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京都府環境審議会総合政策部会・地球環境部会の議事要旨

1 開催日時

平成21年9月9日(水曜) 午後1時30分から4時まで

2 場所

京都府公館 「第5会議室」

3 出席者

【部会委員】
浅岡委員、井上委員、奥原委員、黄瀬委員、黒田委員、寺島委員、内藤委員、藤田委員、星川委員、増田委員、松本委員、山本委員、横山委員(計13名)(うち総合政策部会委員10名、地球環境部会委員8名)
※上記のうち、次の委員は代理出席
  星川委員(代理:宇髙京都市地球温暖化対策室計画推進担当課長)
 
【事務局】
石野環境政策監、新井環境技術専門監、柴田環境政策課長、越智循環型社会推進課長、奥谷地球温暖化対策課長、その他関係課員

【報道機関】 3名

【傍聴者】  なし

4 議題

新京都府環境基本計画(仮称)の策定について

<意見交換(主な意見)>

<目指すべき京都府の環境像・社会像について>

  •  京都の知恵と文化を活かした持続可能な社会・経済のしくみを創るため、京都らしさを出せる内容を入れたらどうか。
  •  府は太陽光発電の普及を府民みんなでがんばって、日本一になるなどといった、府民全体での中心的な目標設定が大切ではないか。
  •  現在の社会では考えられないようなこと、例えば、市内には自家用車を入れず民間車両のみにして、走れるのは自転車のみにするとか、小学生は全寮制にするなど、目玉となるようなことを入れたらどうか。
  •  環境税を入れるなど、財源面から実現性が見えるような形にしてはどうか。
  •  我々がこうゆう社会を創っていくんだということを入れていく。
  •  目指すべき方向は、私たちがこういう世界づくりをするのだということ。
  •  全国一律でなはない。京都らしさを出していくべき。
  •  府のありたい姿・将来の像を描くことは是非必要であると思う。
  •  府民向けに2050年、60~80%減った社会をイメージできるような内容が入れられたらいい。
  •  思い切った内容で、これまでにない技術開発などをいれた社会像を入れたらどうか。
  •  バックキャスティングの考え方がないと描けないのではないか。

<施策展開の方向について>

  •  森づくりが大きなテーマになってもいいのではないか。
  •  太陽光エネルギー、産業については、国の動向がはっきりしないとできないことなので、国に制度要望しながら進めるべき。
  •  国の制約を踏まえて書かないとい中途半端になる。
  •  一例として、モデルフォレスト運動とかは京都府唯一の独自施策である。また京都産業は環境関連産業に強いので、それらがどのように活かされていくのかなど京都府の意気込みを入れるべき。
  •  国へ要請すべきことと、この部分は府の役割であるということをクリアにすべき。
  •  京都の特徴的なアクターである観光客の責務をいれるべき。鎌倉市は観光客に対して、環境に関する責任を課している。
  •  運輸部門についてがあまり書いてない。CO2の1/4を出している運輸部門の対策は大きいと思うしまだまだやれることはあると思うのでもっと書くべき。
  •  京都府は南北に長いので地域ごとにメニューを創ってはどうか。
  •  田んぼ、ダム、貯水池、その先に森林という1つのテーマで共有するということも大事ではないか。
  •  小学校・中学校に環境教育を入れていかないといけない。
  •  都市集中型と農山村型を掲げるのが分かりやすいと思う。
  •  暮らしの知恵などをもう一度「取り戻す」、「こういう良いものがあるのでどんどん生み出す」という表現を入れたらどうか。

<環境問題をめぐる世界・国の動きについて>

  •  今は国としての動向も流動的であって、それを踏まえながら議論するということになる。鳩山新内閣の動向によって内容が変わってくると思う。今は激動期であり、新しい時代、大きな目標が入るべき。
  •  環境問題をめぐる世界・国の動きは、刻々と状況が変わっている。

<京都府の環境問題の現状について>

  •  温室効果ガス排出量の推移を府民に分かりやすく示すべき。
  •  電力会社の取組で達成できるというイメージでとられないような内容にすべき。

<策定スケジュールについて>

  •  環境政策は最重要課題であると考えられる、タイミングをよく見極め、書き込んでいく必要がある。計画策定の期限については、慌てる必要はない。
  •  COP15が12月にあるが、日本が国際的な制約として、どういう結果になるのかが重要と考える。
  •  日本が国際社会の中でどうゆうスタンスでいくのかということがないと、府民とって見えるような形でないといけないと思うが、年度内に形が整うかどうかはわからない。

<京都府と京都市との関係について>

  •  府と市は環境に関しての基本方針など意見交換をすべき。
  •  温室効果ガスの排出量削減数値を出すことについては、京都市との合意の必要があると思う。
  •  府の役割というのは何か。市との棲み分け、共同、レベルの違いなどがどこなのかをわかるようにしてもらうと議論しやすい。

<数値目標について>

  •  施策の目標及び展開方向の削減数値は言うつもりはないが、鳩山代表の25%削減という内容に産業界の中ではいろいろと議論が出ているが、近い将来の2020年の数値というものは、道筋・シナリオを本気になって描いていかないと、結局できなかったではなんにもならない。特になぜ○○%削減が必要なのかということを書かないとわからない。また、どのようなことを府民として目指していったらいいのかということをクリアに示し、府と市で強く打ち出して、後ろに引けないという計画にしてほしい。
  •  完全に実行可能性が証明できるような数値は出てこない。そこは、そんなものだろうという目標設定を考えるべきと思う。 ただし、IPCCに示された科学的要請と、先進国の責務や国際的公平性をどう考えるのかなどの政治的課題に切り分け、予防的、予見的に対応し、できることはできるだけ早く努力し、実現可能な積み重ねを行う中で、説得力を増すことができる。その上でやろうという目標、意志を示すべき。
  •  25%削減には、途上国支援など資金移転による海外削減分も含むが、府民が負担することによって産業界に帰るということが示せないか。

お問い合わせ

総合政策環境部政策環境総務課

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