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平成17年度第2回京都府公共事業評価審査委員会の議事要旨

1 開催日時

平成17年11月2日(水曜日)午後1時00分から午後5時10分まで

2 場所

現地調査

3 出席者

「京都府公共事業評価審査委員会」委員
吉川委員長、青山委員、加賀山委員、佐藤委員、深町委員(瀧委員、芝池委員は欠席)

【事務局】
(南丹広域振興局)農林商工部長、建設部長(南丹土木事務所長)ほか
(本庁各課)各事業担当ほか

【傍聴者】1名

4 内容

 (1)主要地方道茨木亀岡線 幹線道路改良事業(亀岡市東別院(ひがしべついん)町)
 午後2時05分から午後2時25分まで

(主なやりとり)

・(委員)児童がこの道を通学するという小学校の在校生数は何名か。
→(南丹土木)70人程度。

・(委員)全国的に公立小中学校の統廃合が進んでいるなかで、この地域の見通しはどうか。
→(南丹土木)具体的には聞いていない。この先には団地もある。

・(委員)ここを歩く子供達の安全に対する工夫は何か考えているか。
→(南丹土木)片側に歩道を設置する。
→(別の委員)子供達はトンネルを通ることになるのか。
→(南丹土木)トンネル内の歩道を通ることになる。

・(委員)学童以外の歩行者はあるのか。
→(南丹土木)あまりない。

・(委員)今ある道を広げるとか、トンネル以外の考え方はないか。
→(南丹土木)現道の拡幅も検討したが、急カーブとなり、設計速度が前後と連続しない。交通安全上問題があると判断し、トンネル案を採用している。
→(委員)交通安全はわかった。事業費の比較はどうか。
→(南丹土木)大きく山を切り込むため、残土処分費が高額になり、全体でもトンネルの方が安価となる。
→(道路建設室)試算は設計速度を前後で一定にした場合の計算であり、詳細は委員会で説明する。

・(委員)現地を見て大型ダンプが多いのはわかった。将来もこの交通量が見込まれるのか。
→(南丹土木)採石場は、今後10~20年は操業を継続すると聞いている。

・(委員)茨木亀岡線とつながっている今通ってきた枚方亀岡線の改良はどうなっているのか。
→(南丹土木)別途事業中である。

・(委員)茨木亀岡線の大阪府側での状況は。
→(南丹土木)整備が進んでいる。

・(委員)工事の残土の処分方法は。
→(南丹土木)公共工事間で流用することを基本としている。京都府以外にも、市や、国営ほ場整備、JR等と協議をしている。
→(委員)それでも費用が高額になるということか。
→(南丹土木)運搬費がかかり、受け入れが無料でも工事費は無料とならない。

・(委員)環境にとっては、結局トンネルの方が良いということか。
→(南丹土木)そう考えている。

・(委員)未買収地に関し、公図の確定状況はどうか。
→(南丹土木)境界未確定の土地は残り1権利者のみとなっている。買収に関しては、鋭意努力し、難しいのであれば法的手段を選択せざるを得ない。

 (2)一級河川菰(こも)川 広域基幹河川改修事業(亀岡市稗田野(ひえだの)町※)
 午後3時05分から午後3時25分まで

(主なやりとり)

・(委員)見たところ、この川にあまり動植物というのはいなさそうに思える。今の川は新しい川ができたらどうするのか。
→(南丹土木)工事残土で埋め立てを行い、廃川処理をし、隣接地主に払い下げる等の処理を行う。

・(委員)元の川が曲がっている。何か手を加えたのか。
→(南丹土木)特に手は入れていない。
→(別の委員)川というのは曲がり始めれば外側がえぐれ内側に土がたまるのでどんどん曲がっていく。

・(委員)改修後は、(国道橋付近を指し)そこに見えているような石張りをするのか。
→(南丹土木)橋の前後だけ石張りとして、あとは土と植生を基本で考えている。

・(委員)この川はどこからあふれるのか。
→(南丹土木)(計画平面図を広げ)今立っている場所より、もう少し上流のあたりからあふれる。

・(委員)(河畔の大きな木の方へ行き、感想を述べる。)大きな木があり、陰には日陰独特の生態系がある。また、農地と小川と集落で良い雰囲気の景観をなしている。

 (3)榧(かや)地区 経営体育成基盤整備事業(亀岡市本梅(ほんめ)町)
 午後3時35分から午後4時00分まで

(主なやりとり)

・(委員)個人経営の農地も一括して区画整理するのか。
→(南丹農林)そのとおり。

・(委員)この地域の農家には高齢者が多いのではないかと考えるが、集落営農組織において、農作業は一部の農家が行うのか。
→(南丹農林)そのとおり。

・(委員)集落営農組織に参加し、その一方で個人としても経営する、という人はいるのか。
→(南丹農林)そのような経営形態をとる人はいない。

・(委員)集落営農組織に参加する人は専業農家が多いのか。
→(南丹農林)亀岡市内や京都市へ通勤している兼業農家がほとんどである。

・(委員)ここの農地の所有者は、すぐ近くの集落の人か。
→(南丹農林)近くの人が多いが、別集落の農家の所有地もある。

・(委員)畦畔に石積みが使われているところがあるが、整備後はどうなるのか。
→(南丹農林)工事では取り壊すこととなり、整備後の農地畦畔に再度石積みをすることは計画していないが、水路への転用等の再利用について設計段階で検討していきたい。

・(委員)地区の整備順序は。
→(南丹農林)地形、道路整備、排水等を考慮して、順次下流から上流に向かって整備していく予定である。

・(委員)整備後の田と畑の割合はどうか。畑の方が多いのか。
→(南丹農林)本地域は良質米の産地のため、水田の方が多い。

・(委員)用水路の構造は。
→(南丹農林)基本はコンクリート二次製品となる。

・(委員)環境保全の方策は考えているか。
→(別の委員)環境保全型水路というものがあるように聞いているが。
→(南丹農林)用水路は漏水等の関係から三面張りとなるが、排水路については維持管理の負担は大きくなるものの、可能な限り底にコンクリートを張らない計画としている。

※「稗」の表記は、正確には「くさかんむり」に「稗」ですが、常用漢字に置き換えています。

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