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第8回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会

第8回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会の開催結果

開催日時

平成19年11月17日(土曜日)午後1時から3時40分まで

場所

京都府宮津総合庁舎 会議室

出席者

【委員】 5名(4名欠席)
池田 有隣(京都工芸繊維大学名誉教授)
川合 茂(和歌山工業高等専門学校教授)
黒川 直則(京都府立総合資料館嘱託研究員)
田中 俊文(公募委員)
森田 愛子(公募委員)
(欠席委員)
池上 甲一(近畿大学農学部教授)
東山 憲行(宮津市立府中小学校教諭)
槇村 久子(京都女子大学教授)
村岡 洋子(京都短期大学名誉教授)
【一般傍聴】 なし
【府関係者】 15名

議事

  • 野田川水系及び川上谷川水系の現状と課題、それを踏まえた河川整備の基本的な考え方について

主な発言内容

  • 計画流量について
    【委員】
     流量の計算において使用している流出係数には安全率がかかっていると思われ、現実にはこの確率よりも大きい出水があっても対応できる計画となっていると思うがどうか。
    【事務局】
     流出係数は河川砂防技術基準に基づき設定している。また、流域全体に一様の降雨があるものとして計算するという点では、実際より安全側の計画と言える。
  • 地震について
    【委員】
     地震災害に関して活断層の影響はないか。
    【事務局】
     整備計画区域には活断層は無い。また、堤防は主として土で出来ているため、震災後速やかに復旧することが可能である。
  • ソフト対策について
    【委員】全国的に100ミリを超える集中豪雨の発生回数が増加する中で、計画規模を超える降雨に対し、ソフト対策の必要性が益々高まっている。
    【委員】
     ソフト対策の効果的な運用や、地域住民が主体となる地域自主防災活動を促進するため、府や市町がいかに支援していくかが重要である。
    【委員】
     ハード整備のレベルによって、ソフト対応のあり方が変わる。家族会議や地区毎の避難ルートを決めておく等、日頃から地域で考える事が重要。行政が指示するのではなく、住民が連携を図って進め、行政がサポートするのがよい。
    【事務局】
     雨量・水位データや水防警報等の情報はインターネットやデジタル放送で発信しているが、まだ一般の方々に十分に知られていない状況もある。今後PRしていくことが重要と認識している。
  • 親水性について
    【委員】
     住民には、治水面での安全性を確保しているという前提で、親水整備を行うという説明が必要である。
    【委員】
     福知山には、子供達が改修後の川のイメージの絵を描いたり、親子で1年かけて育てたホタルを川に放す等の取組みをしている地域がある。こうした取組みにより、川への親しみは増し、環境を守る意識も高まるので、もっと増えれば良いと思う。
  • 水質について
    【委員】
     平成15年以降に悪化の傾向が見られるが、その要因は何か、また、その対策の必要はないのか。
    【事務局】
     平成16年の23号台風により流域が非常に荒れ、汚濁物質の流出が生じたのではないかと考えられる。その後年々回復している。
    【委員】
     河川管理者だけで問題解決を図られない水質や森林保全などについては、環境や農林部局との連携を計画に盛り込むべきである。

今後

  • 今後、国及び市町等関係機関との協議を進め、今回の意見を踏まえて河川整備計画原案を作成。
  • 次回検討委員会では、河川整備計画原案について審議を行う。

お問い合わせ

建設交通部河川課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-432-6312

kasen@pref.kyoto.lg.jp