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第15回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会

第15回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会の開催結果

開催日時

平成23年9月17日(土曜日)午前10時30分から4時まで

場所

京都府綾部総合庁舎及び現地(伊佐津川流域)

出席者

【委員】 7名(2名欠席)
池上 甲一 (近畿大学農学部教授)
川合 茂 (国立舞鶴工業高等専門学校名誉教授)
黒川 直則 (京都府立総合資料館嘱託研究員)
田中 俊文 (公募委員)
藤本 英子 (京都市立芸術大学准教授)
槇村 久子 (京都女子大学大学院教授)
森田 愛子 (公募委員)
(欠席委員)
東山 憲行 (京都府総合教育センター北部研修所研究主事兼指導主事)
矢島 正枝 (成美大学経営情報学部教授)

【一般傍聴】 3名
【府関係者】 11名
【報道関係】 1名

議事

結果

  • 伊佐津川水系の概要及び現況と課題を説明後、現地において、河川の利用状況等を確認した。

主な発言内容

  • 河川利用について
    【委員】
     上流の親水施設について、どのように利用・管理されているのか。
    【事務局】
     主に夏期の利用であり、冬期の利用はない。綾部市内の幼稚園がバスで訪れ水辺遊びをしている。管理は地元で行っている。
    【委員】
     施設の構造はどのようなものか。灌漑用水の取水機能も持ち合わせるのか。
    【事務局】
     堰板を設置して水位を確保している。取水施設ではない。
  • 河川の維持管理について
    【委員】
     米田川の未改修区間に草の繁茂しているところがあるが、維持管理はどうなっているのか。
    【事務局】
     河道内は環境面、治水面に考慮し、植生を残している箇所もある。 
  • 伊佐津川の堤防補強について
    【委員】
     堤防補強のドレーン工について詳細を説明いただきたい。
    【事務局】
     堤防調査により漏水の恐れのある箇所について、遮水矢板工を施工し、ドレーン工により堤体内に含まれる浸透水の速やかな排水を図っている。 
  • 河川情報の提供について
    【委員】
     河川情報の提供について詳細を説明いただきたい。
    【事務局】
     水防法に基づき伊佐津川を「水防警報河川」、「水位周知河川」に指定し、河川水位情報等を分かりやすいかたちで関係水防管理者等に通知している。今後は、市町村と一体となって避難体制を構築できるような努力が必要であると考える。
  • 沿川の土地利用について
    【委員】
     土地利用について、浸水被害が起こりやすいところでの宅地造成が行われる場合、市との調整は図れているのか。
    【事務局】
     都市計画法では、治水安全度が著しく低い箇所については市街化区域に出来ないようになっていて、市街化調整区域の設定時には、河川管理者も確認している。
  • 今後の河川整備について
    【委員】
    都市化の進展により流域の遊水機能が減少している状況の中、今後はどのような取り組みを行なっていくのか。
    【事務局】
     今後は50年に1度の雨により想定される洪水を安全に流下させることを将来目的とし、段階的に整備を進めていく予定である。
  • 河川環境の現状について
    【委員】
     魚類調査結果で、下流で個体数が増加し、上流で減少している理由はなにか。
    【事務局】
     工事を行ったかどうかなどを確認し、次回報告する。
    【委員】
     農業用水について、利水量の経年的な変化はあるか。
    【事務局】
     利水量は水利権の届出時の値である。灌漑面積の減少に伴い、使用量は減少している可能性はある。
    【委員】
     河道の縦断方向の連続性の確保とはどういうことか。
    【事務局】
     魚道整備など上下流の連続性確保を考えている。

今後

  • 今後、伊佐津川水系河川整備計画の策定に向けた事務を進める。

お問い合わせ

建設交通部河川課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-432-6312

kasen@pref.kyoto.lg.jp