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第14回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会

第14回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会の開催結果

開催日時

平成23年2月6日(日曜日)午後1時30分から4時まで

場所

京都府福知山総合庁舎

出席者

【委員】 8名(1名欠席)
池上 甲一 (近畿大学農学部教授)
川合 茂 (舞鶴工業高等専門学校教授)
黒川 直則 (京都府立総合資料館嘱託研究員)
田中 俊文 (公募委員)
藤本 英子 (京都市立芸術大学准教授)
槇村 久子 (京都女子大学大学院教授)
村岡 洋子 (京都短期大学名誉教授)
森田 愛子 (公募委員)
(欠席委員)
東山 憲行 (京都府総合教育センター北部研修所研究主事兼指導主事)
【一般傍聴】 無し
【府関係者】 9名
【関係市】 2名
【報道関係】 1名 

議事

結果

  • 河川整備計画(案)について概ね了解を得た。なお2月18日(金曜日)を目途に各委員から意見をいただき、修正案を委員長に内容を確認していただいた後、整備計画(案)のとする。
  • 今後の委員会については、二級河川の36水系の内、優先度の高い河川(事業中の河川や洪水時に甚大な被害が発生する恐れのある河川)から、その河川整備計画に係る検討を順次進めることとし、現在事前準備を進めている6河川(伊佐津川、高野川、竹野川、佐濃谷川、久美谷川、栃谷川)のうち基本方針が策定された河川から検討を始める旨報告し、了解を得た。

主な発言内容

  • パブリックコメント及び関係機関との事前協議結果について
    【委員】
     国からのデフレーター、社会的割引率の取り扱い通達に基づく費用対効果の再計算について、 宮川・牧川・大谷川は見直しているが、和久川、相長川が変わっていないのはなぜか。
    【事務局】
     デフレーターは過去の費用・便益の現在価値化にかけるため新規事業の和久川、相長川は修正がない。大谷川も新規事業だが浸水家屋数を再精査した結果、値が変わっている。
  •  由良川下流圏域河川整備計画(案)について
    前回第13回委員会意見と事業協議結果を踏まえ修正した整備計画(案)の説明。
    【委員】
     本文6ページの下から3行目に自助・共助だけではなく「公助」が必要ではないか。また、5ページの既住水害一覧で砂防課で意見のあった平成21年の洪水が由良川本川では顕著なものではないことから、一覧に入れないとの説明であったが、近年の局地的、集中的な降雨状況を考えると追記すべきではないか。
    【事務局】
     「公助」という言葉は加える。平成21年の降雨については、再度検討させていただく。

    【委員】
     流量配分図をもう少し見易くしていただきたい。由良川本川、支川も水色に着色して図中の河川名の位置を統一すると見やすくなる。
    【事務局】
     流量配分図の河川部はすべて水色とし、対象区域を濃くするなど分かるようにする。

    【委員】
     整備計画の目標に関して、地球温暖化の影響もあり想定できない状況が今後起こりうる。書き方を工夫した方が良いのではないか。
    【事務局】
     地球温暖化による想定外の集中豪雨対策については、10ページの「さらに…」以降で少し表現しているが、委員の意見を踏まえもう少し充実した表現としたい。

    【委員】
     16ページ牧川の注釈について、流域面積が広いのは確率規模評価と無関係ではないのか。
    【事務局】
     牧川流域では、圏域内の他の流域に比べ、1時間最大雨量が40ミリを越える箇所が多く、降雨強度も他よりも大きかったと想定される。
    【委員】
     「降雨強度が大きく、強雨の継続時間が長い」と記載すべきである。

    【委員】
     全国的な気候変動に対するコメントはあるのか。
    【事務局】
     非常に短い時間で強い豪雨が降るとか、同じ地域に集中して豪雨が継続するという状況が頻発している。こういった状況に対しては、ハード整備で対応することは難しく、方向性を示せれば良いと考えている。府としても集中豪雨等に対する対応として、流出抑制、山の保水等も考慮し、流域内で連携して対応する必要があると考えており、現状と課題や目標のところで、表現をさらに考えたい。

    【委員】
     10ページでは平成16年台風23号と同規模は10年に1回としているが、16ページの牧川では30年に1回とされている。注釈を入れているが、非常に理解しにくい。
    【事務局】
     圏域全体としては概ね確率10分の1であるが、個々の河川をみると確率規模が異なり、牧川では確率30分の1となっている。牧川の記述の方をもう少し検討したい。
    【委員】
     「地域によって違いが出てくる」という表現で良いのではないか。

    【委員】
     降雨量何ミリ、継続時間は何時間という記述があると分かり易いのではないか。
    【事務局】
     書き方を検討する。
    【委員】
     平成16年台風23号洪水は由良川本川では確率10分の1ではなくもっと大きい。本整備計画の対象河川でみると確率10分の1ということでよくないか。専門用語はそれぞれ意味をもっているため、正しく示す必要がある。

    【委員】
     目標は具体的な数値が欲しい。また、26ページの「河積の確保」という言葉は分かりにくい。
    【事務局】
     「河川断面の確保」とする。

    【事務局】
     整備計画(案)に対して、2月18日を目途に各委員から意見を頂きたい。その結果を踏まえ、最終案を作成し、委員長に内容確認後、各委員に報告することとしたい。
    【各委員】
     了承。

今後

  • 今回審議した整備計画案を基に、由良川下流圏域河川整備計画の決定に向けた事務を進める。
  • 委員会としては、今後二級水系の審議を行う。

お問い合わせ

建設交通部河川課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-432-6312

kasen@pref.kyoto.lg.jp