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第17回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会

第17回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会

第17回由良川水系・二級水系河川整備計画検討委員会の開催結果

開催日時

平成24年5月14日(月曜日)午前11時10分から午後5時

場所

京都府丹後振興局宮津庁舎及び現地(竹野川流域、京丹後市)

出席者

【委員】5名(4名欠席)
池上 甲一(近畿大学農学部教授)
川合 茂(国立舞鶴工業高等専門学校名誉教授)
田中 俊文(公募委員)
森田 愛子(公募委員)
矢島 正枝(成美大学経営情報学部教授)
(欠席委員)
黒川 直則(京都府立総合資料館嘱託研究員)
東山 憲行(京都府総合教育センター北部研修所研究主事兼指導主事)
藤本 英子(京都市立芸術大学教授)
槇村 久子(京都女子大学大学院教授)

議事

二級河川竹野川水系の概要(PDF:2,093KB)
二級河川竹野川水系の現地調査

竹野川水系の概要を説明した後、現地で河川の現況や利用状況等を確認した。

 

主な質疑等

【委員】
 説明の中で火山灰が堆積している所があるとのことだが、火山はどこにあるのか。
【事務局】
 大昔の噴火。活火山は丹後地方には今はありません。
【委員】
 あまり岩とか見当たらないが、古い地質も細かいような土なのか。
【事務局】
 竹野川の流域は、多くが花崗岩になります。風化しやすい岩で、風化が進むと真砂土になります。
【委員】
 洪水のときの濁りは茶色い濁りか。
【事務局】
 はい。風化進むと土砂が川へ流れ、たくさん堆積するという傾向にあります。
【委員】
 竹野川水系は、国営農地開発が大規模に行われた所だと記憶している。鳥取川上流の方に確か開発農地があったと思うが、集水域の森林地帯が丹後国営の農地に変わったことで、鳥取川で出水がどのように変わったかという調査をしていたのかどうか。また、河口の間人の漁港で、出水のときの濁りの影響などがあるのかどうか。
【事務局】
 鳥取川では流量観測をしていません。変化の具合が分かるかどうかも含めて、資料を確認します。
丹後半島では海岸事業もやっていますが、基本的に海流は西から東に流れてきますので、それほど間人自体に、影響がないと思われます。
【委員】
 上流から南下して、大きく湾曲して間人の方に流れていく。どんな地形になっているのか。
【事務局】
 丹後半島はもともと隆起した山地で、岩滝町あたりに尾根があります。そこが分水嶺となっており、竹野川はいったん南に流れるのだけれども、分水嶺に当たって低い方へということで北転しています。
【委員】
 兵庫県では御津町室津という所がカキで有名で、宍粟(しそう)の山に植林したりしている。竹野川の流域でそういう取り組みはあるのか。
【事務局】
 特に自然環境に着目した団体というのは聞いていません。竹野川は非常に自然河川らしく、あまり開発の手は入っていません。
【委員】
 竹野川は日本海側特有の出水形態になっているのかどうか。
【事務局】
 丹後は東北・北陸型ではないと思われます。東北・北陸型、北海道は、一番水が定常的に多いのは融雪期。それに対して、丹後半島は梅雨とか台風型で、どちらかというと融雪出水で出水したというのはあまりなく、ここ近年は全部いわゆる5月から9月、10月の台風、梅雨、秋雨、そういうものと絡んだ出水形態で被災が出ています。
【委員】
 地域特性と河川の出水との関連を知りたかった。梅雨期の雨の降り方、それが川へ出てくるスピードは融雪期とは全く違うわけだから、その辺の特性がどうなのかなと思った。
【事務局】
 逆に利水系でいくと融雪というのは非常に貴重になります。

今後

竹野川水系河川整備計画の策定に向けて、事務を進める。

お問い合わせ

建設交通部河川課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-432-6312

kasen@pref.kyoto.lg.jp