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第9回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会

第9回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会の開催結果

開催日時

平成20年1月27日(日曜日)午後1時から3時まで

場所

京都府宮津総合庁舎 会議室

出席者

【委員】 5名(4名欠席)
池田 有隣(京都工芸繊維大学名誉教授)
川合 茂(和歌山工業高等専門学校教授)
黒川 直則(京都府立総合資料館嘱託研究員)
田中 俊文(公募委員)
森田 愛子(公募委員)
(欠席委員)
池上 甲一(近畿大学農学部教授)
東山 憲行(宮津市立府中小学校教諭)
槇村 久子(京都女子大学教授)
村岡 洋子(京都短期大学名誉教授)
【一般傍聴】 なし
【府関係者】 15名
【関係市町】 1名

議事

主な発言内容

  • 川上谷川水系河川整備計画原案について
    【委員】
     8ページ「河川の適正な利用及び流水の正常な機能の維持に関する目標」において、「流水の正常な機能が維持されるよう努める」とは、具体的にどのようなことを行うのか。
    【事務局】
     本河川では渇水被害がなく、良好な水利用が行われていることから、引き続き雨量・水位等の観測とそのデータの蓄積に努めていきたいと考えている。
    【委員】
     11ページ「河川工事の施工により設置される河川管理施設の機能の概要」において「みお筋をつけることにより川の流れに蛇行を生じさせ」とあり、その場合、現状の蛇行特性が問題となると考えるが、具体的にどのようにしていくのか。
    【事務局】
     河床掘削にあたり、河床を平坦にするのではなく、みお筋をつけることにより、流れや水際に変化をもたせようとするものであり、みお筋のつけ方については、今後、現状の河道状況を踏まえながら検討していきたい。
  • 野田川水系河川整備計画原案について
    【委員】
     例えば、12ページからの「河川工事の施工により設置される河川管理施設の機能の概要」において、加悦奥川では「蛇行」、「瀬」、「淵」の語句はないが、岩屋川では「蛇行を生じさせ、瀬や淵が創出される」となっているなど、表現の違いがあり、整合を図るべきである。
    【事務局】
     御意見のとおり整備内容の表現を合わせるよう検討したい。
    【委員】
     10ページ「河川環境の整備と保全に関する目標」において、「歴史的建造物の町並みの景観に配慮」と記載されているが、「石積みにするなど」というように具体的に表現することにより配慮している内容が活きてきて、一般の方にも理解されやすいと思う。
    【事務局】
     12ページ「河川工事の施工により設置される河川管理施設の機能の概要」で「石積み」という言葉がいきなり出てくると唐突な感じがするので、10ページの目標の中で「石積み」につながるような語句を追加したい。
    【委員】
     近所の川で間伐材と石を使った木工沈床工事が行われている。間伐材を使用すれば、山林の保全にもつながるので一石二鳥であり、採用してはどうか。
    【事務局】
     施工段階で活用できる場所を検討したい。
  • 両水系の河川整備計画原案について
    【委員】
     二つの原案を比較した場合、「河川巡視」や「水質調査」などの語句について差異が見られる。表記の違いによって誤解が生じないように留意してもらいたい。
    【事務局】
     基本的には両河川に大きな違いはないので、表記内容については見直したい。
    【委員】
     文末の書き方で「何々を図る」「努める」「行う」の使い分けは難しく、状況に応じて使い分ける必要はあるが、一般の方が読んだ時に違和感がないようにされたい。
    【事務局】
     全体を通して見直したい。
    【委員】
     両水系の16ページ第3章「その他河川の整備を総合的に行うために必要な事項」において、ソフト面のことが多く記載されており、地域の住民と連携して行うという点は評価できると思う。また、農地・水・環境保全向上対策事業などで肥料や農薬の量が制限されてくるので、水への影響が少なくなることが非常に期待される。
     さらに、同じページの「健全な水環境に向けた取り組み」に関連して、農地対策や森林整備の補助金等は、縦割りの事業となっているが、地域にとっては、これらを一本化してコーディネートするようなところが市町村の中にあればいいと思う。
  • とりまとめ
    【委員長】
     野田川水系及び川上谷川水系河川整備計画原案の骨子について、各委員の理解が得られた。文章表現など細部に係る微調整の最終確認は、時間的な関係から委員長に一任することで了承をいただき、今後、河川整備計画案を作成するため、住民意見聴取に移っていくことでよろしいか。
    【各委員】
     了解。

今後

  • 今後、原案に対する住民意見聴取を行い、河川整備計画案を作成する。
  • 次回委員会では、住民意見の報告と河川整備計画案の審議を予定。

お問い合わせ

建設交通部河川課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-432-6312

kasen@pref.kyoto.lg.jp