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京都府環境審議会自然・鳥獣保護部会の議事要旨(平成30年1月25日)

1.開催日時

平成30年1月25日(木曜日)午前10時から正午まで

2.場所

京都府公館 第5会議室

3.出席者

【部会委員】

細谷委員、奥田委員、武田代理(上林委員)、添田委員、高柳委員、深町委員、牧委員、増田委員、冷泉委員

 

中川代理(池田特別委員)、勝占特別委員、安積代理(新井特別委員)、澤志代理(秀田特別委員)

 

【傍聴者】 なし

【記者】 2名

4.議題及び審議結果

1  京都府生物多様性地域戦略の策定について

   (審議結果)諮問のとおりで差し支えない。

   委員の意見(概要)

・先日、大悲山の「三本杉」が日本一の樹高と確認されたので、記載してほしい。
・棚田や湿地の開発など、人が自然を上手に利用してきたことが生物多様性に貢献してきた。
・「スチュワードシップ」について、「今ある自然を次世代や他の生物に対する責任として保全していく」という理念も記載してほしい。

・林業の再生についての記載がない。行動計画にも「景観を維持するために森林整備をする」という記載が見えるのみ。産業としての林業を維持しなければならない。

・人工林だけでなく二次林も資源として上手に利用していることの意義も書いてほしい。

・重要伝統的建造物のような特殊なものだけでなく、普通の伝統文化や祭りなどもそれぞれの地域で大事にしていくことが重要。

・鹿肉や猪肉の利用については、野生鳥獣肉の処理場が少ないことが問題。

・数値目標について、丹後天橋立大江山国定公園も、認知度の低さや利活用・保全が不十分であるという問題があるので、何か目標を書いてほしい。

・レッドデータブック掲載種の数を減らすような方向性の目標も必要と思う。例えば、「絶滅危惧種」から「準絶滅危惧種」へ移行させるものを○種、など。

・「危険度を改善する種を○種」などと書くには、それぞれの分類群ごとに議論も必要になるので、この場で決定するのは難しい。しかし、保全すべき種を無闇に指定するだけではなく、しっかり保全・回復にも努めるという姿勢は重要なので、その方向性はどこかに記載する必要がある。

・保津川のアユモドキ生息地周辺では、川や地下水、農業用水などの水圏ネットワークが維持されてきたことにより、多くの種類の淡水魚が生息している。そういった、暮らしや生業の中で生物多様性が維持されてきた、という視点も入れてほしい。

・京都市内だけでなく、丹後にも笹を茅葺きに利用するなど笹の文化がある。笹の刈り取りなど人が自然に手を入れることで生物多様性が維持されてきた。丹後にはブナ林などの自然林もあるが、人が笹を採取してきたような里山林も重要である。

 

お問い合わせ

総合政策環境部自然環境保全課

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