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平成27年度京都府中山間ふるさと保全委員会の議事要旨

1開催日時

平成28年3月22日(火曜日)9時30分から11時30分

2場所

ホテルルビノ京都堀川 アムールの間

3出席委員

星野委員長、中村委員、濃野委員、湯浅委員

4議題

  1. 平成27年度活動の報告について
  2. 平成28年度活動計画(案)について
  3. 平成28年度企画公募型ふるさと保全活動について

5概要(結果および主な意見)

1.平成27年度活動の報告について

<質疑応答>

Q:伊根町での神戸大学と連携した活動について、連携に至った経緯は。

A:神戸大学出身の住民を通じて大学との連携が生まれた。地域の空き家を活用しながら学生に長期滞在をしてもらい、地域の活性化に係る活動に繋がっている。

 

Q:大学との連携を普遍的なものにするための方策はあるか。

A:課題としては、学生の移動に係る費用の支援や、学生の入れ替わり、地域が抱える問題も異なり、継続的な連携をしていくための仕組みづくりを今後考えていく必要がある。

 

Q:活動には若い力が入ることが重要だが、そのような事例はあるか。

A:例えば、丹後の活動は若い女性が中心で活動しているものがある。新たな活動のきっかけとして、本事業を活用されている。

 

2.平成28年度活動計画(案)について

<質疑応答>

Q:さとボラ等の活動の実施件数の推移はどうか。

A:平成26年度と平成27年度を比較しても、ほぼ横ばい。

 

 

Q:新年度の活動の特徴は。

 

A:事業には変更はないが、事業を通して活動のきっかけづくりをし、活動後は中山間直接支払制度等の活用で活動を継続させ、また、まだ活動ができていない地域への取組推進を図っていきたい。

 

<意見>

  • 活動終了後のフォローが重要であり、そういったノウハウを京都府でも蓄積するべき。
  • 単年度事業を3年実施するイメージではなく、3年継続して活動をするということが重要。
  • 様々な事業間で情報共有・連携し、地域活動を継続させていくことが重要。
  • 中丹管内では何の事業にも取り組んでいない地域を把握し、そういった地域を解消していくようにしている。

 

3.平成28年度企画公募型ふるさと保全活動について

山城管内

<質疑応答>

Q:茶体験では参加費はあるのか。また募集方法はどのようにするのか。

A:参加費は取らない。募集はチラシを配布したり、別のイベントで宣伝をしたり、口コミで広がったりする。

 

南丹管内

【大内カブラプロジェクト(南丹市)】

<質疑応答>

Q:アジア協会が活動に加わっている経緯は。

A:アジア協会のメンバーで京都出身の方がいて、京野菜を使って、京都をより活性化しようということで加わり、商品の販路拡大の方法を地域に伝授する役割を担われる。

 

 

Q:自然学校とは。

 

A:子どもに生き物等の自然を見せる活動のこと。

 

<意見>

  • 大内カブラが廃れた経緯等を把握することでより活動のヒントになる。

 

【下地区伝統産業保存会(南丹市)】

<質疑応答>

Q:炭焼きの材料は何か。

A:木を切り倒せる地域住民が中心となって間伐し、それを材料にしている。

 

Q:できあがった炭はどのように活用するのか。

A:製品として販売等していく。

 

【住みよいむらづくり協議会(南丹市)】

<意見>

  • 地域の良さを再確認し、自己評価することを目標に活動してほしい。
  • 大学生との連携を通して、地域の資源の教科書づくりができると良い。
  • 映像等で残すと、地域の人が関心を持って見ることができ、また著作権等の問題がなければSNSで配信しても反響が大きい。

中丹管内

【戸奈瀬町営農組合(綾部市)】

<質疑応答>

Q:直売所のニーズ調査は誰を対象にするのか。

A:直売所の客やイベントの参加者を対象に実施する。

 

<意見>

  • 具体的に商品開発をしていくのであれば、府の6次産業化アドバイザーを活用するもの良い。また、地域で作れるものを作るだけではなく、商品として売れるもの作ることが重要。

 

【神崎あぜみちの会(舞鶴市)】

<質疑応答>

Q:らっきょうは作業量的には栽培しやすい作物か。

A:地域の女性を中心に栽培しているが、まだ面積が小さく、今は除草等を手作業で実施しているが、面積を拡大するのであれば、ボランティアの導入や除草剤の使用について地域で話し合われていく。

 

<意見>

  • 鳥取でもらっきょう栽培が盛んに実施されているが、商品にすることを目的に始めたのではなく、農地を荒らさないためだった。今回の取組もこのようなストーリーがあって良い取組。

丹後管内

【琴引浜ガイド シンクロ(京丹後市)】

<意見>

高校生同士の交流は面白い。漁村・漁場の保全等がテーマに入っていればなお良い。

 

【セヤノコ(宮津市)】

<質疑応答>

Q:新しい獣害対策を実施するようだが、専門知識を持った住民がいるのか。

A:元学校教師が地域にいて、その方から指導を受ける。

 

Q:額が45万円だが、補助額の差額はどのようにするのか。

A:自己負担とイベント参加費でまかなう。

 

 

【全体・総括】

  • 地域づくりはストーリーが大事という話があったが、活動の的を絞って実施されると地域のまとまりも生まれやすい。
  • 市町村とうまく連携すると、地域活動の継続につながる。
  • 地域活動は継続性が重要。成功事例の検証をしてほしい。
  • 活動が止まっている地域に目を向けて、本事業の目的である地域の新しい取組の掘り起こしをしてほしい。

 

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農林水産部農村振興課

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