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第33回京都府中山間ふるさと保全委員会の議事要旨

1 開催日時

平成25年3月14日(木曜日)13時30分から17時まで

2 場所

ホテルルビノ京都堀川「ひえい」

3 出席者

星野敏委員長、中村貴子委員、濃野二三男委員、深町加津枝委員、三宅康仁委員

4 議題

<第1部>

  1. 平成24年度活動の報告について
  2. 平成25年度活動計画(案)について
  3. 平成25年度企画公募型ふるさと保全活動について

<第2部>

平成24年度企画公募型ふるさと保全活動の報告

5 概要(委員からの主な意見・質問)

<第1部>

  • 教育実践パートナーシップ活動(H25新規)について
    Q.要望が多く、農村振興課予算を超過した場合の対応は。
    A.振興局の予算も取り入れ、工夫しながら対応したい。
  • マイクロ水力発電について
    Q.マイクロ水力発電の技術の蓄積、実例は。良い取組と考え、今後も推進していただきたい。
    A.庁内3地区で設置(京丹後市延利、南丹市芦生、京丹波町仏主)。
    芦生地区については南丹局で設計、施工し、1.3kwの発電で、山の家の照明として利用。地域づくりの一環、環境への啓発活動として活用。
  • 農家民宿の推進について
    Q.農家民宿への宿泊をきっかけに定住に繋がるケースがあると考える。府を挙げて農家民宿の開業を推進してほしい。府の考えを教えてほしい。
    A.府内で43軒確認登録されている。年々登録が増え、2軒(H22年)、14軒(H23年)、12軒(H24年)と急激に増加している。

振興局地域づくり推進室でワンストップ窓口を設け、開業希望者と一緒に関係機関へ調整手続きを実施。
特に命の里事業実施地区では、食品衛生法等の規制が緩和措置されることもあり、年々増加している状況。明日の「京都村」づくり事業でも推進していきたい。

  • 女性のポジションを大切に
    女性からの声として、地域で組織を設立しても人数合わせだけで、評価されず役割がないといった声をよく聞く。組織が上手く運営されるためには、女性の存在、意見を大切にし、ポジションを明確に位置づけて欲しい。

平成25年度企画公募型ふるさと保全活動について、各広域振興局から新規地区を中心に報告(府内29地区で実施)

  • 総括
    1.企画公募型ふるさと保全活動は地域の想いが詰まっている。金額の大小にかかわらず、価値がある。
    2.情報発信については、地元では限界があり、行政の支援が必要。
    3.キラリと光るアイデアを大切にしながら、外側(行政)からの支援が必要。
    4.「古屋でがんばろう会」のような外部の自主応援組織の立ち上げが他地域でも広がっていけば理想。
    5.農地・水活動組織と連携の上、工夫しながら取り組んでいくことも必要。


<第2部>

平成24年度企画公募型ふるさと保全活動の報告

糠塚環境保全会(宇治田原町)、広野・大簾活性化委員会(京丹波町)、北山農作業等受委託組合(福知山市)、伊根ホ゛ランティア&フート゛ツアー実行委員会(立命館大学)から取組発表

  • 広野・大簾活性化委員会(京丹波町)
    事業が地域を引っ張っている。村づくり組織と農家組合の連携が図られ、良い取組をされているが、今後は非農家も一緒に取り組んでいくべき。
    ふるさと応援隊の活動は、自主財源づくりを視野に入れており素晴らしい。
  • 広野・大簾活性化委員会(京丹波町)
    Q.2集落の連携の取組は素晴らしい。地元の資源、農産物を活用した取組の企画・アイデアのアドバイザーはいるのか。
    A.地元の活性化委員会の中で、検討の上、実施。
  • 伊根ホ゛ランティア&フート゛ツアー実行委員会(立命館大学文学部)
    Q.商品の事業化を検討されているか。
    A.地元の方から地域食材を売り出してほしいとの要望もあり、最近大学と連携し販売している「ランチパック」の商品化(例:九条ネギとのコラボ)を目指している。
  • 企画公募型ふるさと保全活動に取り組んだ効果、地域の変化は
    <糠塚環境保全会(宇治田原町)今西氏>
    これまでできなかった土手の補修、水路の清掃などできた。

<広野・大簾活性化委員会(京丹波町)片山氏>
この事業のお陰で、これまできなかった集落間の繋がりができた。獣害柵設置により被害が少なくなった。

 

<北山農作業等受委託組合(福知山市)足立氏>
府の勧めもあり、農家民宿を開業(足立代表開業)。そば打ち、コンニャクづくり体験、農作業体験など行っていただく予定。

<伊根ホ゛ランティア&フート゛ツアー実行委員会(立命館大学文学部)久保田氏他3名>
地元の方からは、地域内に若者がいない中、学生と交流ができ、嬉しいとの声をよく聞く。
地元の方の暖かさに感謝し、当地でのボランティア活動の良さを知り、東北地方の被災地へボランティアへ出向いている人もいる。
本事業を活用しながら、さらに活動を展開していきたい。

お問い合わせ

農林水産部農村振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-5039

noson@pref.kyoto.lg.jp