ここから本文です。

京都府住宅審議会基本政策部会(第8回)開催結果

1 日時

令和3年5月10日(月曜日)午後3時から5時まで

2 場所

ZoomによるWeb会議

3 出席者

委員 : 7名 うち代理出席2名(欠席2名)

傍聴者 : なし

報道関係者 : 1名

その他 : 事務局

4 議事概要

(1) [報告事項]前回部会における委員御意見等について

事務局から、資料1、2により説明

(2) [審議事項]中間とりまとめ(素案)について

事務局から、資料3、4により説明

本日の委員意見を踏まえて修正の上、次回の審議会本会に諮ることとなった。

<議事について> 

  • 資料1及び2についての主な質問・意見

・ スライド1(p.3)において、「府営住宅としての受け入れ状況」としては応募者の年間平均も少ないが、今後も大規模な災害のリスクはあるので、引き続き受け入れの可能性は残しておくべき。

・ スライド4(p.5)で、事業者へのヒアリング結果として、コロナ禍の影響で親元に帰る学生が増加しているとのことだが、様々な事情で親元に帰れない学生もいるので、継続してその状況を把握する必要があると感じた。

・ スライド5(p.6)で、地域ごとのストックが示されているが、これに対して各地域でどのようなニーズがあるのかも同時に示されるとよい。

 

・ 事業者へのヒアリング(スライド4(p.5))では、思ったよりも困窮している人が目に付く状況ではないような結果だが、LGBTや要配慮者の範囲についての回答者のニュアンス的にはどうであったか。

→ LGBTについては、入居者のプライバシーをオーナーに知らせる機会もなく、課題とはなっていないが、スライドのとおり、同居者との関係性を問われることはオーナーではなく入居希望者にとってのハードルであるとの認識であった。また、住宅確保要配慮者の範囲については、法令・国の例示・他府県事例を見ていただきながらヒアリングしたが、「京都だから必要」という話はあまりなく、特徴として言及されたのは「学生」くらいであった。

  • 資料3及び資料4についての主な質問・意見 

・ LGBTに関して重要な課題は、戸籍上の姓が変わらないことにより、同性どうしのカップルが入居できないことであると思われるが、これまで、実際に入居できなかったことや、問題になったということはあったのか。

→ ヒアリングでは、オーナーによっては、同居は親族や結婚予定の者しか認めないケースもあるが、一方で友人同士、同性の同居者も認めるケースも増えてきているとのことであった。

・ LGBTに対する対策としては、「要配慮」ではなく「差別や偏見」をなくしていくことが重要なポイントである。

→ 「不安感」などに対する意識の啓発という観点からの取組も検討していきたい。

 

・ 資料3の「3.住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給促進のあり方」(p.13)の前文3段落目の記述は、位置付けとして非常に重要だと思うが、この内容が上位計画である「京都夢実現プラン」と直接リンクするのであれば、具体的に「夢実現プランにもあるように…」等、上位計画との密接なつながりを表現した方がよい。

また、同ページの「3.(1)ア 住宅確保要配慮者」の中で、「妊婦」が強調されているが、資料2のスライド1(p.3)で、「高齢者世帯」、「子育て世帯」、「障害者世帯」の3属性が府営住宅のニーズとして大きいことを鑑みて、これらについても具体的に記述が必要である。

 

・ 今の御意見にあった「3.」の前文3段落目の記述は、内容的には素晴らしいと思うが、上位計画との関連性や、政策の根本的な方向性であることから、この中間とりまとめ全体の構成を考えると、p.9の「2.住宅政策の方向性と施策の推進について」の前文の中で述べるべき内容なのではないかと思う。一方「3.」は「2.」の(1)から(3)の具体的な適用範囲といった内容であると考えられるので、前文では、その位置付けの説明などを述べるような整理をすればどうか。

・ 「2.(1) 子育てに優しい…」、「(2) 全ての世代が暮らしやすい…」、「(3) 全ての人が安心して暮らせる…」と、順に枠組みが大きくなっているので、記述の順序はこのままでもよいが、タイトルとしての表現は再考された方がよい。また、表現については「コミュニティミックス」(p.11)と「ミクストコミュニティ」(p.13)が混在しているので整理されたい。

→ 御指摘のとおり、「2.」と「3.」の位置付けと各箇所の表現については再度検討する。

 

・ 前回の部会で「セーフティネット住宅の登録促進には、ニーズや課題の把握が重要である。」との意見をしていたところであるが、「3.(2)ウ 民間賃貸住宅への円滑な入居」(p.14)の、1つめの項目で、ニーズや課題の把握について何らかの追記ができないか。また、5つめの項目で「一元的なニーズ、課題の把握ができない」との記述を、「ニーズや課題の把握に努め、その上で対策につなげる」といった表現にできないか。

→ 御指摘の箇所について、それぞれ表現について整理する。

5 配付資料

お問い合わせ

建設交通部住宅課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-5359

jutaku@pref.kyoto.lg.jp