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第2回新・京都府営水道ビジョン検討部会の議事要旨

1開催日時

令和3年10月20日(金曜日)午後2時30分~午後4時30分

2場所

京都ガーデンパレス2階「鞍馬」

3出席者

【委員】

西垣部会長、池淵委員、越後委員、小林委員、佐藤陽子委員、田野委員、平山委員、山田委員

【事務局】

府民環境部長、公営企業管理監ほか

4開催結果の概要

○新ビジョンの基本理念や10年後のあるべき姿、構成などについて意見交換が行われた。
○第11回経営審議会で部会での検討状況を報告することを確認した。
○第3回部会では、計画期間目標に対する取組方策について具体的に議論していくこととなった。

5主な意見

<現行ビジョンの取組状況について>

○課題について、この期間に達成できなかったものなのか、新たに発生したものかが分かるように記載した方がよい。

○取組の成果や課題にはそれぞれ重要度があると思うが、より重要なものについてどれだけ達成できたのか、できなかったのかを評価することが大事。

<ビジョン構成案について>

○40年後の見通しは確かに不確実ではあるが、これは予測するものではなくてデザインするもの。そういった想いがビジョンに込められるとよい。

○この10年で解決が困難な課題を、更に次の10年につながるものとなるように、課題や取組の整理ができるとよい。

○府営水道ビジョンは今後10年間を扱うものとなるため、府と受水市町の範囲で検討を行うとしても、長期的には周辺市町のことも踏まえた記述があってもよいのでは。

○10年後の目指す姿を実現するために目的と取組の関係性を明確にして記載するほうがよい。

○定期的な意見交換会の実施など、普段から業務として当たり前のようにやっていることも、明文化しておくことが大事であり、取組方策に具体的に記載した方がよい。

○府営水道の最終ユーザーは府民であるという観点をビジョンでも示して、市町と連携し、しっかりPRしていく。そして、府と受水市町と住民が一緒に京都の水道文化を創っていくというものになれば理想。(水道の浄水技術は「文明」であり、災害や事故に備えて水を備蓄しておこうといった人の考えや行動が「文化」。)

○文化の醸成には、水が安心・安全に供給されるしくみやそのための努力が利用者に見えることが必要で、認識を深めてもらえるような広報が重要。

○料金水準によってリスク対応や取組の充実度が異なってくる。単価上昇の許容範囲内で課題解決するには取組の優先順位付けが必要であり、今後検討が必要。

○消費者にとって、府営水道がバックアップしている水道の体制は大変安心感がある。

○人材確保や危機管理を強化する上でも、更に連携を進めていって欲しい。

○府のイニシアティブと受水市町間の意見交換は車の両輪。府がイニシアティブを取りながら、受水市町間で有意義な話し合いが出来る状況を作って行くことが大事。

○建設負担水量の調整は、これを解決してやっと府営水道が本来の意味での一元化、統一化を図れるという重要かつ難しい課題である。

○水道DXやIcTは業務改革が大前提であり、システムを導入すれば便利になるというものではないが、しっかり研究しておくことは大切。

<10年後のあるべき姿について>

○手段に関する表現が抽象的であり、もう少し具体的に描いた方がよいのでは。また、持続可能な水道事業の維持には、「施設の適正規模と配置」以外の視点もあるのでは。

○人材確保についても、触れておいた方がよいのでは。

○水道事業は、将来縮小に向かっている産業であり、若者は就職先に選ばない。将来的な事業の広がりがないと人材確保は困難なままなので、理念としてこうした点が示せるとよいのでは。

○より具体的に書けるよう受水市町との議論を深めて頂き、それを受けて部会でも引き続き検討をしていければよいのでは。

6添付ファイル

 

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