる分野における女性の参画拡大」ではなく、「Ⅲ.男女共同参画社会の実現に向けた基盤の整備」に含めた方がよいのではないか。

2.Ⅰ.あらゆる分野における女性の参画拡大について

  • インターネットを活用した新たな働き方など、雇用によらない働き方をされる方が増えている。今後10年を見据えての記載が必要である。
  • 農業分野における女性の活躍について。農業分野は女性が活躍できる分野なので、農業における女性の起業の状況も踏まえながら府として何ができるのかを考えて取り組む必要がある。

3.Ⅱ.安心・安全な暮らしの実現について

  • 健康寿命については、女性は男性に比べて平均寿命との差が大きく、また特に京都府は女性が44位と全国的にも下位にきている。明らかに女性の健康寿命が低いので、何らかの問題があると考える。数値目標については、男女の健康寿命の差がでる理由は何なのかを検討した上で設定する必要がある。

4.Ⅲ.男女共同参画社会の実現に向けた基盤の整備

  • 本文内の例示が、「男性や若年層、働く女性や専業主婦など」となっており、表現に無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)が含まれている。
  • 小中高、大学も含めて女性の校長が少なく、教育委員会が女性の先生に声をかけてもなりたくないと言う。子どもたちのロールモデルとなる存在なので、女性校長の推進について計画に記載するべき。
  • 別の会議で、「子育て環境日本一」の定義は何かを検討した。その結果、子どもへの教育環境の充実が重要という結論になった。教育環境のことに触れられていないので、書き込んでおいた方がいいのではないか。
  • メディアへの対応について。ローカル局では、女性活躍が進んでいる。また、「メディアから発信される情報については、男女共同参画が正しく理解されるように配慮することや、女性の人権を侵害するような表現をなくしていくことが重要」とあるが、メディアとして当然のことであり記載内容に不自然さを感じた。
  • メディアへの介入はできないので、メディアリテラシー教育について深めた方がよいのではないか。
  • 女子学生の理系への進路選択を促進するにあたり教師の存在は重要であるが、例えば中学校で理系を担当する女性教師は非常に少ない。
  • 全体的にSDGs、パタニティ・ハラスメント、デートDV、面前DVなど聞き慣れない言葉が多いので注釈を記載するべき。

※SDGs・・・「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。平成27年に国連で決定された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に含まれており、17のグローバル目標と169のターゲットからなる。

※パタニティ・ハラスメント・・・育児参加を希望する男性へのハラスメント

※デートDV・・・親しい関係にあるカップル間で起こる暴力のこと

※面前DV・・・子どもの目の前で暴力が振るわれることで、子どもへの心理的虐待にあたる

5.数値目標について

  • 数値が高い方がよいもの、数値が低い方がよいものが混在していてわかりにくい。
  • 目標値の設定について説明が必要。
  • 調査項目から男女を選択する項目がなくなっている調査があるが、男女共同参画計画の数値目標では、男女比を把握してジェンダー政策を検討するべき。
  • 意識調査の項目を数値目標に設定しない方がいいのではないか。

お問い合わせ

文化生活部男女共同参画課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4293

danjokyodo@pref.kyoto.lg.jp