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京都府環境審議会総合政策部会・地球環境部会の議事要旨(平成22年3月29日)

1 開催日時

平成22年3月29日(月曜) 午後2時00分から3時40分まで

2 場所

平安会館 「平安の間」

3 出席者

【部会委員】
井上委員、黄瀬委員、黒田委員、佐野委員、汐見委員、寺島委員、内藤委員、橋本委員、藤田委員、星川委員、山本委員(計11名)(うち総合政策部会委員9名、地球環境部会委員7名)
※上記のうち、次の委員は代理出席
 汐見委員(代理:重井京都府町村会総務課長)
 橋本委員(代理:波多野京都府市長会事務局次長)
 星川委員(代理:大島地球環境政策監)

【事務局】
石野環境政策監、新井環境技術専門監、柴田環境政策課長、越智循環型社会推進課長、奥谷地球温暖化対策課長、その他関係課員

【報道機関】 2名

【傍聴者】  1名

4 議題

 新京都府環境基本計画(仮称)の策定について
 温室効果ガス排出量削減目標について

5 議事概要<主な意見>

・森林による二酸化炭素吸収源対策の推進の記述について、森林吸収源対策としての森林整備や府内産木材の利用促進などによる産業化がメインにあった上で、モデフォレストなどの啓発活動が位置づけられるよう、論理構成すべきではないか。

・京都市との調整は、どのように進められているのか。
→知事と市長のトップ間で、事実上の共同条例としようという合意があり、方向性がずれないよう、府市パネルなどで、事務的にも摺り合わせしながら進めている。

・文書による表現だけでなく、映像化によるシミュレーション等で、わかりやすく示せないか。
・環境学習などでは、子どもの視点から、本質を突いた鋭い指摘を受けることもある。中学生でもわかるような表現にすべき。
→基本計画のレベルでは、どういう社会をめざすのかの目標像を描いていく。地球温暖化対策については、具体化するためのロードマップを行う予定。先行している滋賀県の例などを参考に、わかりやすく補足しながら示す工夫をしていきたい。

・2050年80%削減は書く意味があるのか。社会も変化しているだろうし、技術革新もある。科学的な積み上げではなく、不確実過ぎて、頑張ろうということにもならないのではないか。

・長期目標は国も80%を目標としているが、60~70%を超える削減になれば、世の中がドラスティックに変わっている。80%削減しているような社会像として示したものであり、積み上げによる目標値ではない。

・条例の全文で、高い理念を掲げることも考えられる。

・中期目標については、国の政策も流動的であるが、国以上の取組を進めていくという意思(メッセージ)を示すもの。

・京都市としても、府と歩調を合わせ、国以上の目標を掲げ取組を進めたい。

・環境基本計画と温暖化対策条例の策定スケジュールは?それぞれの中で、目標はどう載せるのか。
→いずれも9月議会に提案したい。そのために6月議会でパブコメ案件として報告し、地域別の懇談会なども開催して府民意見を拾いたい。
目標は、2010年以降の目標として、条例にも環境基本計画にも記載する予定。

・条例では、先の目標(2030年)を記載してもいいのではないか。環境基本計画では、2020年を目標年として記載すべきではないか。

・数字の設定は、決断である。府として「こういう思いでやりたい。」という意思を示してもらいたい。その上で、各セクションが頑張る流れを創る。

・地球温暖化対策はグローバルな問題であり、生き方に関わるものであり、理念・理想を掲げる必要がある。目標は高く掲げるべきだろう。ただし、政策目標は国と共通化しなければ、具体化しにくいだろう。

・技術革新、科学の進歩は、エポックメイキングなものであり、ある日、一気に進むもの。

・2050年の環境像・社会像を描くことは高く評価するが、40年後は、もっと変わっているのではないか。例えば、農村回帰とあるが、もう少し踏み込めないか。過疎化についても、もう少し社会のあり方が違うものになっているのではないか。

・電気自動車も予想以上に進展している。科学技術にもっと期待してもいいのではないか。再生可能エネルギーの活用も、決定的に重要となっているだろう。

・グローバルな問題の中で、京都が果たすべき役割、京都だからできることを書くべき。国にしっかりしてもらうよう、国へ求めることも書くべきだろう。

・温暖化対策を進めていくポテンシャルは地域にある。小さな地域の取組を起点にして、人材や情報、資源を活かして、都市モデル、農山村モデルなど、実際に動き出すモデルとなる社会・経済モデルを創っていきたい。こうしたモデルが他地域にも波及していくことで、国全体としても変わっていける。

・京都の知恵と文化とは、どのようなものをイメージしているか。
→知恵と文化の懇話会のエッセンスを記述している。

・化石燃料の枯渇の見通しや、これに代わるエネルギーなどの見通しはどうか。
→記載しているが、今後、文献などで書き込めることがあれば加筆したい。

・10年先、20年先、さらには40年先の目標といっても、一市民の生活者の感覚としては身近には感じられないのが率直なところ。

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総合政策環境部政策環境総務課

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