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京都府環境審議会の議事要旨

1 開催日時

平成16年2月9日(月曜) 午後2時から4時まで

2 場所

平安会館 平安の間(京都市上京区烏丸通上長者町上ル)

3 出席者

【審議会委員】
平岡会長、木幡会長職務代理、浅井委員、浅岡委員、飯田委員、石田委員、岩嶋委員、江守委員、倉委員、黒田委員、小瀧委員、小林委員、小堀委員、須川委員、高棹委員、武田委員、谷口委員、中畔委員、中島委員、中野委員、南北委員、野瀬委員、野中委員、政田委員、坂野委員、東委員、樋口委員、平松委員、尾藤委員、細谷委員、堀委員、槇村委員、松井委員、見上委員、村上委員、山内委員、米林委員、冷泉委員、ワッセルマン委員(計39名)
※上記のうち、次の委員は代理出席
江守委員(代理:長谷川京都府市長会事務局長)
政田委員(代理:稲葉日本労働組合総連合会京都府連合会副事務局長)
松井委員(代理:大森京都市環境局事業部長)

【事務局】
三品環境政策監、田添不法投棄等特別対策室長、石野環境企画課長、長崎循環型社会推進課長、新井産業廃棄物政策室長、田辺環境管理課長、中島地球温暖化対策プロジェクト参事

4 議題

(1)産業廃棄物の排出抑制等を促進するための産業廃棄物税の創設について
(2)京都府民の生活環境等を守るための硫酸ピッチの規制に関する緊急措置条例について
(3)地球温暖化対策プランの進捗状況について
(4)『環』の公共事業行動計画について
(5)絶滅のおそれのある野生生物等の保全方策に関する提言について

5 審議内容(結果及び主な意見)

産業廃棄物の排出抑制等を促進するための産業廃棄物税の創設について

  • 税の適正な転嫁の確保は非常に大事であり、排出事業者の削減努力が促される仕組みを工夫すべきである。
  • 徴収した税金の使途は、目に見える形で、産業廃棄物対策に活用すべきである。
  • 農村部、特に山林地域では、不法投棄を完全に防止しきれない状況がある。府と市町村が更に連携を強化し、取組を進めることが必要である。
  • 産業廃棄物税の制度化に当たっては、産業界と併せて、病院等医療関係業界の意見も聴取するとともに、産廃適正処理のための指導を行うことが必要である。

地球温暖化対策プランの進捗状況について

  • 水環境の保全のためには、落葉樹等を植えて、水が山林に保水できる森林整備が不可欠であり、府県や国が思い切った対策を行うべきである。
  • 地球温暖化防止活動推進センターの取組は始まったばかりだが、具体的なCO2削減につながる仕組みと行動を目標にしており、それに基づく活動が期待される。また、農林水産部等の協力により森林そのものに対する取組も推進すべきである。

『環』の公共事業行動計画及び絶滅のおそれのある野生生物等の保全方策に関する提言について

  • 自然や生物との共生を日常の中で活かしていくことが課題であり、この提言を今後、具体的な施策の推進につなげることが重要である。
  • 生物多様性の保全を図るため、外来種の管理も含め、乱獲と生息地破壊を防ぐ条例の制定が必要である。
  • 現在、里山における竹林の侵入が問題化している。竹ばかりの画一的な景観になってしまうことが危惧されるとともに、特に急斜面の竹林は根茎が浅く、防災上危険と考えられる。元の日本の落葉樹林に戻る施策を講じるべきである。
  • 生物多様性保全の観点から、府の公共事業だけでなく、国営ほ場整備など、国の公共事業に対しても、府として必要な意見を主張すべきである。
  • 公共事業の今後のあり方は、住民参加と情報公開が鍵となる。住民意見や参画を促す具体的方策を検討すべきである。

お問い合わせ

総合政策環境部政策環境総務課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4389

seisakukankyo@pref.kyoto.lg.jp