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第6回京都府男女共同参画審議会部会の開催結果概要

開催日時

令和2年9月24日(木曜日)午前10時から12時00分まで

場所

京都府庁福利厚生棟3階第4・5会議室

出席者

【委員】

赤瀬委員、石津委員、田野委員、中堂委員、中村委員、横山委員(計6名)

【事務局】
京都府府民環境部木村副部長、西村男女共同参画課長、男女共同参画担当職員

議題

  1. 新計画策定に係る部会の答申案について

審議内容(結果及び主な意見)

1.改定のポイントについて

<主な意見>

  • 施策の基本的な方向に、「1ダイバーシティの観点から対象を女性に限らない男女共同参画の推進」とあるが、男女共同参画というのであれば、男女が基本になる。この書きぶりは対象がわかりにくい。
  • 新型コロナウィルス感染症による影響について、ステイホームによるDVや児童虐待の増加、中高生の妊娠相談や性に関する相談、自殺の相談が増えるなど、影響がでている。計画にどう書き込んでいくかは、国の第5次男女共同参画基本計画の検討状況も踏まえ、今後も注視していく必要がある。

2.重点分野における施策の基本的な方向について

<主な意見>

1あらゆる分野における女性の参画拡大

  • 在宅ワークにより、男性労働者は通勤がなくなって楽になった、女性労働者は家事も仕事もすべての負担がかかってきたという話を聞く。M字カーブを解消するために在宅ワークを推進するというのは、方法によっては女性が無限の家事と無限の仕事を負う恐れがある。男女の家事分担も同時に推進していく必要がある。
  • コロナ禍のステイホームで、夫と話す時間が増えて良かった、中高校生が自分で昼食を用意するなど家事を学ぶ機会が増えて良かった、家庭の大切さについて考える時間ができたという声も聞く。
  • 「M字カーブを解消するために在宅ワークを推進」では、サービス業やエッセンシャルワーカーの女性には効果がない。
  • 多様な働き方に時差出勤も含めるべき。
  • 男性の意識改革について、企業では時期尚早という反応もある。意識改革だけではなく、職場の生産性があがらなければ進まない。
  • 男性の育児力・家事力の課題も残る。男性は、自分が成長する中で学んでいないことを身につけていかなければならない。
  • 若手社員、管理職予備層という表現は一般的なのか。
  • 男性の育児休業の取得は、給料の減少や人事評価などでデメリットが大きい。意識改革だけでなく制度改革も重要。

2安心・安全な暮らしの実現

  • 生涯を通じた男女の健康支援の中に、「不妊治療への支援も重要である」と記載があるが、「不妊治療と仕事の両立支援」など具体的に書くべき。
  • 京都府は女性の健康寿命が全国で44位と非常に低い。理由と対策を検討し、男女共同参画の視点を含んだ施策の記載が必要。
  • 高齢者で障害者となり、DVを受けて離婚した専業主婦は、年金も少なく働くこともできない。障害についての施策の記載が必要。障害があっても希望をもって生きていけるような書きぶりにして欲しい。
  • ひとり親家庭や非正規雇用について、収入や賃金に格差があるため、そこから貧困におちいることが問題。所得差がわかるデータが必要。

3男女共同参画社会の実現に向けた基盤の整備

  • 行政のPR媒体でも、ミニスカートをはいた女性のイラストが使用されていたり、乗物のキャラクターの名前は男性であったりと、性別役割分担意識やアンコンシャス・バイアスへとつながっているものがある。
  • 「子育て環境日本一」について、少子化対策という観点だけで記載すると女性に負担が偏るという問題が出てくるので注意が必要。
  • 防災分野での男女共同参画については、防災会議に限らず地域において防災に関わる人たちとの連携や育成が必要。

お問い合わせ

文化生活部男女共同参画課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4293

danjokyodo@pref.kyoto.lg.jp