令和7年度京都府産業教育審議会の議事要旨
1開催日時
令和7年9月3日(水曜日)午前10時から12時まで
2場所
京都ガーデンパレス
3出席者
【委員】
上田 雅弘会長、湯川 佳秀副会長、田宮 究委員、牧 克昌委員、棟方 渚委員、西野 佐弥香委員、山根 徳子委員、西川 俊子委員、田村 真二委員、青山 恵則委員、安達 公克委員、上林 秀行委員、小瀬 康行委員
(2名欠席)
4議題
(1) 開会
(2) あいさつ
(3) 協議
ア 職業学科の魅力化の推進について
イ その他
(4) 閉会
5審議内容(結果及び主な意見)
- 生徒が自らの将来像を具体的にイメージできるようにするためには、企業が学校に出向いて、生徒に直接話したり、技術指導をしたりすることが必要である。企業と学校を継続的に結ぶために、中学・高校・企業・大学をつなぐ連携コーディネーターを配置し、学校がマネジメントする仕組みづくりをできるとよいのではないか。
- 職業学科の高校を卒業しても、大学や専門学校に行く生徒が多いので、将来、高校を出て就職したらどうなるかの具体的なイメージを持てるようにすること、そして企業側も高卒の人を採用する体制をつくることが重要である。
- 高校を卒業してすぐに就職しても、団体行動が苦手で社会に溶け込めない子もいるので、大学や専門学校で先生の助言を受けながら進路方針を決めていくとよいのではないか。
- 実際、中学生は設備や制服等表面的な部分で学校を選んでいる人も多いのではないか。中小企業も同じだが、それでは魅力的に映らないので、そういった観点からの対策も検討・改善するべきである。
- 中学生が高校のホームページにアクセスするように誘導することが必要である。例えば、キャリアコンサルタント的な人たちが高校の検索の仕方や魅力の見出し方を説いて回るのはどうか。
- 中学生の中には職業学科に特化してしまうことへの不安から普通科を選ぶ子がいるので、実際に職業学科の先生から話を聞いたり、出前授業を受けたりすることに加えて、生徒の指導にあたる教員も職業学科のことを学ぶことが必要である。
- それぞれの職業や分野に合わせた魅力ある科目づくりをしてほしい。
- 小学生の頃の陶芸や田植え等の原体験が将来の職業選択につながることもあるので、産業・職業学科と小学校の総合教育を連携させるのはどうか。
- 専門性に特化してしまうことで潰しが効かなくなることを恐れる生徒がいるので、そうした生徒を受け止め、不安を取り除くことは大事である。
- 企業の魅力がもっと高校生にも伝わるような取組が必要である。
- 外国人労働者が増えてきている中で、農業を頑張れる人材の育成が求められてきている。各業者の厳しさを踏まえ、地域企業や行政機関と協力して取り組んでいきたい。
- 施設設備にかける予算が少なすぎるので、企業等からの支援も受けながら、施設整備を早く充実させるべきである。